10 21, 2007

プレイオフ是非論 その3


今年からセリーグも参加して、名前をクライマックスシリーズと変えて始まったプレイオフも、パリーグは日本ハムが、セリーグは中日が勝ち抜き、日本シリーズにコマを進めました。

でまあ、このブログでも過去に何度も取り扱った話題ですので、個人的には目新しさはないのですが、今年からセリーグの参加もあって、また賛否両論が出ておりますね。

ただどうも、何と云いましょうか、パリーグファンにとっては、さすがに慣れてきたこともあるのでしょうが、もっと冷静に、前向きに考えている気がしますが、今年から導入されたセリーグのファンと思しき人のブログや掲示板の意見では、パリーグが導入してからこの話題に首を突っ込んでいますのでそう感じるのでしょうが、以前にどこかで見た意見ばっかり、まるでデジャブ現象のような。(笑)

つまり、堂々巡りと言いましょうか、パリーグのファンが最初に感じた違和感、感情を今年はセリーグファンの方が述べている、と言った印象になります。


 
まあ、私のスタンスは、過去から変わっておらず、プレイオフそのものは賛成ですし、アドバンテージも現在のホームアドバンテージで問題ないと思っているんですけど、何事も完成されたシステムなどこの世に存在しませんし、どんなに優れたシステムでも飽きが来るので、不変的にこのプレイオフを支持することはあり得ませんが、現時点では賛成しています。



中日、3連勝で日本シリーズへ=日本ハムと2年連続決戦-プロ野球セ・リーグCS

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ(5試合制)は20日、東京ドームでセ・リーグの第3戦が行われ、リーグ戦2位の中日がリーグ覇者の巨人を4-2で破り、3連勝で2年連続8度目の日本シリーズ出場を決めた。
 27日に札幌ドームで開幕する日本シリーズ(7試合制)は、パ・リーグの覇者日本ハム-中日と、2年連続で同じ顔合わせとなった。日本ハムは2年連続3度目、中日は53年ぶり2度目の同シリーズ制覇を狙う。同シリーズが2年連続で同一カードとなったのは1992、93年のヤクルト-西武以来。 


最終更新:10月20日22時1分
時事通信


この3年間で私なりに経験したのは、反対意見の中に多かった「違和感」ってのは、もう慣れて頂くしかないのかなと。
日本シリーズが、リーグ戦の覇者が争うもの、という固定観念から抜け出すには、理屈で分かっているが感情で受け入れられない人も含め、慣れれば、パリーグファンのように同じ反対の立場でも、もうちょっと冷静な反論が出てくるでしょうね。


価値観の変化と言ってしまうと、これはちょっと大げさですが、日本シリーズがリーグ戦の1位のチーム同士が戦うシステムから、各リーグ上位3チームにより代表決定を行い、その上でチャンピオンを決めるシステムに変更になった、という話なので、前提として日本シリーズのシステムを変えているんですから、「違和感を感じる」のはでなく、はっきり言って意味合いが変わっているので、同じわけがなく、以前の日本シリーズとは違うんだと理解しなければなりません

リーグ戦の覇者が日本シリーズに出られない「違和感」とは、過去のシステムから現在のシステムに切り替えられないだけで、感情面で言っている気がするんですよね。


 
それから、昨年のセリーグは、3位のヤクルトが70勝73敗で負け越しして、勝率5割を切っていました。
昨年からセリーグがプレイオフを採用していたなら、もしかすればヤクルトが日本一になる可能性もあったわけで、リーグ戦で5割も勝てないチームが日本一になる矛盾は、どう説明するんだ! となんだか息巻いていた人もいました。

私も以前は私も勝率は気にしていましたが、今ではまったく気になりません。
そもそも、勝率が5割超えているかいないかとか、5割も勝っていないチームが優勝したらどーするんだとか、あまり意味のない話で、仮にリーグ戦で勝率10割の146勝で勝ったチームがいても、プレイオフで負ければ同じ条件だよ、というシステムの話に、5割も勝っていないチームが優勝したらどうするとか、同じテーブルで議論できるものじゃないでしょう。

あくまでも、5割切っていてもリーグ戦では3位だったわけで、条件を満たせば彼らにも日本一の権利が与えられる、反対に5割を超えていても4位だったら、その条件がない、ただそれだけなのに、個別論議で「このケースはおかしい」と言われても、話がかみ合うはずがありません。

私から見れば、仮に勝率が低いチームが優勝できてしまっても、それはシステムの問題ではなく、そんな弱いチームに優勝を許してしまう、その他の球団が悪いとしか言いようがなく、それをシステムに責任転嫁するのはお門違いと思いますね。


 
毎度毎度、おなじようなことを書いていますが、まあ私だけでなく、同じような意見が無くならないですね。(笑)

これもまた何度も書いていますが、シーズン中は146試合でゴールを目指す以上、目先の1勝、目先の1点を考えるよりも、長期的な戦略の上に、「この試合はあいつに預ける」とかの状態で、勝敗を度外視(簡単に言えば負けても良い)する試合があります。
それはそれで、見ていて楽しいですね、ここで成長してもらえれば、あとでそれが何勝分にもなって返ってくるとか、監督も勝負に出ているわけですから、そんな楽しみ方もあります。

ところが反対に、短期決戦では目先の1勝、目先の1点が何より重要ですよね。


長期戦と短期戦では、監督の戦略・戦術も大きく変わるし、ソフトバンクとか、今回の中日とか見ていれば、顕著にその差がいかに大きいか、分ると思います。
長期戦のリーグ戦を楽しむのも良いですが、リーグ戦とはまた違った短期戦のガチンコ勝負、ファンは純粋に楽しめば良いと思うんですが・・・

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12 25, 2006

留学生と言うよりプロだろ


今日はクリスマスイブで、日曜日。
息子はサッカーの試合で出かけ、家内と娘はクリスマスバーゲンに出ていて、久しぶりにゆっくりとした時間を持てた。

と言うわけで、ラグビーやサッカーなどウィンタースポーツ(本当はバスケも見たいけど、どこも放送してくれない・・・)真っ盛りなので、久しぶりに高校駅伝を見ようかとテレビをつけたのだが、正直、見なきゃ良かったと少し後悔。
10年ほど前までは、毎年楽しみに見ていたので、高校駅伝に関してはTV観戦歴はそこそこあるので、システムが変わっていなければ、多少ポイントなりは知っているつもりだった。
それが、1区で興ざめでした。


 
最初、NHKをまわした時に、画面にはアフリカの選手と思われる二人の黒人男性が、先頭を争って走っている映像が流れ、「今日は国際マラソンもやっていたっけ?」とチャンネルを変えてしまいました。
チャンネルが1巡して、他に走っている番組が無い事を知った時、「ああ、あれが駅伝か」と悟ったわけです。
考えて見れば、10年ぐらい前から留学生と称するプロが出ていましたからね。


正しいのか、間違っているのか、と言う観点では私は陸上のプロでもないし、専門家でもないので判断出来ませんが、ただ、30年前からの駅伝ファンの一人としては、国内の高校生のクラブ活動競技に、国際的なプロを出しているようなもので、「面白くない」としか言えません。
今日の映像では、華(花)の一区と呼ばれる、最長10キロのコースを留学生と呼ばれている、黒人選手が4名確認出来ました。

私がTVを見たときにはもう、4連覇を狙う仙台育英と広島の世羅高校の留学生がトップ争いをしておりました。
2区への中継地点では、その両者は8秒ほどの差で、その後1分ほど遅れて後続がやっと見えましたが・・・来たのはやはり黒人留学生の2人。
結局、日本人はさらに30秒ほど遅れてやっと来ましたが、これは「競技と呼べるレベルじゃねーぞ」という印象でした。(笑)

 
1区の区間賞はこれで14年連続留学生で、1区の過去のベストタイム20では、日本人はたった一人だけで、あとの19個の記録は全て留学生です。
これって、インターハイや高校のその他の大会まで知らないんですが、もし、留学生の出場が認められていれば、恐らく長距離系は全て留学生が勝っているんじゃないですか?
もし、トラック競技だと決勝は全員が留学生、なんて事も、今後あるのでは?


 
まあ、日本人がそれだけ弱いと言ってしまえばそうなんですが、何事にも適正もありますしね。
ケニアを含むアフリカの長距離の強さは、世界的にもトップクラスであることは言うまでもなく、素人の私にも彼らが留学生として来日し、高校生の大会に出れば、日本の高校生では歯が立たないであろうことは、容易に想像は出来ますけどね。


世羅高校って、確か駅伝では古豪で名門だったと思うのですが、公立だった記憶がありますが、その公立でも留学生を呼んでいるとは、時代は確かに変わりましたね、広島県がお金払っているんでしょうか?
そこまでして古豪復活と呼ばれたいんでしょうかね?


 
私が、最近駅伝を見なくなったのは、その露骨なまでの学校広告としての留学生招聘と、なりふり構わない学校経営に嫌気がさしたからですね。
まあ、高校野球でも地元の選手を使っていないだの、他県から呼んでいるだので批判がありますが、今回の場合は国内だけでなく、もっと強い選手を求めて、海外のトップ選手を呼んで試合に出すんですからね、そこまでして勝ちたいのか、と言う気はしますな。
それが、見なくなった原因です。


マスコミも、立場上なんですかね? 留学生を使ってまで勝った学校に、批判的な記事は載せませんし。
仙台育英を今年は史上初の4連覇達成か、などと持ち上げておりましたが、今から考えれば、留学生を呼んでおいて、3連覇だ4連覇だと記録を称える滑稽さ、違和感は気にならないんでしょうか。

 
例えば私は、バスケをやっていましたが、はっきりって同じ高校生でも、アメリカの高校生と日本では大人と子供ほど違います。
ではアメリカ人を留学させて試合に出し優勝する学校があれば、どうなんでしょうな、それでも嬉しいのでしょうか。
卓球は中国が強いですね、留学生を中国から呼び優勝しちゃう学校があるとどう思うでしょうか。
いや、実際にはもうあるかも知れませんね、陸上やラクビーではその風潮が既にありますし、留学生を呼んだ学校はちゃんと全国にも来ているんですから、まねる学校、競技があっても不思議じゃないです。

要するに、ルールとか承認されているとか、そんな話ではなく、純粋に日本では絶対的に強いと思われる選手を、助っ人として、わざわざ日本に呼んで留学させて、それで勝ったとして、本当に意味があるのか、まるで高校生の大会にプロを出場させて勝ったとして、それは本当の意味でフェアな競争なのか、と言うことを問いかけたいですね。

 
留学生たって、一人につき何百万もの金をつんで連れてくるんでしょ? 聞いた話では、留学生はケニアの中でも強い選手しか呼ばないとか、ほっといても世界のトップレベルのケニアのオリンピック候補生を連れてくるんでしょ?
また、留学生の場合の年齢確認はどうしているんでしょうね?
黒人だからかも知れないけど、本当に17歳ぐらいの高校生? というような留学生もいますし。

高校生の大会では、教育の一環でしょ?
それが海外からプロ候補生を連れてきて、他の高校生のモチベーションはどうなるでしょうね。
今回の件で、資料をググッた時に、現在高校駅伝の最多優勝回数を持つ西脇工業の監督が、今回の件で「1区であれだけ離されては勝負にならん、あれが精一杯」とか書かれている記事を読みましたが、高校生の育成に果たしてプラスになっているのか?
まあ、留学生のいるチームは、何かしらプラスになっているとは思うが、留学生そのものが、上にも述べたようにお金がかかるわけで、誰もが気軽に「ではウチも」と言えない事情があるはず。


 
高校生の留学生に関しては、学校の宣伝なのか、今回の陸上だけでなく、ラグビーでもいますね。
記事を探したところ、ニュージーランドからの留学生で190センチ、98キロだそうです。(笑)
これ以上は調べないけど、サッカーにしろバスケにしろ、その学校が全国レベルである競技には、留学生がいるかどうか調べても面白いかもねぇ。(笑)


純粋に、留学生と交流をして、学校の教育の一環であるクラブ活動に参加し、楽しむのであれば、主観的には全く問題ないんですが、どうもあの学校は、それを悪用して、あくまでもトップ選手を呼んで勝とうとしているようにしか見えないので、キライですな。
と言うか、飯食のプロ野球の巨人と同じ理屈ですな。(笑)


駅伝の場合、「勝てば何でも許される」風潮も恐いし、何とかしなきゃならんと強く思いましたね。

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7 24, 2006

秋田県高野連は何を勘違いしているのか?

何とか今週も記事を更新します。
今回も、昭和天皇の靖国参拝メモの話や、福田氏の総裁立候補断念の話、小沢の与太話など、面白い話題もあったのですが、今日は、多くの人も書いていますが、この話題。

【秋田】試合成立狙い「故意の三振」 高校野球秋田大会  秋田市のこまちスタジアムで22日あった第88回全国高校野球選手権秋田大会準決勝の本荘―秋田戦で、本荘に故意に三振するなどフェアプレーに反する行為があったとして、県高野連は本荘に対し23日の決勝開始までに始末書を求めることにした。  問題の行為は7回表、雨が降り続く中であった。高校野球では、7回が終了すれば雨天でコールドが成立し、そこまでの得点の多いチームが勝者になる場面だった。  県高野連によると、12―1でリードしていた本荘の尾留川徹監督が、1死二塁の攻撃で、打者を呼んで空振りを指示した。打者は三振し、走者も無気力走塁でわざとアウトになった、としている。試合はそのまま7回裏で本荘が12―1のコールド勝ち。  これらの行為を審議するため、高野連は緊急常任理事会を開催。「雨天で試合が中止されることを恐れた故意の行為」「最後まで全力を尽くすべき理念に反する」「相手チームに失礼」などと判断。斉藤尚史部長を呼び、これらの審議結果を伝えた。始末書の提出は、校長、部長、監督の連名で求める。  試合後のインタビューに、尾留川監督は「選手に、空振りしてこいと指示した。マナー的にはどうかと思ったが、早く終わらせて試合を成立させたかった」と答えた。  秋田の佐藤幸彦監督は「最後まで一生懸命やろうとしていたのに、負けた以上の屈辱だ。悔しい」と話した。


(2006年07月22日22時21分 朝日新聞社)
(朝日新聞) - 7月23日8時15分更新

さすがに、この記事をよんで、「秋田県の高野連は何を考えているの?」と怒りに近い感想を持たざるを得ませんでしたが、ネット上ではこれまた多くの人が扱い、同様の意見を載せているところを見ると、要するに「常軌を逸していた」のはどっちか、と言うのは明白な結論がそこにあるような気がする。


個人的には、私は明徳の松井に対する全打席敬遠には、疑問を持っている。
ただし、それでも「フェアプレーに反する」という点ではなく、高校野球でランナーもいない条件で、プロでも滅多に見られない勝負を避ける姿勢を、高校球児に教える事に対しての疑問はあった。

ところが、今回の三振は全く異質なもので、相手をバカにしたり、勝負を避ける為のものではなく、雨天でノーゲームと言うルールに対する対抗策で行われた、立派な戦術だろう。


 
そもそも、故意の四球は良くて、故意の三振は良くないと言う明確な理由を、秋田高野連は回答を出せるのだろうか?
アウトになる事が分かっていて、バンドをしたり、右狙いでランナーを進める行為は、「わざとアウトになっている、フェアプレーじゃない」と言っていることと、明確な理論で違いが彼らは言えるのか?


私は、今年のWBCの話題の時にも書いたが、野球は、ただ早いボールを投げる投手がいて、ボンボンホームランを打てる選手を並べただけで勝てる競技じゃなく、日本の場合特に、パワーでは劣る部分を緻密な戦術と戦略で補う為にも、いろんな戦術を身につけるべきで、実際、それが野球の醍醐味なのだ。
ただ、早い球を投げる投手がいるチームだけが強いなら、これほど面白くない勝負事はない。

ベースボールではない「野球」を日本は作り上げ、この間はせれが世界一になったのだ。
そのことを秋田高野連の連中は分かっていない。


例えば、良い投手を打ち崩す為には、どんな方法があるだろうか。
いろんな方法はある、球数を投げさせるのも1つの手だろうが、面白い話では、序盤ではわざと三振をするという話を聞いたことがある。
実際にやった人がいるのかどうかは疑問だが、話の内容として面白かったのは、速球投手は昔から「ポカ」が多い。
しかも、調子に乗れば乗るほど、1試合にたまに数球、調子に乗って甘い球が来るようになる、だから江川とか昔の速球はは、奪三振も多いが、被本塁打も多い、一発病で負けることがあるという話になる。

だから、序盤は打てないと思ったら、わざと三振をして相手投手を「オレは今日は調子いいぞ」と勘違いさせて、調子よく投げてもらって、甘い球も誘い、後半にここぞという時にたたみ込むと言う戦法もあると聞いたことがある。

いろんな方法があるだろう。


 
今回のケースでは、言い換えれば、雨が激しくなってきたとすれば、7回で1-12で負けていれば、わざとファーボールを出せとか、雨がヒドイのでタオルで手を拭くフリをして、タイムを多く取り、時間延ばしをして、雨天順延の再試合を狙うのは、これは当たり前の作戦じゃないのか?
それに対し、わざと三振するのも、わざとアウトになるのも、同じ目的を持った戦術だと思うのだが。


つまり、秋田県高野連ってのは、実際の野球を良く知らない連中の集まりではないか、と思うわけで。

 
他の掲示板など読むと、昔から秋田では市内のチームと、それ以外のチームでは判定で差があった、市内のチームに対する贔屓があったとか、そんな声も耳にする。
まあ、こちらは、正しいかどうかは私は分からないが、そんな噂まで出るのは、普段の状況がどんなものか、と言う話。


 
ともかく、ルールに則ったスポーツの世界で、フェーアじゃない、と片方のチームだけにペナルティを与える事は、上のような市内と市外で扱いに差がある、と言ううわさ話に墨付きを与えているようなものだと私は思うのだが。

また、フェアじゃないと言うのであれば、敬遠なども大いに議論するべきではないか?
まさか、秋田高野連ってのは、高校野球を勘違いしているんじゃないよね?


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6 13, 2006

疲れが倍増・・・


サッカー日本代表は、本当に惨めな試合を、世界中にさらけ出しました、恥ずかしい。
オーストラリアの戦術は、後半の最後に疲れの出る日本に対して、逆転を狙うその1点のみ。
まさに、オーストラリアはその通りに実行し、理想的な展開を行い、これまた漫画以上の理想の展開を献上した日本、何を考えてるいるんだが、笑うしかない。

例えば、もう相手は伏兵か奇襲しか、戦う術が無い、その誰もが分かる状況で、何故か伏兵や奇襲で総大将の首を取られてしまった、まるでそんな感じ。 要するに、「お前はバカか?」ということ。
相手の狙いが分かっていて、その結果小説でも書けないような、残り5分からの3失点を演出するのは、並の神経では出来ませんな。
相手の手のひらで戦いながら、それを知りつつ、最後に相手にお釣りや花まで持たせてしまう辺り、「戦い」を見ていて、本当に情けなかったですな。


試合に関してはほとんど見ていません、帰りが遅かったので。
でも、焦ったオーストラリアのミスを誘い、高原、柳沢と相手のディフェンダー一人の、2対1になった場面で、高原が走り込む柳沢の後にパスをして、チャンスが潰れた場面が見た。

同じような光景を見たな・・・と思ったら、昨日は息子の少年サッカーの試合を見に行った時、2年生の子が同じように味方選手の後にパスを出してしまい、勝ち越せず引き分けた試合、そのまま同じだった。
小学2年生とプロが同じレベルとは、しかも大舞台のワールドカップで・・・

こんなのは技術の問題ではなく(2年生のパスミスは、単に技量が未熟だったのだが)、もはや、試合への集中力、得点を取ると言うハングリー精神、気迫の問題であり、プロ選手としての技量云々の前に、大事な何かが欠如しているのだろう。

他のプレイは知らない、1失点目も3失点目も、「やるべき仕事」を理解し、気迫でボールを止めに行っていれば防げたとは思う。
精神力が足らないんですな。
私は、スポーツの世界に、精神論はあまり使いたくない。
ど根性や精神だけで、自分のポテンシャルが延びるわけがない、理論的な練習と訓練だけが、自分の技量を高める方法であることは、間違いないでしょう。
しかし、試合で自分の出せる技術を、120%にする為には、反対に精神論が重要だと思っている。

当たり前の話に、「諦めた時点で終わり」なのである、ボールを追いかけるのを止めた時点で、絶対にボールは取れないし、追いかけるのを諦めていない人だけが、そのボールを手にする資格があるんです。
それが私は精神論だと思っています。

見ていて、日本代表の反骨精神というか、ハングリー精神というか、ディフェンスに比べて、オフェンスでは全く感じられなかった。
何も、攻めろとは言わない、メリハリを付けるべきでしょ。
私はバスケットをしていたが、同じリズムで攻撃していては、絶対に得点が延びません。
チェンジオブペースってのが大事で、ゆっくりと守っているんだけど、いざ、速攻になれば思いっきり走る。
反対に、早い展開の時にわざとゆっくりと動き、相手が緊張を解いた瞬間に、また素早く動くなど、別に改まって言うまでもなく、そう言った駆け引きはあると思うが、今夜の最後の10分間の日本代表には、メリハリが無かった。


 
それから、私を良く知る人はご存じでしょうか、私は試合は選手よりも指揮官の責任を重く問うタイプです。
野球のWBCでも言ったかと思いますが、「1頭の獅子に率いられた100匹の羊の群は、1匹の羊に率いられた100頭の獅子の群にまさる」の言葉通りに、どんなに選手が弱くても、指揮官がまともであれば、決してそのチームは弱くないし、指揮官がダメなら、どんなチームを率いても弱いと言う考えを持っております。

その意味では、今夜の試合は、選手がどうのこうのより、監督の差が歴然としていましたな。
後半のその時を目指して、選手を入れ替え、戦い方を徹底させ、ついには残り6分で壁を破ったわけですから、ヒディングは戦術、戦法は素晴らしかった。
それに対し、ジーコは残り10分、「守って勝つ」つもりなのか、攻めて攻めて、相手に攻撃をさせないで、勝つつもりだったのか、さっぱり分からなかった。
そもそも、ヤナギに変えて、小野が出てきたのがよく分からない。

FWを変えて、守りを厚くしたと言う話なら、妥当な選択にも思えるが、結局は中田を上げて、その背後にスペースを作らせてしまった。
と言うか、残り10分、死んでも守るぞ! と言う意図も無い采配であれば、選手にもその気迫が感じられなかった。
川口は、私は見ていた短い時間であっても、スーパーセーブをしていたので、個人レベルでは相当に気合いもあっただろうが、チーム全体としての方向性が全く見えなかった。

方や、相手が作れてくるのを待って攻め続けて、穴をこじ開ける戦術が見事にはまり、方や、守るのか、攻めるのか、それとも90分同じテンポで試合をするのか、その辺が全く見えなかったのが痛い。


 
まあ、ジーコには弱いチームの監督は無理だわ。
強いチームなら、彼の強力なカリスマで引っ張って行けるけど、弱いチームには綿密な戦術と、多大な戦略が必要なんですけど、向いていないんじゃないですかね。

もっとも、WBCの時にも、采配や戦略はダメだと思われた「王監督」の、思わぬ強運により優勝した、と言う事実もあるので、もしかすれば、ジーコにも采配や戦略はダメだけど、それを凌駕する「強運の持ち主」かも知れず、結果を見てから、監督は判断しても良いでしょうな。

まあ、「強運」もしくはそれに準ずる驚きの何かを持っている事を願いますけど。(笑)

ともかく、疲れて帰ってきて、ほんの数分で3失点で逆転負け・・・勝ち点を取る戦い方もせず、一方的に無様に負けた試合を見せられて、余計に疲れがドッと出てしまった。

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3 23, 2006

1%の可能性を実現した優勝

実は、前回の記事を書いていた時、熱が37.5度ほどあったのですが(あれは、19日の日曜日の夜に書いた)、その後熱が38.8度まで上がり、インフルエンザにかかったようです。(と言うのも、1週間前から、家内→息子とインフルエンザAが移っていたので、私にも移ったのだろうと思った)

月曜日、火曜日とずっと寝て過ごしました。
もっとも、そのおかげで、本当は、息子の親子サッカーに参加する予定だったのが、WBCの決勝戦をゆっくり寝るコトが出来ましたけど。(笑)
おまけに、1回表にいきなり4点ですからねー、病床であっても(まだ熱が38度近くあった)、安心してゆっくり見ていられましたねぇ、どの試合もこれほど余裕を持って進められていたら、また違ったのに。


 
ともかく、日本のWBCチャンピオン、おめでとうございます。

2次予選で韓国に敗れ、1勝2敗になった時は、王監督の言葉ではありませんが、99%諦めていました。
まず、あのアメリカがメキシコに負けること、仮にメキシコが勝っても、アメリカから2点を取ること(1次予選では2塁すら進めなかった完封負け)の条件の厳しさを考えれば、多くの国民が本音で諦めていたところからの、はい上がり(と言っても。準決勝は自力じゃないけど(^^;)だっただけに、1%の可能性を現実のものにしてしまった、素晴らしい奇跡の優勝だと言えるでしょうね。


 
王監督にも冷たいことを言いましたが、2次リーグで韓国に敗れたあとの準決勝の韓国戦、あのときは何かが吹っ切れたんでしょうな。
イチローが志願したコトもあって、打順をいじらなかったのが、ついに3番に置いたり、福留を外したり。
短期決戦・・・と言うよりは、もう1試合だけのガチンコ勝負ですから、思いっきりが必要だったところですから。

まあ、7回で無死二塁の場面で、5番の多村にバンドなど、疑問もあった(私なら、終盤の7回で1点勝負は目に見えているので、代打宮本で確実に送って来るかと思った)のですが、これが結果的に、福留の2ランと宮本をここで使わなかったので、4点目のタイムリーに繋がったのだし、何をやっても上手くいったような印象も受けました。(笑)

マジな話し、短期決戦には韓国のような「勢い」も大事ですが、「運」もそれ以上に大事ですからね。
私の好きな闘将西本は、9回もリーグチャンピオンになりながらも、王、長嶋の巨人や、江夏の広島に敗れて、1度も日本一になれなかった、まさに「悲運」の監督でした。
それを思うと、アメリカVSメキシコ以後の、王貞治という人物の運の良さは、何に例えたら良いのでしょうか。


本当に脱帽しました。
采配には疑問はありましたが、運という要素は誰よりも強かった、と言う意味では、確かに人選では「結果論」としては間違いなかったですね。
相応しくない、と言うような事を言いましたが、お詫びします。
やはり、プロなんだから、出る以上は結果ですから、運だろうが何だろうが、勝ったものが一番エライんですよね。
(反対に言い換えれば、いくら強くとも、負けては意味がないんだけど)


 
ただ、王監督も運だけじゃなく、もしかしてここ2年間の、パリーグのプレーオフと、今回のWBCの地獄の3敗を経験した事で、短期決戦の極意というか、戦い方のコツも掴んだのかも知れませんね。
それは、今シーズンのパリーグのプレーオフで楽しみにしています。


それにしても、今更ながら、1勝分のアドバンテージって本当に導入されたんでしたっけ?
意味無いですよねぇ、こんなの韓国が1次、2次と6連勝だったんだから、決勝リーグでは2点ほどアドバンテージをもらって試合すべきだ、なんて主張と同じような印象を受けます。

野球の緊迫した試合ってのは、プレーオフの短期決戦ならでは感覚があってこそだし、長期戦と短期戦の戦いは違う物だと、誰もが知ってくれたはずなんで、それぞれの楽しみ方も興味も国民が持つようになったかも、と期待できるのに、早まったよな、と言う感じ。

ともかく、世界一という誇りを胸に、次回2009年のWBCまで、お互いが切磋琢磨して技術に磨きを掛けて欲しいですな。

本当に、おめでとうニッポン!!


PS:長嶋ジャパンとか王ジャパンとか、本当にこんな言い方止めようよ>マスコミ


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3 20, 2006

本当の野球を忘れたアメリカ


またもやWBCネタで申し訳ない。

まあ私はスポーツ全般は、大抵は好きなのだが、年齢的に、私は王、長嶋巨人時代で育った事もあって、野球は特に思い出深いと言うか、親しみがある。
また、神戸に住んでいた事もあり、高校野球を見に(外野席はタダ)甲子園に何度か足を運んだ事もあり、高校野球も好きという意味においては、洗練されたプロではない、泥臭い野球の面白さも好きなタイプですな。

それだけに、各チームの4番打者を揃えただけの戦略性を感じない、アテネ五輪の日本代表や、今回のアメリカの惨敗、ドミニカの準決勝敗退には、一言は言いたいですね。


 
アメリカでは、アメリカやドミニカが大リーグ選手が多く、優勝候補筆頭だと見ていたようだが、確かに、個人の素質、戦力だけを見れば間違いなく、この2カ国は、現在の世界のトップ2である事は間違いないでしょうね。
どれほどイ・ヨンスプがWBCでホームランを打とうとも、多彩で高レベルでの大リーグで、年間50HRや100打点など打てる保証にはならないだろうし、その意味では、レベルの高い大リーグであれだけの成績を残す選手を揃えたのは、スキルだけは相当なもので、優勝候補と言われた事も不思議ではなかったでしょう。


しかし、何度も私はここで言って来ましたが、野球ってのは個人競技ではなく、集団競技であり、個々の力が組織力としてまとまって発揮できなければ、それは単なる寄せ集めにしか過ぎないのです。
アメリカの南アフリカ戦のように、ツボにはまれば怖い打線も、打線が繋がらなければ意味が無く、本人達も言っていましたが、ただでさえ、レベルの高い投手から打つのは困難なのに、ましてや初めて見る投手から、そう簡単に打てるはずがない、と言う言葉通り、いくらトッププロを並べても、烏合の衆であっては実力が発揮できないのは、ある意味スポーツの世界だけではないでしょうな。

で、それを証明したのが、今回のWBCだと思っています。
個々の選手のスキルに頼った選手構成は、世界大会レベル、特に短期決戦を行う試合形式には、それほど重要でない事を、世界に向けて再確認させたようなものです。
選手を寄せ集め、それをまとめる指揮官が存在で、チームの戦術性の欠落し、組織力を高める為の練習の少なさなど、まさにこれで勝ったら、野球のレベル、底が知れてしまう・・・そんな見本市のようなものです。


 
ただ、各チームのトップレベルの選手を集めれば、世界でトップリーグで活躍しているんだから、負けるはずがない、と言う安易な発想を持っていたのは、野球関係者だけでないんですな。
NBAのバスケットも、現在同じ境遇に陥っています。

バスケットの場合、さらに致命的なのは、1992年だったか、バルセロナ五輪で初代ドリームチーム、M.ジョーダンやM.ジョンソンなど一流選手を集めて、圧倒的な強さで金メダルを奪った事があります。
これが原因で、トッププロさえ集めれば、あとは彼らが自分達で優勝を運んでくれるものなんだ、と言う誤解が関係者には芽生えてしまったのかも知れません。
時代が流れて多くの選手の意識も変わり、環境も変わった事のに、未だに同じ事を続け、アメリカはついに優勝どころか、準決勝にも残れないほど遅れてしまっています。

本気で勝つ気があるなら、選手のスキルだけに頼らず、コンビネーションなど多用する、本来のバスケットを見せてくれるような組織力を作るしかないんですが、今年はどうでしょうか・・・
アメリカのプロは、オーナー達は選手を、国家のために(選手はアメリカ人だけとは限らない)、高い報酬を出しているのに、シーズンを休ませて、そんな大会に出させるのを嫌う人は多いですからね。
選手は選手で、ケガを怖がりますし。


余談ですが、正直今回のヤンキース松井などの態度は、気に入らないし、幻滅しています。
サッカーがあれほど世界で盛り上がっているのに対し、野球は五輪競技からも外されてしまい、世界の野球人気や、興味そのものに危機感を持っていたはずです。
サッカーの場合、ワールドカップで国代表に選出されて、シーズンを理由に辞退する話など聞いたことがない。
将来、日本にいる子供達が世界の野球環境に恵まれるように、WBCにどんな不平不満があろうと、参加すべきだった、と私は思っています。

まあ、辞退するからには、個人のいろんな理由があるんでしょうけどね、同時にアメリカでオープン戦出場している彼らを見ると、どうも、日本代表として頑張っている選手に比べ、こいつらは一体何を思っているのかと、嫌いにはなりましたな。


 
ま、ともかく。
日本は、アテネ五輪で今回のアメリカのような失敗をやった、だから、少しは変われた。
もっとも、指揮官に関しては、能力重視よりもカリスマ重視にしている点で、少し気に入らないけど、まあ韓国戦の連敗を、メキシコが救ってくれた点と、その強運に恵まれた指揮官と言うことで、第1回は決勝まで行けたのだから、結果オーライでヨシとしてもいいでしょう。

でも、次回はもう少し考えて欲しいですな。
アメリカだって、これで懲りたら少し本気モードに入る気がします。
今回のように、チンタラやっているようでは、勝ち上がれません。
さらに、韓国は6勝1敗で決勝に進めないのに、日本は5勝3敗で、しかも韓国に2敗しているのに決勝に行くのはおかしい、と一部では叩かれております。
システム上、何ら恥じることは無いのですが、実際、メキシコがアメリカに2点取って勝つなど、誰も確信していなかった状況があったこその、そのおかしなシステムになっているのであって、次回は正々堂々、陰口をたたかれないような成績で、勝ち上がって欲しいものです。


 

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3 17, 2006

バカバカしくて怒る気にもなれん

WBC、またまた日本は負けましたな。
しかも、韓国に2度目の敗戦で、もはや準決勝は絶望的。

今日も先ほど帰ったばかりで、明日も仕事だし、ちょこっとだけ書くつもりだが、スポーツの話し、特に自分の力を発揮できずにダラダラと負けるような展開には、むかっ腹が立つばかりで、いくらでも書けそうなので、案外、丁度良いかも知れない。(笑)


 
ともかく、アメリカ戦は不運もあったが、韓国戦に至っては2試合で3点だけ、しかもそのうち2点はソロであり、連打で点を上げたのは1次予選の1回ウラの攻撃だけなので、17イニングスは全く打線が繋がなかったわけだ。
おまけに、試合の前半はそこそこ安打も出たけど、決定打が無くて後半に相手に点を取られて、どちらもヒット数は日本が韓国を上回っているのに、特に今日は韓国はたったの3安打で、日本は6安打で相手はタイムリーの2点で、日本はソロだけ。

1次予選と、2次予選、全く展開が同じで、ヒット数が多いのも日本、でも最後は負けてしまう辺り、こんなの選手の責任ではなく、完全にチームとして機能していない以上は、やはり私は指揮官の責任が重大だと思っている。

そりゃ、日本は松井や城島など、本当の意味での全日本ではなかったが、んなもん、野球は一人でやるもんじゃないし、ある程度のメンバーを集めたんでしょうから、それで負ける言い訳にはならない、んなこと当たり前。


 
パリーグのプレーオフ導入の時から何度も書いたが、短期決戦はペナントのような戦い方とは全く異質なものだ。
実質、3年間は日本一の戦力を持ちながら、プレーオフに勝てなくて日本シリーズにも出られない、それが王監督だったわけだが、ここまで短期決戦が弱いとなると、笑い事じゃない気がする。

もちろん日中は仕事なので、試合は見ていないが、ニュースで見ているだけで、王監督が短期決戦に弱いのが分かる気がする。
そもそも、「すばらしいピッチャーとあたると得点するのは難しい。」と言ったそうだが、そんなものWBCの二次予選で、相手は大リーグ級を並べているんだから当たり前だ。

ペナントなら、王監督のコメントも分かる、良い投手に良いピッチングされればお手上げだ、で負けるにしてもこちらも次に何か繋がる負け方をすれば良いのであり、130試合もあれば、そんな試合(相手の投手の出来が素晴らしい)もあるさ、で片づく話で、むしろ長期戦を忘れて、いろいろこねくりまわして、ムリして戦えば、後々まで影響を引きずる事もあり、流れに身を任せるのが正しい事もあろう。

しかし、ここは短期決戦。
「相手の投手の出来がええなぁ、今日は打てそうもないなぁ」で終わってはダメな試合なのも当たり前。
相手の投手の最高の出来を予想して、ムリしてでも何とかして点を取りに行く戦法、戦術を考えるのが短期決戦であるはずで、点を取るのが難しいのは最初から承知で臨んでいるはずであり、敗戦の弁で「良い投手から点は取るのは難しい」と言っている時点で、お前は何しにそこにいるんだ? と強く問いたいですな。


それに、一次予選の韓国戦は、百歩譲って、こちらも油断していた等で、反省すべき点を学んで、次回に活かそうとする敗戦であれば、まだ収穫があったとは思う。
でも、今回は1度負けている相手であり、油断も舐める事もないであろうし、実力的にはこちらが上であり、しかも日本は勝たなければ次に薦めない崖っぷちの戦いであり、このような好条件が揃っていても、1次予選と同じような展開で、同じような負け方しか出来ないのは学習能力が無い事もあるが、結局は何も作戦や意志、目的を持って試合に臨んでいない事を暴露しちゃったようなものです。

 
つまり、これだけの選手をそろえているんだから、油断せずに、真剣に戦えば負けないだろう、などの期待論をアテにしたり、執念などの精神論頼りで戦うから、「こちらの勝とうとする執念よりも、相手の気力が上回ったと考えるしかない」などのバカなコメントしか出せないわけだ。
確かに、最後の一歩、最後の一握りの差は、執念や気力、精神力の差によるだろうが、今日の場合はソロによる1点だけしか取れず、そんなレベルで無いことは明白でしょ。
相手の執念が上回ったとか言う前に、もっと楽に勝てる展開を用意、準備するのが指揮官の仕事でしょ。

また試合中に何か作戦を持って相手と戦った上で、相手が1枚上回り、どうしても崩せなかったのであれば「いい試合をしたが、もてる力は発揮できたと思う。」など言えるだろうが、本気でそう考えているのか?
9回1死1塁で、代打が新井だ。
何を期待しての代打だろうか、新井は昨年の本塁打王だったか・・・
記憶にあるのは、長打率はあるが、三振もやや多く、長打は期待できるが、小技には向いていない選手・・・と言うイメージか。
王監督が期待したのは、まさかホームランか長打?
そんなコンセプトのチームだったか?

なら、1塁の青木に盗塁させて、そこで自由に打たせるのかと思えば・・・

繋ぐ野球を目指したチーム編成だったのなら、順序的には、最多安打の青木が代打だったんじゃないのか、カウントによっては少なくともいろんな事が出来たかと思うが。
結果は、知っているとおりにブンブン振り回して三振するのだが、長打を狙っての起用なら当然あり得るわな。

要するに、こんな選手采配でこんな戦術で、「力を出し切った」とまるで自分を納得させたいかのように宣っているんだから、むなしさを感じますね。

 
王監督の采配は、常識的で堅実で、「勝つ」と言うより「負けない」戦いが得意な、良将タイプでしょうな。
このタイプは長期戦のペナント向きですね、こちらの方が戦力が上なので、じっくりと戦う方が強い。
例えば、戦闘においても、こちらが4万人で相手が2万人程度なら、堂々と正面から着実に相手の戦力を剥ぐようにして戦えば、負けることはまずない。

ところが、目先の損失や派手なパフォーマンスに走り、こちらの方が戦力が多いのに、奇襲や小手先の作戦で反対にしっぺ返しをもらい、敗れるケースもあるが、王監督は少なくとも、そっちに走って惨敗するような事はしないだろう、と言う感じですね。

しかし、言い換えれば、コチラの戦力が不利なとき、相手を攪乱したり、奇襲や伏兵などあらゆる手段を持って戦う、臨機応変な作戦を組み立てたり、時間がない場合は、多少の冒険などもしなけならない場合があっても、それには対応が出来ない。
短期決戦には、無謀であっても、時には臨機応変に対応できる指揮官ってのが、向いているんだと思うんですが。
これはまあ完全に余談ですな。


 
まあともかく、日本の醜態はバカバカしくて、首脳陣はアメリカに旅行に行っただけか、と皮肉りたいだけです。(笑)
と同時に、今夜のニュースでもその傾向がありましたが、はっきり言って、日本は比較すれば韓国に2連敗するような戦力でも無いですし、ベスト4に残って当然のチームなのに、ここまで負けが込むのを、「選手は立派だった」とか「惜しかった」とか「選手は責められない」とか、美談で終わらせようとしたり、褒め称えようとする傾向があるが、そんなのは、選手のためにも、指揮官のためににも、引いては日本のプロ野球の為にもならん、と思っている。

批判べき事は批判をきちんとしなければ、やはり国民が納得行かないだろう。
不利な戦力、実力以上の対戦相手に勝って、予選で敗退したとしても、それはカーリング女子のように、同じ予選敗退でも賞賛すべきところは賞賛し、次に期待したいと思える。
ところが、WBCの日本は、こんなところで負けるチームでも、韓国に2連敗するような戦力でもなく、実力がありながらその実力を出し切れずに帰って来る場合は、やはり批判すべきだろう、彼らは少なくとも億単位の年俸をもらっているのだから。


 

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3 06, 2006

まだ次があるのが救い

昨日の、「やはり、不思議な負けなし」にコメントを頂きました。
長くなりましたので、ここで取り上げます。

なお、改行は勝手に操作させてもらいました。



 最近、コメントしてるの私だけのような気が・・(苦笑)。


 久しぶりに野球をほぼ最初からみていたのですが、本日の試合を一言でいえば「互角のチーム同士の対戦だったな。」ということ。
私も、国家単位でいうところの全体的な野球のレベルということであれば確かにまだ日本のほうが上だと思います。
でも正直言って、米国と日本の差が仮に10だとしたら、日本と韓国との差は2程度しかないと思いますね。
監督やコーチなど首脳陣の責任は勿論ですが、今回に限って言えば選手たちも結構安易に勝てると考えてた節が見受けられたのも、やや残念でした。


>1戦、2戦の打線好調さに対し、3戦目に「打線は好調だから」と何も指示を与えていないか、


 ・・・スカパーでの中継における実況の話だと、王監督は「打線は選手達に任せている」と言ってたとのことです。
akinopapaさんの懸念通りということなのでしょうね・・。


>王監督のコメントを見ると「韓国の投手が良かった」と言っているが、「1戦、2戦の反省点を活かせていなかった」とか「監督として有効な指示をしていなかった」とか、反省の弁が無かった事に注目したい。


 ・・・別のネタで申し訳ないんですけど先に行われたラグビー日本選手権で早稲田大学に惜敗したトヨタ自動車の朽木監督の敗戦の弁とピッタリ重なるんですよねぇ。
相手を褒める、それ自体はスポーツマンとしてある意味尊敬出来ることなんですけども、評論家じゃないんだから監督としての準備や采配でどういったことが上手くいかなかったのから負けたのかをまずは簡潔にコメントすべきですよね?。


 2次リーグではどうなることやら・・。


P・S
以前からそうだったんだろうけど、韓国の選手って身体大きいですよねぇ?。
日本の選手がみんな高校生みたいにみえるもん。
スポーツは、やはり身体が基本であり資本でもありますから、正直あの体格の良さは単純に羨ましいと思いました。


 
まあ、相手の監督や選手に「強かった」と言わせることは、ものすごく嬉しく有頂天になるものですから、次のラウンドで戦う韓国戦を見据えて、相手を持ち上げて油断させる作戦も考えられますが・・・
それが本当なら、素直に賞賛しますけど・・・王さんにはそんな腹芸は出来ないでしょうからねぇ。(笑)

真面目な話し、相手の強さを素直に認める事が出来る人物は、奢って失敗したり、足下をすくわれて大敗したりする事は無い、とは個人的に思いますが、指揮官としては常に自己分析に反省が欲しいものではあります。
特に、ラクビーのトヨタの場合は、相手の学生を素直に褒めるのは悪いとは思いませんが、同時に、やはりトップリーグの代表として出ている以上、負けること自体が恥だと思って、コメントして欲しかったですね。
例えば、プロがアマに負けた場合、どんなにアマが素晴らしくても、プロ側にはプロとしてのプライドとメンツを持ったコメントが欲しいのも当然でしょうが、それに近い物が今の学生と社会人ラクビーにはあると思いますけどね。


 
あと、選手側も安易な姿勢になっていたと言う話ですが、それもあったかも知れません。
何も、勝負事ですから、全員が謙虚になる必要はありません、闘志をむき出して吠える人もいれば、冷静に取り組み人もいるのが当たり前でしょうから。
ただし、選手が奢り、油断していたら、それを制御するのは指揮官の仕事ですからね。
選手は、個性色々、自惚れているヤツもいれば、消極的なヤツもして、それで組織が構成されている以上、その個性を活かしながら制御をするのが監督、指揮官の仕事ですよね。
その意味では、プロだから任せると言うのは、1つの選択肢ではあるけど、結局はプロである彼らを自分はコントロール出来ない、指導出来ないと自ら放棄している側面もあり、当然ながら万全を尽くすのであれば、放任はあり得ない選択だと思っています。


 
>>本日の試合を一言でいえば「互角のチーム同士の対戦だったな。」という

相手の守備は、予想以上に素晴らしかったですな。
選手や国民が驚くのは仕方がないにしろ、チーム首脳部がその情報を持ち合わせていないとなれば、彼らこそ奢って自分達の仕事を手を抜いたとしか思えないです。
そもそも、スタッフが奢る資格など無いはずなんです、日本のレベルが高いのは、あくまでも選手であって、あんたらスタッフの能力が高くて評価を得ている分けじゃないのは当たり前なんですから。

そして、大リーグを見本とするパワー野球の韓国と、日本独自の繊細な野球では違うでしょう。
相手の投手が良ければ、何とか崩して勝とうとするのは、日本は得意のはずです。
高校野球では、名門校が勝ち抜くのは、そのノウハウがしっかりあるからでしょう、それをプロになれば、泥臭いことなどやってられん、ってなもんでしょうかね、何だかみんな大振りだし、淡泊なんですよね。

まあ、偉そうに語ってますが、一スポーツファンとしては、アテネでの反省をきちんとして欲しいとは思っているだけです。

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3 05, 2006

やはり、不思議な負けなし

WBCのアジア一次予選で、日本は韓国に負けましたね。
他のブログや、掲示板などのネットを見たりすれば、みんな驚いている人が大勢いますが、私はそれほど驚いたりしていません。

ちょっと、本当は今日、日本が韓国に勝てば、堂々と書こうと思っていたけど、負けたので書けば結果論で書いていると思われるのがイヤなんだけど、ただ、野球に関しては過去にも書いてきたので、それほど誤解も受けないだろうと思って書きます。


 
私は、以前から勝負事に「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」と言ってきただけに(このブログでも何度も書いた)、今回の敗戦も当然、戦術的な面でも戦略的な面でも、その要素はあったのだろう。
そして、私の場合団体球技の場合は、選手個人よりも指導者、監督にその矛先を向けることは多い。
なぜなら、団体球技は基本的には個人だけが勝負しているのでもなければ、勝敗を付けることも不可能。
ぶっちゃけた話し、スポーツだけでなく、戦争そのものも同じだと思っていますから。


「一頭のライオンに率いられた百匹の羊の群れは、一匹の羊に率いられた百頭のライオンの群れに勝る」

まあ、このことわざ通りですね。


さらに、実力差が存在するのは、誰しも理解している事なのに、同時に勝敗事に絶対はない、と言う、一見矛盾に満ちた言葉も誰もが理解している。
つまり、実力差というのは、勝負事の勝敗に必要条件ではあるが、絶対条件にならない。
実力差等というものは、万全の態勢を引いて、全力で戦ってこそ、その意味、価値を持つ物だろう。


 
さて、今回のWBCにぴて、どうしても以前から不思議だったのは、王貞治氏が監督をしている事。
まあ、ホークスファンも大勢いるので、あまり言えませんが(笑)、アテネ五輪の教訓が、この王貞治だとすれば、日本野球界の首脳は、何も反省していない、学習していないって事になると思っています。
確かに、王貞治と言えば世界のホームラン王で、日本のプロ野球界の重鎮であり、カリスマも高くまとめる力はあるのは間違いない、あのイチローも王監督の存在を認めている。

ただ、WBCってのは、有名な人が率いて、後は勝手にやらせておけば、勝てるものではあるまい。
そんなこと、アテネ五輪で情けないほど味わったはずだ。

長嶋さんは、途中病で倒れ、結局は監督としての指揮、采配を見せずして終わってしまったが、中畑という何も野球を知らないバカが監督した結果、惨めな結果に終わった事は、誰の記憶にも残っているはずだろう。
つまり、監督とは選手を選抜して、並べて「さあ、投げて、打って、走って、捕って、試合に勝とう!!」と言う事が仕事ではないと言うことだ。

戦略が当然必要だし、戦術だって重要なファクターであることは、本当に十分にアテネ五輪でお釣りがくるぐらいに学習したはずなのに。。。である。


 
王監督の手腕には、もちろん疑問は無い。
王監督の率いるソフトバンクホークスは、間違いなく3年間で実力的には1位だと個人的には思っているし、実際パリーグはシーズン3年連続で1位で通過している。
ところが、ここ2年は日本一どころか、パリーグの覇者にもなれていない。
それは何故か、理由は明確である、プレーオフのせいである。

プレーオフそのものは、このブログでも取り上げたか賛否両論はある、しかし、短期決戦としてやらねばならない以上、現場は神経をすり減らして努力しているはずだが、結果的に短期決戦に王監督は敗れている。

WBCは、まさに短期決戦なのであり、日本の監督はやはり短期決戦が強い人がなるべきで、むしろ「苦手」な人がなるものではない、私はそう思っている。
例えば、この日の韓国戦は、相手ピッチャーの調子が良く、1,2戦であれほど打ちまくった日本打線を抑えた、と言う話しに見えるが、短期決戦の場合は1試合、1試合に、次の試合への伏線もあり、因果関係があり、結果に繋がるものだ。
それは技術的なものから、精神的な面まで、あらゆるものが関連していると思うが、短期決戦に強いというのは、1試合1試合を点ではなく、線で捉えて結果を求める要素が強いものだ。

その面からみれば、果たして単純に日本の打線が、韓国の投手陣に押さえ込まれた・・・とだけ総括して良いものだろうか。
私は違うと思う、1戦、2戦の打線好調さに対し、3戦目に「打線は好調だから」と何も指示を与えていないか、反対に好調だから「指示を与えた」かで、結果はともかく、勝率は全く変わって来るもので、相対的なものだからこそ、相手の投手の力量にも素直に脱帽はするが、それ以前に日本が自身で打てなくなっても仕方がないような態度、気分で臨んでいなかったか、と言う点が大きく気になる。

現に、王監督のコメントを見ると「韓国の投手が良かった」と言っているが、「1戦、2戦の反省点を活かせていなかった」とか「監督として有効な指示をしていなかった」とか、反省の弁が無かった事に注目したい。

2次予選でも対戦する敵に、本当の事を言えるか! と言う感じで、褒め殺しをしているおであれば、大したものだが、個人的には王監督はそんな表裏の性格を使い分け出来る人じゃないと思うので、真面目に単に韓国戦だけしか総括していないのかと思ってしまう。(笑)


 
あと、よく、高校野球じゃあるまいし、プロ野球なんだか選手に任せる、と言った話が聞かれる。
でも、それはものすごく甘い話しである事は、日本は学習したと思っているんだが。
実力が伯仲している、もしくは拮抗している場合など、選手と言うより、チームとしてどのように勝負するのか徹底した戦術が必要である事は言うまでもない。

万夫不当と呼ばれた、呂布や項羽がいても、軍隊という組織と戦えば、個はその中で沈んでしまう事は、歴史だって何度も繰り返し教えてくれているはず。
つまり、どんなドリームチームを作っても、野球の場合は個で試合をやっても勝てない、強烈な個性を持つ点同士を如何に線と成すかが重要な事なのである。
その意味置いては、プロ選手だからこそ、反対にきっちり使ってやらねばならないと思う。


 
ちょっと話が逸れたが、結局ペナントレースは、1つの勝敗には拘らない、長いシーズンの中ではやはり選手による成長、成長のための後退など必要で、ペナントとはある意味どこで負けても良い試合をどれだけ作れるか、と言う勝負にも似ている。
しかし、短期決戦は違う。
まずは負けてはならない、そして、選手の成長は二の次で、チームとしての成長や完成度を優先すべき点において、難しい面があると思う。


 
日本が負けてしまった為に、私のこの発言も、結果論ありきのような印象を受けてしまうので、少し痛い面はある。
だが、これは私の持論であり、残念ながら王監督はカリスマ性はあるので、日本選手団の団長としてのまとめ役は向いているが、現場で胃に穴が開いても仕方がないほどの繊細な短期決戦を乗り切るためには、もっと相応の監督を選ぶべきだったと思っている。

要は「負けに不思議な負けなし」の、負ける要素は既に日本はしょっているのを忘れないで欲しい。
ただ、勝負とは時の運とも言う、たった1つの要素で全ては決まらない、1つの欠点を覆い、なおかつお釣りが来るような事があれば、十分に頂点に立つことは可能だ。


 
負けた今でも、現時点で日本と韓国の野球では、実力差はまだ日本が上であるのは間違いないと思っている。
ただ、勝負事に絶対はない事と、その実力差が、慢心、油断、指導者不足、戦術性欠落、情報不足などで簡単に逆転してしまう事は、何度もこの目で見てきた。

何度も言うが、日本の野球は、アテネ五輪でその高い代償を払ったはずなのである、WBCではまだ予選であるのが幸いしたと思って、万全を喫して本戦臨んで欲しい。
今更、王監督を変えるわけにはいくまい。
だったら、今回もそうだったが、2次予選もリーグ戦形式なので、1つは負けても可能性は残るのだがら、それをカバーする戦い方を行えば、勝ち抜ける可能性があり、そこが通常の短期決戦と違うところで、苦手であっても突破出来る可能性もあり、僅かでも期待はしたい。


 

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10 30, 2005

「パリーグ、プレーオフ是非論 再燃 3

ケンケンケンガクガクさんから、パリーグ、プレーオフ是非論 再燃 2 に対してコメントを頂きました。

プレーオフ賛成派として、現在のプレーオフの問題点に対する修正案、自分のプレーオフを提案して下さいました、ありがとうございました。

いろんな提案をする事は、もちろん大事であろうとは思いますし、多くの方が問題意識を持ち、討論する事でいろんな解決策も見つかるであろうし、私も大賛成です。
しかし、結局は、今の情勢を見る限りでは、仰るように喧喧諤諤を繰り返すだけで、プレーオフ反対者は、どんな案でも納得はしません(出来ないのではなく、納得しないんです)。
例えば、プレーオフの話題に関して言えば、昨年沸騰しましたが、このブログにも今年になってほとんど訪問者がいなくなりました。
ところが、シーズン終盤になれば、チラホラと現れ、ホークスが連敗した辺りではかなり盛況になりました。
噂では、巨大掲示板ではタイガースが連敗した時も、かなり増えたそうです。

つまり、感情的に理解できない人が、爆発しちゃっているわけで、その場合「理」で説いても無駄な場合が多いです。
だって、2年連続1位のチームが優勝できないシステムは、欠陥システムである証拠で、認められないとか、むちゃくちゃな意見に対し、反対派(感情派)は「反対派の方が理論整然としている」とか思えちゃうんですから、手に負えません。(笑)


 
さらに言うなれば、賛成派と言いながらも、結局はシーズン1位なんだから・・・と自分で条件を縛っている人からは、無条件に1勝だとか、かなり甘いアドバンテージを考えている人もいるので、そこには改革に対しては温度差があって、これは良いが、あれはダメとか、それは問題が多いので、こっちが良いtか、人それぞれで意見がバラバラで、結局は「総論賛成、各論反対」の結末になるでしょうね。

例えば、ケンケンケンガクガクさんの案では、1位と3位の試合で、1位と3位の試合を何試合するのか知りませんが、1位が4勝をすれば、2位との試合はしなくても優勝なんでしょうか?
それとも、1位が2勝すれば、2位のチームは2敗した時点で終わり? 3位のチームと同じなの? こんな質問は当然出てきます。
となれば、やはりこっちが良いとか、それは問題だとか、当然そんな声も出てくるでしょうね。


 
実際に、巨大掲示板にも、かなりの人が自分の案を書いておりますが、結局は一長一短の気が強く、中には複雑すぎて自己満足の世界になっている案もたまに見かけられますしね。




私は、いろんな改革案も大事ですが、一番大事なのは、多くの人の意識に埋め込まれている、長いペナントで1位を取ったものが優勝があたりまえだ、と言うファンの意識改革が出来るかどうか、そこが大事だと思っています。
出来なきゃ、何を言ってもムダですので、感情論で「嫌い」だと言われているものを、ムリに好きにさせることは出来ないですから、国民の多くがイヤならば、中止するしか無いだろうと思っています。

所詮、この世に公平なルールなど、どこにもないのですから。




 
最後に、意識を変えると言うことは、どういう事かと言いますと、例えば勝率が5割を満たないチームが優勝する可能性がある制度は、おかしいと言う人がいます。
まあ、私も同じですね、それは過去にも言ってきました。
しかし、おかしいというのは、制度としてではなく、シーズンで5割も勝てないチームへの「罰」という意味合いで、プレーオフなどに参加させない、と言う意識で書いています。
プレーオフに出て、優勝するチャンスが欲しければ、最低でも5割は勝てよ、と言った激励の意味もありますね。


ところが、ここで5割にも満たないチームが優勝する可能性があるシステムに対し、おかしいと叫ぶ人の多くは、勝率5割未満のチームが優勝しちゃうケースそのものに対し、それはおかしいし、システムが間違っていると思っているでしょう。

私は、シーズンで5割にも満たないチームに対し、仮にプレーオフで負けてしまったなら、そのチームに対し、「ペナントで1位(2位)を取ったくせに、何でそんな5割も勝てない弱いチームに負けるんや、いい加減にせえ!!」と、システムのせいにして叫ぶ前に、きちんとファンがチームに怒るべきだと思っているんですね。


日本は、どこか応援するチームをすぐに甘やかしてしまう傾向があります。
先のオリンピックでも、日本が金メダルを録れなかったのは、明らかに日本のチームが弱かったからで、監督を始めとする作戦のミスであり、ファンならば責めるべきだと思うのですが、どうもマスコミをはじめ「一生懸命プレイしたのだがら責められない」とか、「批判だけするのは簡単だ、勝負は紙一重だ」とか、未だに「さわやか甲子園」みたいな意識を植え込もうとしていますが、そこの意識がきちんと変わるかどうかです。


「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
これは名言でしょう、相手が独り相撲で本来なら負けて当たり前の試合でも、勝つことがたまにあります。
ところが、負ける試合では、たまたまとか偶然とか、不運が重なって負けることもありますが、その負ける要因を作ったのも自分のミスであり、不運だったなどのそんな言い訳をする時点で、既に勝負には負けているのです。

そのチームが負けるのは、制度のせいではありません、そのチームが可哀想なのは、システムのせいではありません、負けたそのチームのせいなのです。
ファンならば、システムをやり玉に挙げるのではなく、初めから決められていたルールなのに、2位のチームに負けてしまった、しかも2年連続負けた応援するチームを、きちんと叱って怒るべきなんです。

個人的には、そこをきちんと理解できれば、プレーオフ制度に対するものの見方も変わるだろうと思っています。


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