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4 01, 2006

我らの願いは対等な外交関係だけ

久しぶりの政治ネタ。(笑)

今更ながら、日本の外務省は誰のために仕事をしているのだろうか、大幅な組織変更、解体は出来ないのだろうか。
2年前に上海で自殺した領事館員の遺書が、読売新聞により公表された。

もちろん、安倍官房長官のように批判する声は国民として歓迎するものだが、大きな問題は、この遺書は外務省の手に渡って、2年間も表に出ることもなく、眠っていた事だ。
要するに、これほど重大で国益に関する話が、一部の外務省の中で封印され、処理され、中国に対してなっら抗議することなく闇に埋もれさせられていた、この点が非常に問題。

個人的には、情報合戦は世界各国である出来事なんだろうなと思う。
だからと言って、中国の行為を正当化しようとは思わないが、今回の問題は中国の取った行為より、領事館の人間が国際条約を無視され脅迫され、自ら命を絶ったのにもかかわらず、隠そうとした外務省が、最大の問題である。



中国側、機密執拗に要求…自殺上海領事館員の遺書入手
 2004年5月、在上海日本総領事館の館員(当時46歳)が自殺した問題で、館員が中国の情報当局から外交機密などの提供を強要され、自殺するまでの経緯をつづった総領事あての遺書の全容が30日判明した。

 本紙が入手した遺書には、情報当局者が全館員の出身省庁を聞き出したり、「館員が会っている中国人の名前を言え」と詰め寄るなど、巧妙かつ執拗(しつよう)に迫る手口が詳述されている。中国側が館員を取り込むために用いた中国語の文書も存在しており、これが、日本政府が「領事関係に関するウィーン条約違反」と断定した重要な根拠となったこともわかった。中国政府は「館員自殺と中国当局者はいかなる関係もない」と表明しているが、遺書と文書はそれを否定する内容だ。

 自殺した館員は、総領事館と外務省本省との間でやり取りされる機密性の高い文書の通信を担当する「電信官」。遺書は総領事と家族、同僚にあてた計5通があり、パソコンで作成されていた。総領事あての遺書は計5枚の長文で、中国側の接近から自殺を決意するまでの経緯が個条書きで記され、最後に「2004年5月5日」の日付と名前が自筆で書き込まれている。

・・・・ << 中略 >> ・・・・

 最後には、「今度会うとき持ってこられるものはなんだ」と尋ね、「私たちが興味あるものだ。分かるだろう」と迫った。

 約3時間、恫喝された館員は協力に同意し、同月6日午後7時の再会を約束した。館員は、「隊長」は次には必ず暗号電文の情報をやりとりする「通信システム」のことを聞いてくると考え、面会前日の5日に遺書をつづり、6日未明、総領事館内で自殺した。遺書には「日本を売らない限り私は出国できそうにありませんので、この道を選びました」などとも記している。

 「領事関係に関するウィーン条約」は第40条で、領事官の身体や自由、尊厳に対する侵害防止のため、受け入れ国が「すべての適当な措置」を取るとしている。遺書の内容は具体的で、それを裏付ける中国語文書も存在しているため、中国側の条約違反の疑いが濃厚だ。


(2006年3月31日3時2分 読売新聞)

瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件もそうだったが、外務省の中国に対する弱腰な姿勢は、異常なように思われる。

私は何も、中国に対して横柄な態度を取るとか、中国をバカにする、軽蔑する、無茶な要求をするなどのおかしな要求、希望など持ったことはない。
ただ、願いは、日本と中国に間でお互いが対等な外交関係を築いて欲しい、ただそれだけなのだ。

 

胡錦濤主席:「靖国参拝しないなら首脳会談開く」と表明

 【北京・堀井恵里子】中国訪問中の橋本龍太郎元首相ら日中友好7団体代表は31日、北京の人民大会堂で中国の胡錦濤国家主席と会談した。胡主席は小泉純一郎首相の靖国参拝を改めて批判したうえで「日本の指導者がA級戦犯をまつる靖国神社に再び参拝しないと約束すれば、首脳会談をいつでも開く用意がある」と表明。橋本氏は「日本に対する一つのメッセージとして率直に受け止める」と答えた。胡主席が靖国参拝と首脳会談の開催を明確に関連付ける発言をしたのは初めて。

 胡主席が日本の政治家と会談するのは、昨年5月の武部勤・自民、冬柴鉄三・公明の両党幹事長以来。会談には自民党の高村正彦元外相、民主党の岡田克也前代表らも出席した。胡主席は小泉首相が靖国参拝を「心の問題」と主張していることに対し「個人的な気持ちもあるだろうが、被害国の国民の気持ちも尊重しなければならない」と批判した。

 会談に同席した中国の唐家セン国務委員は同日夜、釣魚台迎賓館で開いた7団体との夕食会で、胡主席の発言を「これからの指導者に対しても述べたものだ」と説明。今年9月に退陣する小泉首相の後継候補も参拝しないよう強くけん制した。

 小泉首相は31日夜、首相官邸で記者団に「靖国参拝したから首脳会談に応じないというのはいいとは思っていない。靖国問題は外交カードにならない」と語り、胡主席の発言を批判した。自民党内の対中強硬論がさらに強まりそうだ。


毎日新聞 2006年3月31日 20時58分 (最終更新時間 4月1日 0時36分)

今回のこの胡錦濤国家主席の発言も、毎日は「胡主席が靖国参拝と首脳会談の開催を明確に関連付ける発言をしたのは初めて」とか書いているが、胡錦濤は初めてでも、中国は外相から何度も同じ事を言葉に出してきたわけで、珍しくも何ともない。
むしろ、このような発言が出たのは、上海の領事館員の遺書が公表された事による、立場が悪くなった中国が、また靖国問題を持ち出して、目先を変えようと必死になって発言しただけだ。

おまけに、今回の領事館員の自殺についての謝罪は一切無い。
また、自分達から「将来の首相に対しても」牽制している事を明確に言っているのは、結局は遠回しの恫喝であり、靖国を巡って中国は自分達の政治カードに使っていると言っているのに、日本マスコミも何かにつけて、煽るような書き方しか出来ないのは、新聞記者の民度が低すぎるのでは無いか?


今回も、小泉首相は胡錦濤の言葉に「政治カードにはならない」と批判したが、まさに同じような事を数日前にも聞いた。
これは、小泉が毎回同じ事を繰り返しているのではなく、毎回、同じ事を聞く記者がいると考えた方が素直だろう。
つまり、この件に関しては静観するのも1つの方法であるのに、何かあればすぐに靖国の話を持ち出す辺り、マスコミも歪んでいるとしか思えない。


 
それにしても、今回の橋本と言い、チャイナスクールの外務省と言い、周囲から見ればはっきりする事は、当の本人は気づかないのだろうか、それだけ天狗になっているんだろうが。

中国は、共産党独裁政権であり、日本と違う事を忘れているのだろう。
以前も取り上げたか、 六韜(りくとう-周王朝の軍師・太公望の兵法書)には、周の文王が『武力を用いず知恵によって相手の国を倒す方法とは、どのようなものか?』と尋ねた事が書かれている。

第一には、 相手を油断させることです。 一時的に喜ぶような贈り物をしこちらの侵略の意思を隠します
第二には、 相手国の君主の信頼する忠臣に取り入り 君臣の信頼関係に亀裂を入れなさい

第三には、 相手国の君主の臣下に賄賂を贈り こちら側のために働くように仕向けなさい その臣下は 身体は相手国にあっても心はこちら側にあるようになり 相手国に害悪をもたらします

 これは思い当たる政治家も多いよねぇ。 野中、山崎、加藤コーイチなんかそうじゃないかね。

第四には、 相手国の君主や臣下に美女や金銭をを贈り、堕落させるように仕向けなさい やがて相手はこちらに逆らわないようになり、悪だくみも上手く行きます

 まあ、確かに堕落しているよね、 加藤コーイチなど、もろにそうですね。
 中国との関係がうまく行っていない(それも原因は中国にあるのに)、日本の外交がダメになるとか言っているし。
 百歩譲って、中国と韓国だけでしょ、他の国とは良好な関係を続けているんだから、中国以外が見えない政治家もいるのが、非常に残念だし、踊らされているよね。

第五には、 交渉の為に隣国から有能な忠臣がやって来たならば、何一つ話さず、与えず、無為な時間を過ごさせよ
交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が無能ならば 大いに与え、歓待し、成果を与えよ
そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な忠臣が失脚する。 そしてやがては滅ぶ


あー、今回の橋本とか、北京詣でする政治家など特にそうじゃね。
野中や加藤なんか、中国政府からチヤホヤされ、さぞ自分が有能で中国から期待されているんだ、と勘違いしているんだろうね。
でもって、そんな人に限って、これを読ませても「自分は違う、本当に必要にされているんだ」なんて、さらに勘違いするんだろうな。(笑)


第六には、 外国に滞在する相手国の臣下を手なずけ、臣下の間に相互不信の間隙を作り出しなさい
相手国に切れ者の臣下を送り込み、働かせ、相手国の内外から切り崩せば、相手国を滅ぼすことが可能だ


そうね、政治家にも多いし、外務省の中にも大勢手なずけられている人は多そうだね。


第七には、 相手国の忠臣へ大いに賄賂を贈り 内通させて、故意に仕事を怠慢にし 遅れさせるように仕向けよ

第八には、 一人でも多くの相手国の臣下に賄賂を贈り、儲かるようにします。 実際に儲かれば その臣下たちはわが国を信頼し、わが国のために働くようになる。 これを 『親交を重ねる』 と言います

これも大勢いそうだな。(笑)


第九には、 相手国を尊重するかのように振る舞い、友好国であるかのように錯覚させるのです

第十には、 両国が運命共同体であるかのように振る舞い、その間に密かにこちらのために働く人間を増やすのです

第十一には、 わが国の為に働いてくれる相手国の臣下には十分に報いるのです。 相手国よりも良い待遇を与えるのです

第十二には、相手国の不忠な臣下と共謀し、君主が堕落するように仕向けるのです。 美女を与え、良馬を贈るのです

要するに、これって誰が見ても現在の、橋本さんや野中、加藤などの親中国派のみなさんですね。
中国派、思い通りに動かない小泉には、決して媚びを売ったり、懐柔したり賄賂を送ろうとはしません、そんな事をしても中国の為に考えを改めないのは知っているから。
では、橋本や野中、加藤にどうしてコビを売るのか・・・明白ですな、彼らが中国に取って利用しやすいからです。

周囲では、私も含めてそんな事とっくに気づいているんですけど、当事者はプライドもあるんでしょうな、自分のことだけは例外だと思いたいんでしょう、見えないんですね。


 
ともかく、靖国参拝を政治カードに使って、だから首脳会談を拒否すると言った、馬鹿げた外交関係を認めるのではなく、小泉は正論だと思うよ、外交にはいろんな問題があって、1つのカードで会談を拒否するような事はあってはならないんだよね。

外交は、あくまでも対等に行いたい、それが私の願いで、多くの日本人も同じ願いだと信じています。

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コメント

お久しぶりです。

そうですね。この「六韜」を読んでいれば中国がちやほやしている人間が彼らにどう思われているのか一発で判りますよね・・・。

それを喜んでいるのだから情けない。

投稿: 安保 仁 | 4 02, 2006 01:27

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