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1 13, 2006

トルコ訪問にも靖国問題を持ち出すマスコミ

本当にマスコミは一体どうしたんだろう。

私もいい加減、靖国問題の話題だけを繰り返し書きたくないのだが、年頭からずっと靖国批判が続いているのだが、今度は首相のトルコ訪問に対する記事でも、靖国問題に絡める陰湿さ。
まさに、首相の寝食も行動も全ては、靖国参拝問題に原因がある・・・的なノリで、何でも靖国に結びつけて報道するので、つい反応してしまう。(笑)

また、最近はネットではアジア軽視(何度も言うけど、アジアじゃなく、中国や韓国だけね)が飛び交うなどと狂ったように批判を続けるマスコミ。
この国は一体どうなるんだろうか、本当に心配になる。



トルコ訪問の小泉首相、外遊の成果は

 トルコを訪問している小泉総理が、まもなく帰国の途につきます。果たして、外遊の成果はあったのでしょうか。

 イスラエル、パレスチナ歴訪は中止となりましたが、小泉総理は、トルコ訪問で日本のエネルギー政策にとっても重要な中東和平推進への意欲を示しました。

 日本と同じく、イスラエル、パレスチナ双方と友好的なトルコのエルドアン首相との会談では、中東和平の推進に向けて、ともに協力していくことで一致しました。

 「中東のイスラエル、パレスチナについて、歴史的にも政治的にも関与の度合いは極めて少ない。少ないからと言って、マイナスに働くとは限らない」(小泉首相)

 小泉総理は、このところ、中東和平に関与する姿勢を強めていますが、靖国神社参拝をめぐる中国、韓国との関係冷え込みなど、外交では八方ふさがりというイメージを払拭する狙いがあるとの見方も出ています。

 それだけに外務省幹部は、トルコ訪問は「イスラエル・パレスチナのついでではない」と神経を尖らせ、訪問の意義を強調します。

 実際、いち早くイラク戦争を支持した日本が、中東地域の親日国・トルコとの友好関係を深めることには、重要な意味があると言えます。

 また、今後、イギリス・オランダ軍がイラクから撤退した場合、イラク情勢に精通しているトルコからの情報提供に期待を寄せているという側面もあります。

 中東和平推進は確かに大きな外交課題ですが、今回の訪問では、意欲はアピールしたものの、目に見える成果はなく、日程の大半が視察にあてられ、来週から始まる通常国会を前に、つかの間の息抜きとなった形です。


TBSニュース(12日23:19)

要するに、中国と違う国を訪問したり、外交を行うと、日本のマスコミは「外交では八方ふさがりというイメージを払拭する狙いがある」という見方になるんだよな。
本当にもはや日本のマスコミは、信じるに足らない組織に陥ってしまったようだ・・・


いや、もちろん外交に限らず政治的目的ってのは、1つしかない事はあり得ず、いろんな理由、目的、狙いがそこにはあるはずで、その中に、外交イメージというものがあるのは間違いないだろうが、世界は中国だけじゃなく、数多くの国と外交を続けるのが当然なわけで、なぜ、中国以外の外国訪問をこれだけ悪意を持って見ることが出来るのか、その異常な精神状態を、何と言っていいのだろう。


 


小泉首相トルコ訪問 現地メディア 破格の扱いに

 【イスタンブール=高木桂一】小泉純一郎首相がトルコを訪問し、両国関係の強化を打ち出したことについて、トルコのメディアは十日から十一日にかけて一斉にトップ級で報じた。
 小泉、エルドアン両首相の会談を受けた十一日の主要新聞は「お祭り騒ぎ」(ホテル従業員)といったところだ。「中東における連帯」(テュルキイ紙)、「中東和平のためのトルコ・日本の協力関係」(イェニ・シャファック紙)、「トルコ・日本間の協力関係」(ラディカル紙)、「鳥インフルエンザへの共同対策」(ヴァタン紙)-などの見出しで大々的かつ肯定的に伝えた。
 一方、テレビも十日の両首脳の共同記者会見を四局が生中継し、ニュース専門局「NTV」などは約五十分に及んだ会見を、時間を延長して最初から最後まで完全放送した。
 外交筋は「他の主要国首脳の訪問の際には見られない破格の扱い」と驚きを隠せない様子だ。

sankei.web 平成18(2006)年1月12日[木]

トルコに取っては、これほど重要な会談だったわけだ。
何も日本に価値があったかどうか、自分達の主観による価値観だけで批判するのではなく、外国への訪問である以上は、現地の国の状態もきちんと伝え、歓迎を持って迎えられたのであるなら、それはイコール、日本国民にとっても価値があり、嬉しいはずなのに、日本のマスコミは、どうしてこうも偏見に満ちているのだろうか。


さらに、こんな記事もあった。


泉首相:トルコ航空元機長に謝意 イ・イ戦争で邦人救出

 【イスタンブール松尾良】トルコ訪問中の小泉純一郎首相は12日午前(日本時間同日午後)、イラン・イラク戦争の際にテヘランに取り残された邦人約250人を特別機で救出したトルコ航空の元機長、アリ・オズデミルさん(75)とイスタンブール市内で会い「20年前の救出劇をテレビで見て感動した。あなたが引き受けてくれなければ救出できなかった」と感謝の意を伝えた。
 1985年3月、イラン・イラク戦争でイラク軍がテヘランに空爆を開始、在留の外国人が脱出のために空港に押し寄せたが、日本の航空会社は現地に就航していなかったため、邦人が孤立。トルコ政府が救出のために急きょ特別機を派遣し、オズデミルさんが機長を務めた。
 首相は「日本人がみんな感動した。感謝の気持ちを伝えることができてうれしい」と述べ、オズデミルさんに日本製の置き時計を贈呈。オズデミルさんは「お目にかかれて光栄だ」とうれしそうに語った。

毎日新聞 2006年1月12日 19時25分

年齢的に、私はこの事件を知っていて然るべきだが、残念ながらと言うか、恥ずかしながら、全く知らなかった。

ただ、さもありなん。
当時の私の環境は、今回のように、海外の首相の訪問ですら、一方的な価値観の元、批判するだけのマスコミ記事しかなかった時代だ。
私にとって、当時はテレビと新聞(朝日)だけが、外部のニュースとの接点であり、最初にあげたニュースしか国民の耳に届かないとすれば、さすがに誤った判断に、今回のこのパイロットの存在すら知らずに過ぎたでしょうな。

もちろん、今回も毎日新聞がこの記事を載せているし、当時もテレビ局のニュースでは流れたかも知れないが、多くのメディアが繰り返し放送するのは、そんな美談などでなく、政府の批判だけ繰り返し流せば、国民の意思もそちらに流れたでしょうね。


 
まあ、今回のこの辺の、当時の日本人を救出してくれた、1民間人への謝礼を忘れずに伝え届けること、例えこれが小泉氏特有のパフォーマンスとしても、非常に喝采してやるべき行為だと思うのだが、これをTBSはどのように受け止めているのか。

日本人を救出に、民間飛行機会社は、自分のパイロットを戦場に出す事を拒否するのは当然だろう、そんな危険な目に遭わせたくないのは誰も同じだ。
だからと言って、当時自衛隊を派遣しようものなら、社会党や共産党が大反対をしたでしょうな。

結果、日本人を救ってくれたのは、現地トルコ政府と、現地の飛んでくれた民間人パイロットになったわけだが、まずはマスコミも含めて、当時、日本人の救出に人力を尽くしてくれたトルコ政府や、パイロットに改めて謝意を述べるのが普通だろう。


産経新聞だけは、エルトゥールル号の事も、今回の邦人救出の事も、プロジェクトXの事も、きちんと紙面で紹介している。
ところが、朝日は


小泉首相、日本人215人救出の「命の恩人」と面会

<前略>
 当時、現地邦人の救出作業に手間取った日本政府に代わり、トルコが救出を申し出た。小泉首相は「砲弾が飛び交うなか、救出して頂いたことに、日本人が皆感動した」と語り、日本製の置き時計を記念に渡した。オズデミルさんも


「日本人救出は任務だった」

と応じた。


asahi.com 2006年01月12日20時46分

記事にはしたが、こちらも素直に書けないようで。

まあ、本当にそう言ったかも知れないが、他の新聞社同様、わざわざ書くことか?
まるで「任務だった」から「日本が好きだから、日本人を助けたかったら」行ったわけじゃない、単なる業務としてやった、とでも強調して言いたいのかね。(笑)


本当に、日本のマスコミは見境無く政府という組織に噛みつく野犬みたいなものだね、政府を批判だけすれば全ては丸く収まると言う自己満足の世界ですね。


 

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コメント

大変ご無沙汰です。自分のブログもほっときっぱなし状態です・・・・
それはさておき、最近のマスコミにはがっかりです。批判のロジックしかないのでしょうか。「コメンテーター」なる奴らも「批判」しかしません。その分野の専門家でもない奴らが。ライブドア関連もそうです。経団連も奥田会長が入会に関して「ミスった」と言ったことは報道したが、その後奥田会長が「若い経営者が新しいビジネスモデルを求めて頑張っている点を評価したい」と指摘したことはまったく報道していませんでした。
「批判的な発言」のみしか報道しないのならば「三流週刊誌」と同じです。
メディアリテラシー教育をしていない日本では「大変恐ろしいこと」になりかねません。
実は10年ぐらいまえに「NEWS23」の「異論反論オブジェクション」の街頭インタビューを受けたことがあるのですが(確か羽田内閣のときかな)、「今の政府をどう思うか」的な質問でした。ただし、質問内容がすべて「批判的な答えを導く」質問であり、私は中立な答えしか言わなかったらオンエアされませんでした(答えが稚拙だったのかも
)。そのとき以来、メディアを半分しか信用しなくなったのですが、ここのところはさらにひどくなっています。
アジェンダセッティング(議題設定)として「靖国」を取り上げることはいいとしても、批判的な意見や価値観を押し付けるのはメディアいや、ジャーナリズムとしてどうなのかと思ってしまいます。

投稿: gouki(ごうき) | 1 21, 2006 01:40

どうもご無沙汰してます、goukiさん。

野党が、与党の批判するだけの存在となってしまったのも、マスコミが単に政府、与党を批判する記事しか書けなくなった事が原因でしょうね。

つまり、物事の本質は何か追求し、それに対し真摯な推察を述べ、国民に問いかけるような内容ではなく、三流記事のように、センセーショナルな見出しに、単純に正と悪、表と裏の対比だけでしか記事を書けなくなった事が、結局は世論の方向性を狭めてしまったんでしょうね。

つまり、真面目に記事を書くより、手抜きで国民の野次馬根性を煽るだけの、くだらない記事を書く方が、彼らにとっても楽だから、堕落しちゃったんでしょうな。
その証拠に、今の朝日新聞などは、日刊ゲンダイとかとあまりレベルが変わりませんもの。

あと、マスコミの世論調査ほどアテにならないものはありません。
靖国参拝問題でも、マスコミが情報操作して国民がやっとこさ賛成/反対が2分されている状態なのに、インタビューでは賛成よりも反対意見を多く放送し、朝日新聞など、投稿欄ではまさに、国民の半分が賛成している様子など全く伺えるような掲載数ではありません、8割ほど政府、小泉反対の投稿しか載せません。(笑)

まあ、彼らにとって中立とは、もはやどこかに置き忘れた、自分達の思想を振りまくだけの、私のブログと同じようなレベルに成り下がったようなもんですな。(笑)

今後もよろしくお願いします。

投稿: akinopapa | 1 22, 2006 03:16

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