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10月 25, 2005

貧困を訴えて、利益を得る、美味しい商売やのぉ

派手な宣伝活動もあって、有名だったホワイトバンド。
選挙中はあの鈴木宗男もやっていたホワイトバンド。

確かに、値段は300円は日本人である私には高くないし、これを買ってあげれば、自分の意思表示に何割かは寄付としてアフリカの貧困層に行くのであれば、参加するのも悪くないと思っていたんですけどね。
私も最初は興味があったけど、市民団体が絡んでいる点で、敬遠していましたけど。(笑)
でも、多くの人が私と同じ勘違いをして買ったんだと思います。



<ホワイトバンド>趣旨説明不足で購入者から批判



世界的な貧困根絶キャンペーンに合わせて国内で300万個販売された腕輪「ホワイトバンド」に対し、購入者から批判が出ている。

「売り上げの一部は貧困をなくすための活動資金となる」との触れ込みだったが、食料などを送るわけではなく、細かな使途も決ま
ていないため。

事務局は「ホワイトバンドは『貧困をなくす政策をみんなで選択する』意思表示が狙い。

分かりにくかったかもしれない」と説明し、店頭で、募金活動ではないことを強調する表示を始めた。



 ホワイトバンド運動はアフリカの市民活動家らが、包帯や布などの「白いもの」を着けて貧困撲滅を自国政府や先進国に訴えたのが始まりとされる。

今年7月に開かれたグレンイーグルズ・サミットへ向け、「ほっとけない 世界のまずしさ」をキャッチフレーズに、70カ国の市民団体が運動を展開し世界に広まった。

 日本では約60の市民団体が事務局を結成し、PR会社「サニーサイドアップ」(東京都渋谷区、次原悦子社長)が協力。

7月から、レコード店やコンビニエンスストアなどで1個300円の腕輪を発売している。



 ところが、先月からインターネット上で、途上国を直接支援しないことへの批判が出始めた。

事務局にも「途上国に募金が送られないと知っていたら買わなかった」「利益の使途を詳しく知りたい」などの批判や問い合わせが約500件も寄せられている。

8月に購入した千葉県柏市の女子大生(22)は「募金にならないなんて知らなかった」と話す。

 このため事務局は、店頭に「途上国へ食料や物を届ける運動ではありません」と書いた黄色いステッカーの掲示を順次進めている。

ホームページも同様の説明を強調するよう変更した。

 事務局によると、材料費や流通費などを除いた売り上げの44%を、活動の広告費や事務局の人件費、政策提言の研究費、PRイベントの費用などにあてる。

今月末までに詳細な使途を決めるという。

今田克司事務局長は「運動は『世界に貧しい国がある』と考えるきっかけを作るもの。

政策提言や声を上げるために資金を使う。

それが途上国への募金と同じような意味を持つことを理解してほしい」と説明している。【種市房子】



 ▽ホワイトバンド運動に詳しい紀藤正樹弁護士の話 (購入者への)表示法が多少変わったとはいえ、ホワイトバンド運動は自分で白い布を着ければよい。

そのことを明示していないのは問題だ。

日本版の運動は「貧困をなくそう」という意思表示運動の起爆剤にはなったが、今後ボランティアといった行動に結びつくのか、課題が残っている。




(毎日新聞) - 10月24日11時23分更新



今回のニュースを受けて、ネットでホワイトバンドなるものを調べてみたが・・・

想像以上にヒドイですね。

「ほっとけない世界のまずしさ」を、ほっとけない

本当は痛いホワイトバンド

この辺は、かなり整理されて書かれているので、分かりやすいし、ホワイトバンドの問題点が見えてくる。


 
サニーサイドアップの女性社長を、どこかのテレビで見たことがあるが、悪い印象はもちろん無かった。
しかしながら、この会社は株式会社であり、利益を上げなければならない企業である事は間違いない事実である。

中国製なので、10万個ロットなら1個50円以下で作れることは、ネット上では指摘されている。
サニーサイドアップは、当然このホワイトバンドの売り上げで1個辺り40円近くの利益を得ているようだし(既に200万個売り上げたので、利益で8000万円)、自社の契約タレント、中田ヒデ達を広告として出しているので、彼らの出演料をも全額では無いだろうがもらっている可能性はある。


 
また、アメリカやイギリスでは1ドルで売っているらしい。
アメリカやイギリスでは、その100円で全て賄っているのであろう。
日本は何故に300円もかかって、1円も貧しい人達の手元に渡らないのだろうか・・・
市民団体が60個もあつまり、事務局を作ったそうだが、結局はサニーサイドアップへの支払いを除く7割は、事務局とやらが運用しているわけだが、流通費を除く活動費に消えているわけだが、早い話、市民団体が活動する為の運営費に消えているのだろう。

プロ市民と言う言葉がある。
「市民活動と称しているが、一部の市民・党派や、特定のプロパガンダ、外国勢力などのために活動を行っている者」と言う意味が、最近では強いようだが、彼らもまた手弁当で参加とは言え、生活があり、何らかの形で収入を得なければ生きていけないわけで、活動費用という物が無ければ成り立たない人が大勢、日本にはいる。

つまり、「世界のまずしさ」を訴えながらも、市民団体の活動するための資金に使われても、名目は「活動費」となって消えていく。

 
ホワイトバンドの運動は、アメリカではもちろん活動資金を調達するキャンペーンでもありませんし、エイズと貧困と戦おうで、日本の場合は「貧困をなくそう」です、趣旨も目的も違っています。

彼らのホームページには、「20年前、アフリカ救済イベントで280億円の寄付を集め、喜んだのもつかの間、それがアフリカでは先進国への債務返済に一週間で消える額でした。寄付だけでは、貧困のスピードに追いつけないのです。」と書いてあるが、とんだ誤魔化しである。

280億円の借金は国から国に対して行ったもので、国は何にそのお金を使ったのかが問題である。
そもそも、アフリカの貧困の最大の理由は何か? もちろん、歴史、土地、風土、慣習、民族、宗教、いろいろな事が原因で起きているが、結局は古今東西、貧困の最大の理由は「戦争、紛争」なのだ。
昔は、戦争に勝った方は併呑した土地の資源などを手に入れて、それが利益に繋がったが、最近の戦争は民族同志、宗教観の違いなどで起きるもので、時には政治が絡み、内紛が発生し、それを先進国が軍需産業が儲けるために兵器を売りつけ、貧しくとも、戦いに勝つために兵器を購入して、さらなる貧困に陥る、スパイラル現象がもっとも顕著な例となろう。

280億円のカネも、金利で吹っ飛ぶ、だから利子を放棄してあげよう、と言うのが彼らの言い分のなだが、利子を放棄するのは容易いが、それでは放棄したお金で彼らは貧困層の為に使ってくれると言うのだろうか?
浮いたお金で武器を買って、結局はそれが市民に向けられてしまっては、意味がない・・・と言うか、これ以上の偽善行為は無い。


また、彼らは280億円も集まっても、借金返済が高額だと言う論旨展開に使ったが、実際の280億円はどうなったか、と言う事の言級していない。
ネットで調べたところ、赤十字を通して有効に使われたと書いてあるサイトがあったが、どうやら全く無になったわけでなさそうだ。
となれば、国の借金を減らして、彼らに新たな武器購入の資金にさせるより、地道だが、援助金を公的国際機関の手によって、直接貧困層に行き渡るような活動が、現在はまだ有効だと思われる。


ところが、彼らは「世界の貧しさ」を訴えながら、1円の支援も送らずに、利益を懐に入れて、また国には借金を棒引きせよと訴える、自分達の身銭は1円たりとも出さずして、国や市民だけに出費を強いているのだから、その偽善者ぶりが鼻につく。


 
彼らは、最初から寄付金を出すとは言っていないと言う。
しかし、販売側はそうとは限らない、ネットで調べればいろいろ出てくる。
ここなんか特にヒドイ

大変お待たせ致しました。ホワイトバンドが入荷しました

 100円・・・キャンペーン事務所へ
 100円・・・CODEが実施するアフガニスタンのぶどう基金へ
 100円・・・CODE国内事業費へ(10月末までアメリカ南部ハリケーン・カトリーナ被害の復興支援へ)

これを読む限り、200円は寄付金に使われるような書き方をされております。
これは、CODEが実施するホワイトバンドだから?(笑)

200万個も売れた背景には、こういった勘違いによる人の購入も多いと思われる。
ここまで行けばサギでしょうかね。


 
ともかく、安易な寄付金活動に乗らずに、まずはきちんと調べた上で、参加するべきでしょう。
「世界のまずしさ」を訴える趣旨は悪くはないし、その活動方法としてホワイトバンドを運動のシンボルにするのも悪くない。
ただし、欧米で1ドルのものが、中国製を使っている日本が300円という不自然な金額に、この金額を徴収して置きながら、1円の寄付もしていない実態、慈善の行為を自分達の市民団体の活動資金にしてはいないか、と言う疑惑など、数多くの問題点がある。
よく見極めることだ。

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