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9月 19, 2005

6.健全な日米関係の構築へ

やっと最後の項目ですか、明日が休みで良かった、(笑)
実は、もう2時を回っているんだな、これが。

6.健全な日米関係の構築へ

Akinopapaさんは、教育とは「戦争=ダメ」と単純に拒絶することではないと述べておられます。
また「自爆テロを起こす側にもその理由があるはず」と述べておられます。
ともに同感です。
私も祖国日本が侵略されればテロを起こすかもしれません。
少なくとも、何らかの形で侵略者と戦うでしょう。


ところで、現在の日本は安保条約の名の下にアメリカに従属させられ、膨大な軍事基地を置かれ、周辺の住民が苦しめてられています。
「それなのに、なぜ戦わないのか!?」と問われると私は辛くなります。
まして、あなたのように「アメリカを頼って親密な関係を結ぶしかない」などとは言えません。
もちろん、あなたも本気ではないと思いますが‥‥‥。

私には、アメリカに知人も恩人もいます。
しかし、どうしてもアメリカだけが良くて、中国や韓国・朝鮮が悪いとは思えないのです。
皆な同じに見えるのです。
だから、アメリカの日本占領を不問にして、中国や北朝鮮の脅威を叫んでも白々しさを感じるのです。
「食糧もろくにない中国や朝鮮が攻めてくることより、現にアメリカに占領されていることを心配しろよ」と言いたい気持ちです。

イデオロギーが終焉した今日では、共産主義の脅威も現実的とは思えません。
戦後六〇年経っても、米軍基地は日本のいたるところにあります。
政治家はいまだにアメリカのいいなりです。
これでは独立国とはいえません。
これは日本人にとってもアメリカ人にとっても不幸なことです。
もちろん日本は、アメリカと戦争をする必要はありませんが、一日も早く安保条約を廃棄して従属関係を断ち切り、対等な関係で「日米平和条約」を締結するべき時がきていると思います。

名前: 某高校関係者 | 2005年9月17日 午後 01時33分

この項目は、概ね意見が一致していると思います。
ただ、簡単に言うけど、現実は厳しいはずで、覚悟があるのかどうか伺いたい気もしますね。


ところで、現在の日本は安保条約の名の下にアメリカに従属させられ、膨大な軍事基地を置かれ、周辺の住民が苦しめてられています。

軍事的に従属されている部分は、仕方がないと思っています。
日本は、自衛隊という世界でも有数の戦力は、一応は整えていますが、形だけで、実際に情報収集、調査、検討、運用、実行、緊急対応等々、あらゆる面で劣っていますからね。

また、日本は憲法の制約から、先制攻撃は許されないし、集団自衛権の行使も出来ません。
この辺は、小説とは言え、日本の自衛隊が抱え持つ矛盾、問題点を洗いざらい書いている「宣戦布告 上下」(麻生幾著 講談社文庫)を読んでみても面白いかも知れません。

そう言った事を考えると、仮に北朝鮮がテポドンを東京に向かって発射しようとしても、日本は今までは、ミサイルが撃たれるまで反撃が出来ませんでしたが、最近になってやっとそれが可能になりました。
ところが、今度は、ミサイル基地に攻撃する手段がないと慌てました。
専守防衛に、空対地ミサイルなど必要ないので、日本仕様に取っ払った戦闘機しか持っていないとか。

ここまで考えると、日本の自衛隊は、まずは憲法で縛られ、国家組織の中で制約を受け縛られ、国民の防衛意識の薄さで縛られ、結局は有事の際に何も出来ない可能性がありますな。


となれば、在日米軍基地も多数あり、アメリカ国民も大勢住む日本に、アメリカが自衛隊に代わってある程度の迅速な対処をお願いするしか無いのですから、防衛に関して、軍事力に関しては、日本はアメリカの足下にも及ばないので、従属も仕方がない気はしますよね。


 

まして、あなたのように「アメリカを頼って親密な関係を結ぶしかない」などとは言えません。

もちろん、あなたも本気ではないと思いますが‥‥‥。

私は真面目ですよ。
国防の項目でも言いましたが、日本の国を守るには、単に軍隊だけ強化してもダメだし、外交関係で軍事上の同盟国は当然必要でしょう、それが日本の場合地理的に、アメリカに頼らざるを得ない状況だ、と言うことですから。

日本は現憲法下では、集団自衛権が持てないんですよ、共同して戦う事が出来ません。
ならば、日本に近い場所に基地を置く国で、緊急の際には頼み込んで、自衛隊に代わって対処してもらうしか無い、それが可能な国は非常に限られて来ますよね。
ヨーロッパの国々は、友好国として同盟国として結ぶには問題ないけど、軍事関係では距離が遠すぎて、日本に取ってはアメリカほどのメリットがありません。


 

しかし、どうしてもアメリカだけが良くて、中国や韓国・朝鮮が悪いとは思えないのです。

皆な同じに見えるのです。

だから、アメリカの日本占領を不問にして、中国や北朝鮮の脅威を叫んでも白々しさを感じるのです。

「食糧もろくにない中国や朝鮮が攻めてくることより、現にアメリカに占領されていることを心配しろよ」と言いたい気持ちです。

悪いとか、そんなレベルではなく、信用がどこまで置けるのか、と言う問題だと思います。
中国は、共産主義を維持するために、反日教育を意図的に行っている国で、まさしく、真っ先に日本を裏切る国でしょう、信用などとても出来ませんね。
北朝鮮などは、拉致しておきながら、解決済みなどとうそぶく国ですから、これまた同盟などもっての他。

韓国は、形式上は民主主義を唱えておりますが、あそこも竹島問題、日本海呼称問題、歴史捏造問題など、日本にとって相手に出来ない国ですしね。
何より、核を持っていません。

こう考えるに、北朝鮮や韓国は除くとして、中国とアメリカ、どちらと親交を深めた外交を行うのが一番か、一目瞭然んですよね。
おまけに、欧州はみんな民主主義国家で、特定の国と親交を深くする必要が、最近は薄れて来ましたが、アジア・・・特に東アジアでは、独裁国家が2つもあり、その中で日本という国家、国民を守っていく上で、大陸欧州とは違う形で、大きくある国に依存せざるを得ない立場は、同じ日本人なら分かると思うのですが。※ 9/20加筆


それに、占領と言いながらも、日本に米軍基地があり、アメリカ軍がいるからこそ、日本は核兵器を持たずとも、何時の時代も日本の背後にアメリカ軍という存在があったわけで、その功罪もきちんと評価しなければなりません。
日本に米軍基地が多く存在するのは、確かに日本人として愉快であるはずがありませんが、同時に、日本は国防そのものを、長きに渡ってアメリカと共同で行うことを前提に来ているのですから、日本の防衛そのものを見直す必要がありますね。


 

イデオロギーが終焉した今日では、共産主義の脅威も現実的とは思えません。

えっと、「終焉した今日」っていつ頃からの話かな?(笑)
中国って、インドやベトナムと国境で揉め、ネパールを侵略し、東シナ海では海底油田資源を日本からかっぱらっていますよね。
おまけに、昨年は潜水艦・・・軍艦ですよ、それが堂々と日本の領海を侵犯し、それについて謝罪など一切行わない国ですよ。
そうそう、謝罪と言えば、中国の民衆が日本領事館を襲って、これまた謝罪すらしない国です、こんな国、他にありますか?
いくら何でも、警戒が必要な国である事は間違いないでしょう。

※ すみませ~ん、ネパールではありません、チッベットの間違いです。 あー恥ずかしー、お詫びしますだぁ


 

政治家はいまだにアメリカのいいなりです。

これでは独立国とはいえません。

これは日本人にとってもアメリカ人にとっても不幸なことです。

もちろん日本は、アメリカと戦争をする必要はありませんが、一日も早く安保条約を廃棄して従属関係を断ち切り、対等な関係で「日米平和条約」を締結するべき時がきていると思います。

そうですよね、立派なことを仰る。
でも、これも外交と同じで、具体的な構想と決意がなければ、単なる絵空事ですね。

日本人は軍隊とかやたらに過敏に反応する人もいますよね。
アメリカを頼らずして、独自で防衛を行うと言う事は、アメリカ並みとまでは行かなくとも、日本独自で情報の収集を行い、調査や検討する専門家がいて、詳細な分析能力を持ち、有事に際しては制限無く、フリーハンドに近い形で応戦が出来るような運用など、ハードルがかなり高い事を意味します。

その中で、憲法9条を変えようと言っただけで、日本ではまさにアレルギーの如く、反対する人が多いのですよ。
また当然、アメリカから独立して、核兵器を持つ北朝鮮や中国との外交を行うわけですから、持つ、持たないは別としても、日本にも核兵器をどうするのか、と言った、今までタブーだった議論にも踏み込まなければなりません。
しかしながら、核と聞いただけで、話が最初から出来ない人も大勢います。

さらに、自衛隊員は日本を守る軍人であるべき存在ですが、今はイラクに派遣されるにも、政府に「はんた~い!」と市民団体からシュプレヒコールが上がるのは、やむ得ない事ですが、日本の場合は命令されて出動する立場の自衛隊そのものに、市民はシュプレヒコールを上げますからね、何を考えているのやら。
また、自衛官そのものを、軍人という意識なのか、白い目で見るような。
自分の国の軍服を着て、堂々と街を歩けないのは、日本だけじゃないんですか?


 
要するに、この状態では何の理想論を上げても、国民の意識が変わらなければ、何をやってもムリでしょう。
日本がアメリカのポチだ、などと批判する人も多いですが、考えて下さい、日本人が自身で自国の防衛を拒否している人が多いわけですから、自分達でアメリカの言いなりになるような行動を起こしている、まさに矛盾した姿がそこにあります。

日本は、国民も自国の防衛には目を背けてきたし、政府も、及び腰で問題を先延ばしにしてきただけですね。
本当に独立したいのであれば、嫌な防衛議論も、積極的に参加して考える必要がありますし、何よりも、まずは日本人自身の意識改革が必要でしょうね。
そうなれば、スイスの民間防衛のような形態も、可能になるんですけどね。

 
ただし、同じ「日本も独立せよ」と主張される人の中には、ただ間違った平和観の軍隊アレルギーで、在日米軍基地もいらん、自衛隊は違憲だ、などと現実逃避している人だけではありません。
反対に、憲法はきんと改憲して、先進国並みの国防予算を5~6倍を与え、人材を集め、アメリカから軍事面でも独立しよう、と言う考えの人達はいます。
それならば、私は反対しません、よっぽどこちらの方が、合理的な意見ですから。※ 9/20加筆


そこで、最初にも言いましたが、今の日本にそこまでの覚悟がおありですか? ここが重要だと思っています。


 

でまあ、話は最初に戻って、自衛隊は違憲だから肯定すれば0点とか、短絡的に自衛隊=戦争と結びつけるようなキーワードには反応を示すような教育を行う事は、結局は日本が、独立を自分達で許さない国に育てている気がするんですけどね・・・
ときちんと結んで、話を終わってみる。(笑)

お疲れ様ッス。

 

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コメント

これで4度目になりますでしょうか、夜遅くまで私の拙文に目を通していただいた上、力のこもったレスをいただきありがとうございました。またレンタルの掲示板についてまで考慮いただき感謝いたします。この間、私は大いに知的刺激を受け、さらに意見を述べたくなりました。
あなたは「お互いの考え方が、出発点で違うような気がするので、話は平行線を辿るだけかも知れません」と述べておられますが、私たちは「平和主義」民主主義」という点では共通すると思います。軍国主義の本質についても、戦争が狂気であることも、アメリカのイラク侵攻が国際法に反する暴走であることも、北朝鮮へ軍事侵攻はすべきでないことも、日本のアメリカへの従属が不本意であることもほぼ一致しているように思います。ただ、その中身にほんの少しズレ、ボタン1個の掛け違いがあるだけのように思います。そこを明らかにして整理することにも意味があると思いました。

1.民主主義について
民主主義とは国民が主人であり、政府は召使ということです。にもかかわらず、政府は古代から今日にいたるまで、常に国民を騙し、抑圧し、搾り取り、最後は捨ててきました。こうした悲惨な歴史のなかで、憲法第97条が述べているように「過去幾多の試練に堪え」人類は血と汗と涙を流して闘い、ようやく民主主義を勝ち取ったのです。「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」とはこのことです。
従って、民主主義は、政府さらに権力というものは「避けられない悪( necessary evil )」であるという前提に立っているのです(「必要悪」とは訳さないでくださいね)。これは常識です。詳しくはトマス・ペインの『コモンセンス』を読んでください。だから国民は常に猜疑心をもって政府を見なければならないのです。そして憲法で縛らなければならないのです。これが「法の支配」ということであり、民主主義の要です。
言うまでもないことですが、「法の支配」とは、国民が憲法によって政府を支配することです。政府に憲法を「押し付け」、政府を「束縛」することです。いうまでもなく、政府が国民を支配することとか、憲法は政府と国民が日本古来の美風に基づいて仲良く打ち立てたルールである、などというものではありません。
だから、政府には憲法を守る義務があり、国民には守らせる責任があります。もちろん、これは政府にとって疎ましいものです。できれば「改正」と称して国民を騙し、自分たちに都合のよいように作り変えたいに違いありません。でも騙されてはいけません。

2.ヒューマニズムについて
そもそも民主主義の根底にはヒューマニズムがあります。ヒューマニズムとは、「人間は罪も犯せば間違いもします。しかし根本において信頼に足りる存在である。」という主義です。なぜなら人間には、根本においては正しく生きたいという心があるからです。カントはこれを「善意志」といい、ルソーは「一般意志」と呼んでいます。
ゆえに私は「人間に悪いものはない、権力に良いものはない」と考えています。従って、日本・アメリカ・中国・韓国・朝鮮の全ての国民はお互いに理解し協力し合えると思っています。しかし権力者や政府は信用できません。ブッシュ・小泉・胡・盧・金はそれぞれ個人的には立派な人かもしれませんが、権力の地位にあると全く別の動きをするものです。自らの権力をさらに強化するために国民を騙し、隠し、煽り、破壊し、抑圧します。これは歴史が証明してくれます。だから常に猜疑心を持って警戒しなければならないのです。
しかし、あなたは、私とは逆に考えておいでのようです。ほとんど無条件で政府を信頼し、国民あるいは人間に不信感をもっておられるようです。ここに根本的なボタンの掛け違いがあるようです。もちろん、それがいけないとは申しません。しかし、それはもはや民主主義ではありません。それは国家主義なのです。
どちらが正しいかの結論は保留しておきましょう。しかし、古来「墨子、岐路に泣く」といわれるように、分かれ道において最初の一歩の誤りが、やがて千里の差となるのは悲しいことです。

3.国民主権について
あなたは、自衛隊が「憲法違反かどうかは最高裁で判断するのでしょう」と述べておられます。とんでもないことです。あなたは最高裁に「最終決定権」があると誤解されています。裁判所はあくまでも「憲法の番人」なのです。最終決定権、すなわち主権は国民にあるのです。国民主権とはそういうことなのです。そして、それが民主主義なのです。
すでに下級裁判所では自衛隊が違憲であるという判決が出ています( 1973.9 長沼ナイキ訴訟第1審判決 )。しかしその後、合憲であるという判決は一度も出ていません。最高裁も「統治行為」だと言っているだけです。これは、ありていに言えば「『番人』としての責任を放棄しました」ということで、決して合憲と判断しているわけではないのです。まさかあなたは、最高裁のサボタージュが絶対であり、国民はこれに従うべきであるとおっしゃるつもりはありませんよね。
もちろん国民こそ主権者であり、最終決定権者です。この厳粛な事実を、あなたは「まさか、国民が勝手に判断するの?」「個人が独断で進めることが出来るとは、それはスゴイ話ですな」と茶化しておられます。どうか主権者としての責任を自覚してください。あなたが主権者なのです。せっかく主権者という尊い身分に生まれながら、自ら好んで政府の「奴隷」にまで身を落とすことはありません。ごまかしやサボタージュをしている政府や裁判所にカツを入れてあげてください。親が子どもの非行に責任を持たなければならないように、主権者である国民は政府の非行に責任を持たなければならないのです。

4.自衛隊について
はっきり申しあげます。憲法第9条が禁止している「陸海空軍その他の戦力」に警察権は含まれませんが、「自衛のための戦力」は含まれます。そして、はっきりと否定されています。それは憲法制定時の国会( 1946.6 )で、政府の代表である吉田首相が、「一切の軍備と国の交戦権も認めない結果、自衛権の発動としての戦争も放棄したものであります」と答弁していることから明確です。新憲法はこれを前提として議決され、制定されたのです。これは動かしがたい事実です。
あなたが主張される「自衛のための必要最小限の戦力」が許されるとしたら、ナイフ→鉄砲→マシンガン→ミサイル→原爆へと限りなく軍拡競争が続いていきます。あなたが述べておられるように「どんなに装備をしていても全てをカバーできるわけはない」からです。その例として、岸首相は自衛のためなら核兵器も許されると言っています( 1957.5)。さらに福田首相は細菌兵器も許されるとまで明言しています(1973.3 )。もはや歯止めはききません。当然、政府は自衛隊が憲法違反であることは自覚しています。だから「憲法改正」に躍起になっているのです。

5.祖国の防衛にについて
さて、Akinopapaさん、自衛隊論争はこの辺で終わって、日本が侵略された時にどうやって祖国を守るかを考えようではありませんか。
私の立場は明確です。アメリカ軍や自衛隊は不要であり、祖国の防衛は国民自身で行うというものです。なぜなら政府は悪だからです。これに軍隊を持たせることはキチガイに刃物だからです。百害あって一利なしです。
まず、政府が信用できない理由は以下のとおりです。
 1.軍隊を持たせたら独裁政治になり、やがて国民に対して牙をむく。
 2.政権を維持する為に、外敵をでっち上げ、ナショナリズムを煽り、戦  争を始める。
 3.国民を守るどころか、武力を背景に国民を弾圧する。
 4.戦争によって民主主義が廃れ、日本は守る値打ちのない国にな   る。
 5.戦争に負けるやいなやアメリカに国を売った事実がある。
 6.一億総無責任になって、軍規が乱れ虐殺や略奪や陵辱が行われ  る。
 7.国民の依存心が強まり「防衛意識」の育成が阻害される。

次に、国民の力こそが信頼できる理由は以下のとおりです。
 1.人間は一番大切なものを守る時に無限の能力を発揮して奇跡が    起きる。
 2.人間には思いやりがあり、他国を侵略しようという意思と能力を持  たない。
 3.団結して侵略者から自国と同胞を守る時は天地の理がある。
 4.戦うことによって民主主義が磨かれ、日本は本当に守るべき国に なる。
 5.一人ひとりが自らの司令官であり、誇り高く軍規が守られる。
 6.老若男女の全てが、それぞれの持ち場で縦横無尽に戦術を展開  できる。

以上をふまえ、憲法第9条・12条・97条に基づいて「防衛基本法」を制定し、国民の「自衛責任」と「自衛権」に基づいて「自衛団」を下から組織し、国民自らが国を守ることを提案します。そして、政府の役割は社会保障と公共サービスという、本当の意味での「小さな政府」を目指します。警察も自治体に任せます。政府には銃後の守りに徹してもらいます。例えば、戦って死んだ戦士の骨を拾い、遺族を援助してくれるだけで十分です。少なくとも、侵略者に迎合して、祖国のために戦う国士を裏切って迫害し、遺族を差別しすることだけはやめてほしいと思います。

あなたもスイスについてよく調べてくださいました。ご存じのように、スイスの民兵と日本の自衛隊の決定的違いは、国民の組織か政府の組織かの違いです。スイスの制度は、国民を信頼し、国民の力で国を守るという点で私の立場・理念と一致します。
憲法は、第9条で明確に政府の戦力は否定し、第12条で自由・権利の保持責任を明記しているのです。第12条は抵抗権・革命権、そして自衛権と自衛責任の根拠です。当然、いざという時には国民皆兵になります。しかし、これは軍国主義のもとでの徴兵制とは本質的に異なるものです。またgoukiさんが、「国防意識」と「ナショナリズム」を「再教育」するものではないかといわれましたが、そうではなく、憲法に基づいて正しい政治や防衛が行われれば、自然発生的に正しい国防意識やナショナリズムが育ってくるものです。天皇陛下が石原知事たちに「強制はいけません」と言われたのはこのことです。

なお、国民の自衛権は天賦人権ですので政府に譲渡できるものではありません。したがって政府が自衛権の保持者を詐称できるはずがありません。国家の「自衛権」は国民の自衛権のアナロジーによるフィクションです。騙されてはいけません。考えてもみてください。ファシズムの国家や軍国主義の国家に自衛権があってたまるものですか。そのようなものは潰れたほうが国民のためです。戦前の大日本帝国が潰れたおかげで私たちは自由になれたのではありませんか。
言うまでもないことですが、祖国を守ると言う時の「祖国」は、民主主義国家としての祖国です。軍国主義国家やファシズム国家は、私たちの祖国ではありません。そのようなものは守るに値しません。それどころか私たちは力を合わせてこれを倒さなければなりません。アメリカ独立宣言で、革命は権利であり義務であると述べているのはこのことです。

何処かの誰かさんが、竹ヤリでどうやって原爆と戦うのかとおっしゃいました。いい質問です。でも、竹やりも原爆もいりません。大切なものは何か。それは、Akinopapaさんがおっしゃった「防衛意識」であり「覚悟」です。自衛隊やアメリカ軍に頼らず、国民は自力で自らを守るという決意です。これさえあれば戦術は縦横無尽に展開できます。事前に原爆やミサイルを準備する必要もありません。これらは侵略には必要でしょうが防衛には無用の長物です。祖国防衛戦の戦術は、ギリギリまで引き付けて敵を撃破しますので大量破壊兵器はいりません。もちろんアメリカ軍や自衛隊は不要です。暴力団に頼れば、やがてその食い物にされるように、軍隊に頼ればやがてその餌食にされるのは歴史の必然です。

6.誠実な外交について
外交の目的は、信頼関係を打ち立てて、平和的・友好的な国際環境を作ることです。そのためには長期的展望にたって粘り強く誠実な交渉を行うことです。その原則は以下のとおりです。
 ①政府に任せないで、互いの国民が交流を深め、下からの外交を積  み重ねる。
 ②国民は、政府が権力強化のために外交を悪用させないよう、互い   に監視する。
 ③第三国を敵視したり、これを取引の対象にしたりしない。
 ④常に、利益より正義を優先させる。
 ⑤国益の名のもとに特定の集団の利益を図ることなく、双方の国民の  利益を優先する。
 ⑥双方の国民の利益を目指すときは、常に人類全体の利益を視野に  置く。
 ⑦大国に従属することなく、自ら主体的に判断して正しく行動する。
 ⑧武力を背景とした強圧的な交渉は行わない。
 ⑨係争問題は国際司法裁判所において解決することを第一とする。
 ⑩駆け引きや、相手の弱みに付け込んだ取引は行わない。
 ⑪無償援助や借款は相手の国民への思いやりであり、取引や買収の  道具としない。

こうした原則に基づいて外交を行っていれば、戦後60年の間に北方領土は還り、中国残留孤児も早期に帰還でき、竹島・尖閣諸島問題も解決し、拉致事件も起きず、米軍も日本から撤退し、日本の国連常任理事国入りも実現できていたと思います。これに対してAkinopapaさんは「それは理想だ」といわれると思います。確かに「理想」です。問題は、その理想を前にした私たちのあり方です。あなたは「あきらめよう」であり、私は「がんばろう」ではないでしょうか。間違っていたら謝ります。

北方領土返還運動を思い出してください。あれはただの反共運動でしかありませんでした。あんな姑息なことをやっていては還るものも還ってきません。だいたい戦後の日本には外交の名に値するものはありませんでした。外務省官僚の私利私欲を肥やすためのゲームがあっただけです。
また、北朝鮮の拉致事件とA級戦犯の靖国合祀事件はほとんど同時(1977年)であり両者は関係が深いことも指摘したいと思います。さらに閣僚の靖国参拝は中国や韓国・朝鮮が反対する以前に私たち日本の国民が反対すべきだと思います。なぜなら日本の軍国主義が復活して一番困るのは私たち日本人自身だからです。A級戦犯は決して英霊ではありません。日本を地獄に突き落とした悪霊です。静かに靖国神社に封印しておくべきです。これに参拝して、またぞろ悪霊を跳梁跋扈させてはなりません。

7.リアル指向かバーチャル指向か
もう一つボタンの掛け違いについて考えたいと思います。それはマスコミの「記事」についてのあなたと私の姿勢です。私は記事を読んだとき、その向こうにある「事実」はどうなのだろうと常に思います。公明党教育介入事件のような胡散臭い記事を読んだときは特にそうです。ノン・フィクション的興味をそそられ、いろいろ調査したくなります。その結果いくつかの新事実が判明してきました。公明党、創価学会青年部、教育委員会内の創価学会関係者等の関与もその一つです。
それに対して、あなたは「公明党が関与しているのが事実としても、私には興味ありません」と言ってリアルな「現実」から目を背けられます。そして「この教師が記事の通りの事をやったのなら、批判するだけです」と述べ、バーチャルな「記事」に閉じこもっておられます。私にとってはほんの入り口にすぎない「記事」が、あなたにとっては全てであり、これ以外を見ようとされません。リアル指向とバーチャル指向の差が、私とあなたとの間にあるようです。
もちろんあなたの生き方が悪いとは思いません。むしろナウいファッショナブルな生き方かもしれません。しかし、近づきつつあるファシズムと軍国主義に絡めとられていとも簡単に持っていかれないか心配です。
もっとも、あなたは「マスコミの報道を鵜呑みにして、ただ一方通行での情報で、特定の教師を批判する無礼は、ある程度ご容赦頂くしかありません」述べておられます。ここにあなたは良心と自覚を感じます。どうか、私が調査した新事実に対して、「だから何?」「それは主観すぎない」といって耳目を覆われるのではなく、リアルな「現実」に目を向けてください。

8.公明党教育介入事件について
今日の右傾化した時代にあって、ほとんどの教師が現実の問題から目を背けて受験のための詰め込み教育に逃げ込んでいます。こうした中で、例の教師が現実の「イラク戦争」について考えさせようとしたことの意義は大きいと思います。
もちろんあなたが言われるように、戦争はダメだという結果だけ教えるのではなく「何故ダメなのか」を考察させることが大切です。また、「自衛隊派遣を賛成だろうが、反対だろうが、考察を問う問題を出しているなら、結論がどうあれ、そこに導き出す過程や内容に価値がなければなりません」ということも真実です。ですから、現実のイラク戦争について考えさせようとしたほどの教師がそのことを理解していないはずがありません。また実行していないはずがありません。そう思って私は独自に調査しました。その結果いくつかの事実が明らかになりました。
そもそも論述試験の採点が機械的に「自衛隊派遣に肯定的な解答は0点、否定的な解答には5点」などということはあり得ません。事実、その後の私の調査でもありませんでした。たまたま自衛隊派遣に肯定的な解答の考察の内容が不十分であったため0点であり、否定的な解答の考察の内容が優れており読む人の心を打つものがあったため5点になっただけでした。
私は、何と、この教師が発表した「声明文」のコピーを入手しました。その中でもはっきりと「政治的立場については評価を加えることは一切せず、あくまでも文章表現、知識、見識、真摯な姿勢や努力に基づいて評価を行いました」と述べられています。また伝聞ではありますが、この事実を確認しました。さらに驚いたことに、新聞によると「日本史」の試験ということでしたが、事実は「政治・経済」の試験でした。新聞も本人に裏を取っていなかったようです。公明党、創価学会青年部、教育委員会内の創価学会関係者等の捏造したものをそのまま掲載しただけのようです。

9.教育の中立性について
少し話は変わりますが、センター試験で次のような問題が出されたらあなたはどう思われますか。

問 イラクへの自衛隊派遣について適切な説明を次の中から選べ。
  ① 日本の国益の為ではなく、国際社会に貢献するためのもので     ある。
  ② 復興援助が目的であり、武器の使用は一切認められていない。
  ③ 憲法違反の疑いも強く、反対の運動も起こっている。
  ④ アメリカの戦略とは無関係であり、日本独自の国策に基づいた    ものである。
  ⑤ 自衛の為なら必要最小限度の核兵器の使用も憲法上は認めら    れている。

 正解は③であるといっても、「考えを押し付けた」ということにはならないと思います。まして「イラク戦争について述べよ」と出題して、「イラク人はバカだから自衛隊を派遣して石油をいただけばいい、侵略戦争がいけないというのなら憲法を変えればいい」という答えを0点にしても「考えを押し付けた」ということにはならないと思います。あるいは「年金の問題について述べよ」と出題して「老人は役に立たないから年金は防衛費に回し、自衛隊をイラクに派遣して石油を確保したほうがいい」という答えを0点にしても同様です。何の義理があってこんな答えを5点にしなければならないのでしょうか。なお、これらは全く私の創作ではなく、これに類似した答えが実際にあったそうです。
また、これは試験ではありませんが、「郵政民営化」についての生徒のレポートで次のようなものもあったそうです。

「政府は、『市場の失敗』については触れず、ムダを無くして『小さな政府』を作ると言っている。しかし、社会保障や公共サービスを削れば軍事中心の政府になるだけである。削った分は防衛費に回されるだろう。イラクへの自衛隊派遣はその手始めであると思う。こうした政治の動きに私たちは反対しなければならない。」

これを「主観のみ」ということで否定するには忍びないと思います。なぜなら、こうした「主観」は、この人の実生活における「経験」の反映だからです。私たち人間は互いに経験の深いところで繋がっています。多くの人がこの生徒のレポートに共感できると思います。
まことに、あなたがおっしゃったように、全てが「自衛隊とは全く無縁の世界の出来事」ではないことがわかりました。しかし、イラク戦争同様、自衛隊派遣に「反対」と書いてあれば5点をつけてはいけないといわれたら教師は困ります。やはり、教育への介入はやめてください、ということになります。

ここで、教師は「国家の教育方針には従うべきです」というお言葉について少し言わせてください。この教師は、憲法や教育基本法に明記された民主主義・平和主義という「国家の教育方針」には忠実に従っています。この教師が従わなかったのは、アメリカのイラク侵略への加担という現在の政権党の政策に対してです。その理由はおそらく憲法第98条にあるように「この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」からだと思います。
教育は不偏不党であり、時の政府の政策に左右されてはならないものです。国民の税金から給料をもらっているからといって、政府の軍国主義に協力する義理はありません。教育基本法第10条の「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。」とはこのことです。これを「教育の中立性」といいます。誤解のないように申し上げますが、中立性とは左翼と右翼の中間にあって当り障りのない曖昧な態度をとることではありません。それは単なる「日和見」です。
ところで、ここで問題を一つ考えてください。もし憲法が「改正」されて日本が軍国主義・全体主義の国家になったら教師はこれに従うべきでしょうか。あなたの答えを聞かせてください。たぶんあなたと私の考えは同じだと思います。

10.イラク戦争の本質について
まず「あなたは本当に物事の本質を見抜いているのか」という私へのご質問にお答えします。イラク戦争の本質はアメリカによる侵略です。そして、自衛隊のイラク派遣は侵略への加担です。二点間を結ぶ最短距離が直線であるようにこれは明白なことです。あるイラク人は手紙の中で、自衛隊を “ US allied invading troop” と呼んでいました。これが偽らざる実感なのです。
また「自衛隊はサマワで何をしているのですか?」ということでしたので、はっきり述べさせていただきます。
 ① 侵略をしています。
 ② 物品を配って住民の歓心を買っています。
 ③ 日本を軍国化するための既成事実を作っています。
特に②は屈辱です。夫を殺しておいて、その妻に真珠のネックレスを贈るようなものです。それを見た子どもは何を思うでしょうか。人間にはやっていいことと悪いことがあるのです。サマワを撤退したオランダ軍の兵士が、自衛隊に嫌悪感を表わしていたと聞きましたが、分かる気がします。
さらに「人殺しをしているのですか? 街を壊しているのですか?」ということでしたので、答えさせていただきます。おそらく、現地の住民の反日感情を見ると、もっと酷いことをしているのでしょう。報道管制を敷いている事実がそれを証明しています。隠さなければならないことをしているはずです。マスコミの報道も、まるでかつての「大本営」のようです。
最後にあなたの「余計な個人的な主観など抜きにして‥‥‥事実だけ教えて下さい。」というおっしゃり方が気になります。あなたは主観を一切否定して、客観的事実を重んじようとしておられるようですが、大切なことをお忘れです。それは、真の実在は主観・客観に分析する以前のありのままの経験である、という事実です。例えば、蛙は解剖したらもはや蛙ではではないのです。真の蛙とは池や田んぼで元気に遊んでいる姿です。これを西田幾多郎風に言えば、真の実在は「主客未分の純粋経験」(『善の研究』) ということになると思います。つまり、私が言いたいのは、イラクを侵略しておいて、それは「個人的な主観」であり、事実は「ネプタ祭りをやって、集まった子供たちにお菓子を配っている」だけである、と言っても世界は納得しないということです。事実これは現地で大問題になりました。失礼な言い方で申し訳ありませんが、ぜひご一考ください。


 今回の議論で私自身多く学ぶところがありました。武田信玄の志についても考えることもありました。また、戦争は狂気であり、平和が大切であることは、あなたも私も意見が一致しました。最後に、他人のブログで思想を振りまいたことはお詫びをしたいと思います。また「オウムの喩え」など失礼のあったことはお詫びいたします。それにもかかわらず、私の文に目を通していただいた上、きちんとコメントをいただいたことに感謝いたします。これからも、このブログがたとえ小さくとも真実に開かれた窓でありつづけることを期待します。

投稿: 某高校関係者 | 9月 29, 2005 23:55

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