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9月 27, 2005

ボンクラーズの勝ち!!

このタイトル、あずまきよひこ氏の漫画作品である「あずまんが」の1コマのセリフです。
このセリフだけで、全てを理解しちゃった人は、あずまんがが好きな人ですね。(笑)

ちなみに、この漫画は4コマ漫画なんですが、この場面、さすがに4コマとも覚えていないのですが・・・
多少のセリフの脚色は勘弁してください、こんな感じで進んだ、と言う点だけ。
ちなみに、とも、神楽、大阪の3人を、この漫画の中では「ボンクラーズ」というトリオを結成(?)しております。

-テスト返却にて-
とも「ちよちゃんは何点だった?」
ちよ「えへへー、100点でしたー」
とも「31点!」
神楽「32点!」
大阪「40点!」
『3人合わせて、103点!! ボンクラーズの勝ち!!!』

 
さて、なぜコレを書いたのか・・・今朝の、朝日新聞の天声人語を読んで貰えれば分かると思います。(笑)

【天声人語】

まさか。そう思って、2度、3度と検算してみた。やはり正しい。うーむ。考え込んでしまう。先日あった総選挙での300小選挙区の票数のことである。

 自民、公明両党の候補者の得票数を合計すると、ざっと3350万票だった。一方の民主、共産、社民、複数の新党や無所属を全部合わせると3450万票を超えている。なんと、100万票も与党より多いではないか。

 小泉首相は断言していた。「郵政民営化の是非を問う選挙だ」。そして、法案に反対した自民党議員の選挙区に「刺客」を送った。「民営化反対だけの候補者になったら有権者も困る。賛成の自民、公明どちらかの候補者を出さないと選択できない」という理屈だった。

 まるで、小選挙区で民営化への白黒をつける国民投票を仕掛けたように見えた。ならば、この票数では民営化は否決されたことにな りはしないか。反論はあろう。無所属の中には民営化賛成もいたとか、比例区の得票数なら与党の方が多いとか。

 でも与党の議席占有率ほど、民営化の民意が強くないのは確かだ。小選挙区制は死票が多いぶん、民意のわずかな違いが大きな議席の差を生み、政治を一気に動かしていく。12年前、カナダで約150あった与党の議席が2に激減した例もある。

 とはいえ、民意を一方向に束ねたような今回の結果には改めて驚いた。きょう、小泉首相は所信表明演説で郵政民営化を熱く語るはずだ。そのとき、小選挙区への投票者の過半数が、必ずしも民営化に賛成ではなかったという事実は、頭の片隅にあるのだろうか。



朝日新聞 2005年09月26日(月曜日)付

いやあ、来ましたね。(笑)

この間、ニューヨークタイムスで、大西哲光氏に、自民党を大勝させた日本国民は、「バカ」と遠回しに批判したかと思うと、今度は選挙制度に文句をつけて、自民+公明の圧勝に文句をつけております。(笑)

よっぽど自民の大勝が悔しかったんでしょうけど、往生際が悪いというか、見苦しいと言うか・・・


 

まず、いつもの捏造・・・と言うか、批判するために、自分達の都合の悪い事実を隠している部分を指摘しておくと、カナダの例を挙げているが、カナダは比例区などなく、全て小選挙区だったはず。
この時の選挙結果は知らないが、小選挙区という性質上、51対49でも当選者はは1対0になるのが小選挙区なので、2議席になったとは言え、得票率が問題。
日本の場合、今回は比例区でも僅かながらも与党が勝ったので、このような結果になったが、カナダの場合と全く事情が違うと言うことも、惑わされないためにも、覚えておいた方が良いと思う。


 
一昔前は、天声人語と言えば受験で扱われるので、どの受験生を持つ家庭でも、朝日新聞を購読していたものだ。
ところが、代替わりしたのだろう、天声人語の内容も随分と様変わりしてしまった、何と言っても質が非常に落ちてしまった。

少なくとも、私が受験生だった20年以上前は、こんな低レベルの天声人語など見たことが無い。
恐らく、天声人語がと言うよりも、朝日新聞社そのもののレベルが落ちているのかも知れない。

なりふり構わずと言うか、NYTに東京支局発(実は支局は朝日新聞社内)でこの間の衆議院総選挙に対して、日本国民の民主主義に対する民度が低いと嘆いたかと思うと、今度は天声人語を使って、中学生でも使わないような詭弁を持ち出して、実は反対者が多かったんだ、などと、3流ゴシップ記事のような内容の有様。
実際、9月15日の日刊ゲンダイという夕刊紙が既に、同じ内容の記事を書いてある。

この3流新聞とも言える夕刊紙と、大新聞社の朝日様が、10日以上も遅れて、ゴシップ記事と同じ内容を、あの天声人語で書いてあるのだから、天声人語の質を疑うのは無理もないだろう。


 
さて、ツッコミどころ満載のこの天声人語、もはや私がいろいろ書くまでもなく、各所で大きな話題になっているので、今更、熱弁を振るう価値も無いという気がするので、断片的な批判だけ。

そもそも、朝日は開票後の報道でこの選挙は政権選択の選挙で、郵政だけを争点にするべきではない&世論調査の結果でも郵政を判断材料にする有権者は少ないと自分達で書いてある。
ところが、結果に大いに不満になれば、「郵政民営化に白黒をつける国民投票のように見えた」と書いてある。
まさに厚顔無恥そのものだろう、言っている本人は恥ずかしくないのだろうが、この場合、読んでいる方が恥ずかしい。(笑)

自分達で、選挙争点は郵政民営化だけでない、と結論づけているのであれば、投票結果は当然ながら「民営化賛成 VS 民営化反対」の構図ではない、自民党に入れた人も、みんなが郵政民営化賛成ではないし、野党に入れた人もみんなが郵政民営化に反対ではない、と言うスタンスになるはずなのに、批判するためには舌の根の乾かぬうちに、自分達の主張を180度転換しちゃうわけです、と言うか、この天声人語の時だけ、変えちゃっているんでしょうけど。


 
また、過去に置いて、民主党が躍進したのは無党派層のおかげだ、と持ち上げていたはずなのに、いざ、その無党派層が自民党票に流れて自民が大勝すれば、今度は「国民はバカだ」と批判する、これほどコロコロ態度、表情を変えるほど軽い新聞社に、何時の間に成り下がったのだろうか。


 
>>反論はあろう。無所属の中には民営化賛成もいたとか、比例区の得票数なら与党の方が多いとか
>>でも与党の議席占有率ほど、民営化の民意が強くないのは確かだ。

ここから、一応は、手放しで郵政民営化反対者の方が、賛成者よりも多い、と言う結果を保留しておき、手放しで反対者が多いんだ、と押し切ろうとせずに、議席占有率ほど民意が高くないんだよ、と釘を指している雰囲気は分かる。
ところが、わずか数行下で、

>>小選挙区への投票者の過半数が、必ずしも民営化に賛成ではなかったという事実は

となり、結局は「事実」にしたがってしるところが痛い。
反論はあろう・・・でも、本当は○○なんだよ、などと一見して、優しく見せようとして、実は最後の本音は、「反対者が多いのは事実だからね」と結ぶ辺り、文章からして支離滅裂であり、ここからでも、天声人語という質の低下はもはや明白です。


 
そもそも、天声人語とは、朝日新聞の顔であったはず。

そのコーナーで、小選挙区選挙は最初から分かっていて、選挙後に選挙制度に対して文句を言う、後出し何とやらを平然と書くのは、それだけでも驚くに値する。

学級委員の投票で、Aクンが19票、B君が9票、C君が5票、D君が4票、E君3票だったとして、Aクンが嫌いな朝日は、Aクン以外に21票もあるんだからAクンが信任されたとは言えない、Aクンは反対者の方が多いコトを念頭に置いてください、って言うの?
また、反対者が多いのに、これほどの差が付くのは、投票方法がおかしい、こう主張しているようなもの。

最初に話を戻しますが、3人合わせていくら100点以上とっても、一人で100点を出した人に対しては、素直に評価するべきで、今頃、3人あわせればボンクラーズの方が上だとか言っても、惨めなだけ。


こんな馬鹿げた話を、堂々と天声人語という朝日の顔に載せた朝日新聞・・・自分で自分の顔に泥を塗っている事に、何時気づくでしょうね。


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コメント

とも、神楽、大阪は可愛いけど、朝日新聞はちっとも可愛くありませんね。

似たようなこと言っても(笑)

投稿: 安保 仁 | 9月 27, 2005 02:38

あいかわらず、酔いどれブログを書いているごうきです。
そうですか、天声人語はそこまで堕落してましたか。私も受験のときはよく読んで、まとめていましたが・・・
社会人になってからは日経オンリーでまったく読んでいませんでした。
この記事を読むと、「古館一郎が書いたの?」て感じがします。(報道ステーションを見て私は彼のことが嫌いになりました。結構マッチポンプですよね、彼は。)

投稿: gouki | 9月 27, 2005 23:39

安保さん、goukiさん、コメントありがとうございます。

あずまんがは、意図的に3人合わせた点が103点で、やっとちよちゃんを抜ける、と言う点を逆転の発想で、笑いに変えているので楽しい。

ところが、朝日は、真面目に(結構本気だと思うよ)、自民党に投票しなかった人の方が多いじゃないか、と言う点を頼りに、政治批判として展開している点で、笑えないし、失望しちゃうだけ。>安保さん


私も受験対策でやりました、天声人語のまとめ。>goukiさん

この間の、ニューヨークタイムズの東京支局が朝日新聞にあって、そこから発信される記事が、ほとんど朝日新聞が主張するような、偏った記事の内容であるコトで、朝日は世界レベルでマッチポンプを行っている、そう批判しましたが、結局は、報道ステーションでも同じ事です。

ニュースステーションの時代から、多少その気配がありましたが、古舘の報道ステーションになってからは、一層強くなった気がしますね。

まあ、彼のアナウンサー時代の特徴が、大袈裟な修飾語に、誇大な表現ですから、最初から巧みに誘導して行くような、そして最終的にはマッチポンプで大袈裟に取り上げるような番組構成は、その辺も変わりない気がします。

私も、古舘が報道ステーションで嫌いになった一人ですね。


投稿: akinopapa | 9月 29, 2005 00:10

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