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9月 19, 2005

5.イラク戦争とは何か

正直な話し、最初の話題でだした教師が、試験で「イラク戦争とは」という問題を出したのを取り上げたんですが、まさかここで「イラク戦争」についての話しに展開するとは思いませんでしたな。(笑)

5.イラク戦争とは何か

イラク戦争は、アメリカによる不当な侵略であることはもはや明白な事実です。
大量破壊兵器の有無やアルカイダとの関係、国連憲章違反についてはもはや述べる必要もないと思います。
また日本は同盟国として、その戦略の一翼を担うために自衛隊を派遣していることも疑いのない事実です。

あなたは、「イラク侵攻は、結果的にフセインの圧制からイラク国民を解放しました」と述べてこれを正当化しょうとしておられるようです。
しかし、たとえ「フセインの圧制」が事実としても、それはイラク国民の問題です。
他国が軍事的に介入すべき問題ではありません。
内政不干渉の原則を思い出してください。
また、自衛隊派遣は「イラク(サマワ)市民への支援」であると述べて自衛隊派遣を正当化しょうとしておられるようです。
しかし、たとえサマワの市民が喜んでもこれは侵略です。

日中戦争のときも日の丸を振って日本軍を歓迎した中国人もいました。
しかし、それによって侵略を正当化できるものではありません。
あなたが言われるように、私も「あらゆる角度から歴史や物事は見るべき」だと思います。
しかし、現象面に目を奪われて、物事の本質を見失ってはならないと思います。

まして最近は、多くの国民が自衛隊の撤退を要求しています。
もはや、というより最初から、「国際協力」とか「復興支援」という題目は欺瞞に満ちていることは明らかです。
だから政府も、もはや論理的説明を放棄して、国益とナショナリズムに訴えるしかなくなっています。

つまり、この侵略を否定する者に対して「あなたは何処の国の国民なのか!」と恫喝するしかなくなっています。
Akinopapaさんも、冗談だとは思いますが「あなたは何処の国の高校関係者なんでしょうか?」と私に問われています。
確かに戦前の天皇制ファシズムの時代なら私は「非国民」でしょう。
しかし、現在の民主主義の時代では、私は「愛国者」のはずです。
なぜなら、憲法とそれに依拠した民主主義的な国家体制を擁護しているからです

名前: 某高校関係者 | 2005年9月17日 午後 01時33分

相当に力が籠もった項目ですな。(笑)

ちなみに、私は米国のイラク侵攻を、正当化も美化するつもりもありません。
と言うか、アメリカがイラク国民の為に、圧政から開放する為に戦ったとか、世界警察の偉大な指導者だから懲らしめに行ったとか、そんな事は絶対にあり得ない、と言う認識ですからですね。
アメリカはそんなお人好しのはずがありません。(笑)

アメリカは・・・いや、アメリカに限らず、世界の主要国のどこも、自国の利益の為にしか動かないものです。
今回のイラク侵攻は、もちろん建前ではいろんな名目はあったでしょうが、所詮は、アメリカのアメリカの国益の為の、アメリカによるイラク侵攻であることは、某高校関係者さんに言われるまでもなく、明白な事実でしょう。
でもって、アメリカのイラク侵攻に反対したロシア、フランス、中国も、アメリカ主導によるイラク石油や国際社会での利権に反発したからであって、何も彼らもアメリカの非道を本気で批判したのではなく、単に建前に利用して反対しただけで、間違いなく、彼らがアメリカの描く利益構造の中心にいたとしたら、イギリスのように賛成したでしょうね。


それを踏まえて、ではイラク戦争とは何であったか、と言う問いかけにおいて、単純にアメリカを非難するのは簡単ですが、これもあまりにも物事を短絡的に見て、答えを出す愚だけは避けたいものです。
自分達のことを棚に上げて、反対だけして傍観者になった、参加しなかった国々は正しい(悪くない)のでしょうか、攻め込まれた側(フセイン)には非は無かったのでしょうか、国際連合はどんな意味があったのでしょうか。



しかし、現象面に目を奪われて、物事の本質を見失ってはならないと思います。

某高校関係者さんは、こう仰りましたが、あなたは本当に物事の本質を見抜いているんですか?
私は、あらゆる角度から検証し、考察し、お互いの立場で物事を理解し、そこでやっと少しだけ、その本質とやらの1部が見えてくるものだと思っておりましたが、さすがですね、もう分かったんですか?
イラク戦争の本質って、どんなものだったのですか、是非、客観的な事実に基づく、貴方が見抜いた本質を御教授下さいませ。


 

あなたは、「イラク侵攻は、結果的にフセインの圧制からイラク国民を解放しました」と述べてこれを正当化しょうとしておられるようです。

残念ながら違います。
正当化しようとは思っておりません、それは「客観的事実の前に、正しい、間違っているの判断はない」という持論を述べている点でも理解して頂けるかと思っております。
アメリカが、イラクに攻め込んだ、フセイン政権を倒した、イラク国民を殺した、大量破壊兵器の事実は出てこなかった、現在でもテロはやまない、これらは紛れもなく「客観的な事実」でしょ。
でも、そこに単純に、1つ1つにこれは良い、悪いの判断を下す事に意味があるとは思っていません。

何度も言いますが、歴史というもの、事象と言うもの、全て単純な構造で発生したものは無い、あらゆる理由がそこに存在するのであって、1つの面をもって歴史や事件などを「正しかった」「間違いだった」と判断したくない、それが私の考えです。


今までの発言を見ても分かるように、某高校関係者さんは、どちらかというと、出来るだけ単純なロジックで物事を考察し、シロクロの結果をすぐに出し判断をするタイプですよね、それに対し私は、イラク戦争はアメリカの暴走であった、と言う考えは持っておりますが、歴史の流れにおいて正しいだの間違っているだの、そんな簡単に結論は出せない、そう言っているだけです。

 


他国が軍事的に介入すべき問題ではありません。

内政不干渉の原則を思い出してください。

仰るとおりですな、私も同感です。
北朝鮮に関しても、援助する事は考えられても、北朝鮮の国民のために軍隊を派遣して、金政権を倒す事はあってはならない、私もどう考えております。
最終的には、北朝鮮の国民次第なのですから。

ですから、


また、自衛隊派遣は「イラク(サマワ)市民への支援」であると述べて自衛隊派遣を正当化しょうとしておられるようです。

残念ながら、正当化などと言った矮小な考え方で述べたつもりはありません。
あくまでも、事実関係を述べただけです。

聞きたいのですが、自衛隊はサマワで何をしているのですか?
人殺しをしているのですか?
街を壊しているのですか?

余計な個人的な主観など抜きにして、何をしにサマワに行って、何をしているのか、事実だけ教えて下さい。
そしてそれは、その事実に対し、正しい行為なのですか? 間違った行為なのですか?

私は、自衛隊が現日本憲法下で活動するとすれば、限られた条件でしか活動が出来ず、また、その活動が意味する事を大事に考えたいだけです。

むしろ、自衛隊の行動を認めるような発言をすれば、すぐに「正当化しようとしている」などのセリフを聞きますが、もうちょっと気の利いた意見を聞きたいんですけど。

 

まして最近は、多くの国民が自衛隊の撤退を要求しています。

もはや、というより最初から、「国際協力」とか「復興支援」という題目は欺瞞に満ちていることは明らかです。

だから政府も、もはや論理的説明を放棄して、国益とナショナリズムに訴えるしかなくなっています。

まあ、外交政策と絡めて、イラクでも選挙が始まり、やっと歩き始めたわけで、引き上げる潮時としては、1つのタイミングと言う気もしますし、別に問題ないと思います。

それよりも、最初から国際協力や復興支援が欺瞞だったのなら、どうして小泉さんはアメリカに従って、イラクに自衛隊を送り込んだのでしょうね?
あっと、ちなみに、私も国際協力や復興支援などは、後付の理由だと思っていますよ。
ただし、日本の国の首相として、国益を計って国際協力をしているのでしょうから、その国益は何だったのでしょうね、と言う話ですけど。


 

つまり、この侵略を否定する者に対して「あなたは何処の国の国民なのか!」と恫喝するしかなくなっています。

Akinopapaさんも、冗談だとは思いますが「あなたは何処の国の高校関係者なんでしょうか?」と私に問われています。

確かに戦前の天皇制ファシズムの時代なら私は「非国民」でしょう。

(笑)
私が、侵略を否定しているから、貴方にそんな事を言ったとか、もしかして、理論的な反論が出来ず恫喝したと思っているわけですか、それはやれやれですな。
立場が違うので、私も相手の立場を尊重しておりますが、はっきり言わせてもらえば、あなたから主観的な意見は、たくさん聞かされましたけど、客観的な理由というのが、滅多に聞かされていないんですけどね?

「あなたは何処の国の高校関係者なんでしょうか?」と書いた文章の前後を、きちんと読みました?


自衛隊が「戦力」であることは客観的事実です。つまり自衛隊の存在も派遣も客観的には憲法違反なのです。

あなたはこう書いたのですよ。
でもって、あなたの言う客観的事実とは、良く見れば、全く客観的な理由などなく、単なるあなたの主観ですよね。
その主観を持って、個人の思い込みではなく、教えるのは当たり前のことだと結論づけているのです。

文部省は自衛隊は違憲の存在だと教えるように指導しているのでしょうか?
文部省は、自衛隊の存在そのものが違憲だと言う認識で、教師にもその考えを生徒に教える事を容認しているのでしょうか?

その上で、日本国の教師が、日本の国の方針に反して教育を行っているとすれば、そりゃ一般人から見れば、「あんたはどこの国の人?」となっても不思議じゃないでしょう。

もし、今からでも「客観的な事実」とやらがあるのなら、もしくは、文部省は違憲である指導を認めている、と言う事実があれば、教えて下さい。
素直に認めて謝罪させて頂きます。


 

しかし、現在の民主主義の時代では、私は「愛国者」のはずです。

なぜなら、憲法とそれに依拠した民主主義的な国家体制を擁護しているからです

あはは、真っ黒に塗りたくった街宣車に載って、大音響で乗り回す「右翼」も、自分達のことを愛国者だと言っていますね。(笑)

宗教も、思想も、自分の世界にはまり込んで、主観で判断し、「自分こそは正しい」と思う人は、非常に危険な人物ですが、そこまでにはならないように、セーブする心は、某高校関係者さんはきちんとお持ちですか?
あなたが、憲法を依拠した民主主義を大事にしているのは分かりましたが、少なくても、「自衛隊の存在が違憲である事は客観的な事実である」という考えは、今のところ肝心の客観的な事実は述べておらず、個人的には主観的な判断である可能性が高い、そう感じております。

何度も言いますが、「私が絶対に正しいのだ、政府が間違っているのだ、誤魔化しているのだ」こう言っているのと同じ部分が、貴方にはありませんか?


 

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コメント

読ませていただきました。

投稿: ネット理想編著人 | 9月 22, 2005 22:26

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