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5月 06, 2005

<憲法>憲法改正賛成7割に、反対も5割?

例の如く、「憲法の誕生日に・生まれ変わるべき日本国憲法」安保 仁さんの冒険少年News-Blogより


60年の間、何も変わらなかった憲法は恐らく珍しいのではないかと思う。

他国は、憲法の改正などしていないのだろうか?
そんなバカな話はない。
ざっと調べたところでも、ドイツは51回、アメリカ、フランス18回、イタリア11回などはすぐに出てくる。
メキシコなどは200回以上で、スイスなども140回も改正し、継ぎ接ぎだらけとなって法律としての整合性が問題となり、ついに1999年、全面改正を行ったそうだ。

少し古い数字ですが、1979年、国会図書館が各国の「戦後」の憲法改正について調査をおこなったのですが、調査した154カ国のうち137カ国が改正をおこなっていたそうです。
この調査が26年前ですから、今ではさらに増えている可能性もありますね。
そしてさらに、この137カ国のうち、5カ国は戦後に30回以上も改正していたそうな。


これほどまで、憲法そのものを神格化して、偶像崇拝するが如く、変化する事を嫌った国民は、日本以外にいないでしょうな。


 


世界情勢も変わった。やはりそれに合わせた「新しい憲法」を考える時期には来ているのではないか。良いものは残し、情勢と合わないものは変える

まさにその通りで、歴史は流れて動いている以上、その時代に合わせるような動きに変化する事は、憲法と言えども例外では無いはずであり、反対に変化させないで対応させようとしても、破綻が来るだけでしょう。
世界の国々が、何度か憲法の改正を行っているのも、時代の実情に合わせているからだと考えます。

また、憲法を守る事は国民の義務であり、重要な事ではあるが、その反面、憲法自身を時代や国民の意思の変化と共に変える事も、また同時に大切な事だと思う。
憲法を国民に守らせると言うことは、国民の意志により変化すると言う前提がなければ、それは国民が納得して守ることはしなくなり、ただ憲法が絶対だからと、国民に強制的に守らせるだけでは、それは本末転倒だと考えます。


 


9条だけではなく、いろんな点を審議していくべきではないか

仰るとおりですが、私はそれでも、特に日本人の多くがアレルギー体質を持つ憲法9条を考えたい。
朝日新聞の5月3日記事に、こんな事が書かれていました。

憲法「自衛隊規定を」7割、9条改正反対51%

3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は日本国憲法について全国世論調査を実施した。憲法全体をみて「改正する必要がある」と答えた人は56%で、04年の前回調査の53%より増えた。「改正する必要はない」は33%(前回35%)だった。自衛隊を巡っては、「存在を明記」と「普通の軍隊とする」を合わせ、憲法改正による位置づけを求める意見が7割に達した。ただ、9条をどうするかについて聞くと「変えない方がよい」(51%)が半数を超える。自衛隊と憲法の整合性を求める半面、平和主義は堅持したい意識がうかがえる。一方、先月、最終報告書をまとめた国会の憲法調査会については「知らない」が71%にのぼった。

 調査は4月24、25の両日、全国の有権者3千人を対象に面接方式で実施した。

<中略>

 憲法と自衛隊の関係では「自衛隊は今のままでよいが、憲法を改正して存在を明記」が58%で最多。「普通の軍隊とするため改正すべきだ」の12%を合わせると、7割が自衛隊を憲法に位置づけるよう求めていることになる。「政府の解釈や運用で対応してきたので改正の必要はない」は16%、「自衛隊は違憲なので将来は廃止する」は7%だった。

 冷戦さなかの80年調査では、自衛隊を憲法で認めるため憲法を改正するかどうかについて、「賛成」(44%)と「反対」(41%)が拮抗(きっこう)していた。冷戦の終結や9・11テロを経た今回の調査では、国際情勢が変化するなかで活動の幅を広げた自衛隊の実態と、9条で「戦力不保持」を掲げる憲法との乖離(かいり)を解消したいという気分が一層、強まっているようだ。


 ところが、9条自体の改正の賛否を問うと、「変える方がよい」は36%で、「変えない方がよい」が過半数を占める。「自衛隊の存在を明記」という人でさえ賛否が4割台で並ぶ。

 一方、憲法改正の問題に「関心がある」と答えた人は、「大いに」(14%)、「ある程度」(51%)を合わせて65%。愛国心が「大いに」(24%)、「ある程度」(56%)あると答えた8割の人では、関心は71%にのぼる。

 ただ、衆参の憲法調査会のことを「知っている」と答えた人は全体で27%止まり。報告書の内容まで知っている人は3%しかいない。憲法改正の問題に関心のある人でも、調査会を「知っている」人は35%だ。


 憲法改正を「差し迫った問題」とみる人は30%。いま、政治家に取り組んでほしいテーマで憲法改正を挙げる人は7%にとどまる。憲法改正への関心はそれなりにあり、改憲も容認はするが、議論が盛り上がる「永田町」ほど改憲に熱意をもっているわけではない。そんな国民の姿が浮かぶ。


asahi.com 2005年05月03日01時36分

これを見ても分かるように、国民の憲法9条への意識は、非常に低い。

この記事でも指摘があったが、自衛隊について「憲法を改正して存在を明記」と「普通の軍隊とするため改正すべきだ」を合わせれば、70%の人が憲法を改正と答えているのに、憲法9条自体の改正には、50%以上の人が改正を反対としているこの矛盾は、どう考えたらよいのだろうか。
自衛隊を憲法改正して認めるが、9条は変えない・・・まるで、憲法9条と自衛隊が全くリンクしていないと考える人が、何割かいると言う話しなんだろうと思う。
これは、全く呆れた話しに、私は見えるのだが。


「戦争には反対、だから9条は変えたらダメ」と、まるで条件反射のような反応を示すのは、いい加減にして欲しい。
その上「自衛隊は憲法で認めても良いけど、9条は世界に誇れる条文なんだから、変えてはダメでしょう」などと思っているのであるなら、本当にどうしようと私は思ってしまう。(笑)


日本人は、「戦争を放棄しているから素晴らしい憲法」と誤解している人も多いが、世界でも、「我が国は戦争をする」と明記した憲法など、聞いたことがない。
さらに、憲法9条があったから、戦後の日本は平和だったと思っている人が大勢いるが、確かに、その一面もあるだろうが、憲法9条だけが平和を守ってきたわけでなく、自衛隊も政府も国民も、みんなが平和を守ってきた事を再認識するべき。
9条の憲法精神を変えずに、自衛隊の存在や集団自衛権に対して、きっちりと明記するように、憲法を改正する事で、今まで同様に平和を守る事も可能であり、その可能性すら最初から放棄して、9条を変えるのはよくない、変えたがるのは右傾化だと、単純な思考停止で反対する人がまだ多いとなると、残念です。


少なくとも、日本国民は日本の憲法について関心を持って欲しいですね、そして冷静な判断をして欲しい。
私も全ての憲法改正案に関して、詳しく知っているわけではありませんが、自衛隊を軍隊だと解釈しない、国際平和活動に従事するときには特措法を作ってごまかす、と言った現在の9条の運用方法が、このまま続いて良いはずがない、そう思っており、改正するしかないとの考えです。

 

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コメント

なんか私の勢いで書いた文章にトラックバックしてくださり、感謝というか、照れくさいというか・・・。(*^^*)

>「戦争には反対、だから9条は変えたらダメ」と、まるで条件反射のような反応を示すのは、いい加減にして欲しい。
同意です。
akinopapaの意見、膝を打つばかりです。

投稿: 安保 仁 | 5月 06, 2005 00:21

ああっ、敬称略で申しわけありませんでした・・・。

打ち損じしてしまった・・・。

投稿: 安保 仁 | 5月 06, 2005 00:24

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