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5月 21, 2005

民主党は、もはや旧社会党と同じ

元々、旧社会党の流れを汲む議員が多数いるので、その色合いも強かった民主党ですが、それでも一応は、鳩山を代表に据えたり、小沢が入党したりと、何となく旧社会党ではない、また自民党でもない、新しい政党が出来たと、初期の頃は期待していたんですけどね。

<岡田代表>外交ビジョン アジア重視打ち出す

 民主党の岡田克也代表は就任から1年を迎えた18日、政権獲得後の外交・安全保障政策をまとめた提言「『開かれた国益』をめざして」を発表した。日本の役割として「アジアと米国の連結器」を標榜(ひょうぼう)。アジアの平和化を最重要の国益と位置づけ「東アジア共同体」の構築を打ちだす一方、日米同盟については必要性を認めながらも「米国に自制を促すことも必要」と指摘。対米重視一辺倒の余り対中韓関係が悪化している小泉政権との違いを意識した内容となっている。
 昨年8月の代表選出馬表明の際に示した「2015年、日本復活ビジョン」を肉付けした。外交方針として戦後日本の果たした役割と、先の大戦での過ちの双方を自覚した「自信に裏付けられた謙虚さ」を提唱。焦点の日中関係では、首脳会談の定期開催に加え、外務・防衛閣僚レベルでの会議の設置を提案した。
 東アジア共同体は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の計13カ国によるアジア首脳会議を起点にすると想定。各国との自由貿易協定(FTA)締結を促進する一方、歴史認識問題を踏まえ戦没者追悼のための国立施設建立が必要と強調した。
 日米同盟では小泉政権を「米国の戦略への追随を強めている」と批判。アジア太平洋では米国との関係を深めるが、他の地域での自衛隊派遣は国連の枠組みで行うことを日米の共通認識にするとした。また、国連平和維持活動(PKO)の参加5原則での武器使用基準の緩和を打ち出し、PKOには自衛隊だけでなく警察も活用するとした。【田中成之】

 ◇民主党の岡田克也代表が18日に発表した外交ビジョンの骨子は次の通り。
<アジアとの関係>
▽東アジア共同体を構築する
▽中韓両国の首脳と信頼関係を構築する
▽日中両国の外務・防衛担当閣僚協議を設ける
▽海賊対策で中国、インドなどとシーレーンを共同パトロールする
<日米関係>
▽アジア太平洋地域での関係は深め、他地域への自衛隊派遣は国連の下で行う
▽日本の判断を前提にミサイル防衛を推進する
<国際協力>
▽PKO参加5原則を見直し、武器使用基準を国際的な標準に合わせる


(毎日新聞) - 5月19日0時10分更新

まあ、さすがに憲法改正などの、党内がまとまらない話はしていないようだけど、国際協力で武器使用基準の見直しを表明した辺りが、精一杯でしょうな。
まあ、まさかその武器使用を、また憲法を変えずに、暫定的とか特措法などで対応させるとは思えませんが、PKOの原則を変えて・・・としか明記していないだけに、ごまかしもありそう。(笑)


それよりも、旧社会党に戻ったと言うイメージの最大の理由は、「外交において、理想主義を追求し過ぎている」点かな。
そりゃ、どの国のどの国家、政治家も、世界平和を願うだろうし、戦争など好んでするヤツは、ほとんどいないだろう。
でも、現実には世界で「戦争」と言うものが無くなった事は、歴史上1度も無かった事を踏まえれば、理想主義だけを掲げて政治など出来るはずがない事は、誰にでも分かるだろう。

早い話が、学生じゃあるまいし、綺麗事並べただけで、政治を語ったつもりになっても意味がない、理想を語るだけで世界が平和になるなら、誰も苦労はしないってこと。

 

そもそも、東アジア共同体って、民主党の専売特許ではなく、自民党も昔から言っているし、町村外相もこの間の日韓外相会談でも持ち出したし、欧州のような共同体は理想として持っているのは、自民も民主も変わりない。
ただ、重要なポイントとして、東アジアには、韓国も厄介な国だが、それ以上に「共産党独裁の中国」や「唯我独尊独裁主義の北朝鮮」があることを忘れてはならない。

民主党は、政権交代を目指す政党であるなら、現実的な対応策として、綺麗な修飾語だけ並べる「東アジア共同体」だけを述べるのではなく、それを実現させるタメにはどうすべきなのか、まずはその前提を語らねばなるまい。
野党としてしか存在出来なかった旧社会党も、綺麗事はたくさん述べてきたが、実際に自分達が政権を握ればどうするのか、その具体的なビジョンも無ければ、覚悟もなかったが、今の民主党には同じ匂いがする。


 
単純に、「中韓両国の首脳と信頼関係を構築する」と言うが、小泉もわざと相手と喧嘩したり、関係を悪化させたかったわけじゃない。
日本の国益、主権などを守る上で、国家が自国の権利を主張すれば、それはどうしても、その利権がぶつかる外国と、意見が衝突する事もあるだろう、でもそれが当然であり、仕方がない、それが外交なのであるから。
だから、他国と意見が衝突することが悪いと言うことではなく、衝突した場合に、お互いがどのような外交を取れるかが、この場合は重要なのであるが、今までの日本の外交は、ただ、衝突したらそれが悪いことだ、とにかく相手をなだめて、譲歩して付き合うのが、大人の外交だなどの、誤った考えの上で行って来た。

小泉時代になって中韓関係が悪化したと批判する人も多いが、日本は小泉政権になってから、決して無茶な要求を両国に要求したり、相手に対して牽制や強制をしたり、内政干渉をしたわけではない、日本国として当然の主張を行っただけで、相手がこちらに一方的に絡んできているのが、今の東アジアとの関係なのである。
そして、先ほども言ったが、今までの外交は、ただ波風を立たせたくないから、表面上だけ取り繕って、決して本質から改善して来なかった、そのツケが出ているだけだと、私は思う。

岡田民主党の意見には、具体的な「中韓両国の首脳と信頼関係を構築する」方法が書かれていないが、現時点で関係を修復すると言うことは、それイコール、また中韓の言いなりになって、おとなしく引き下がるだけ、と言う事だろうか。


 
ともかく、野党として与党を批判するだけの政党だった旧社会党は、理想を掲げて、綺麗な言葉を並べていただけで、キャビネット内閣を持っていても、結局はその理想をどう実現するのか、その明確なビジョンもないわけですから、いざ自分達が政権に参加した時、そのキャビネット内閣など所詮、ママゴトに過ぎなかった、結局はどんな醜態をさらしたのか、私は忘れない。


民主党の言っている理想論、その一部分は自民党も理想として目指すものであるが、自民党はさすがに政権党、現実的に今の中国に対し「話し合う」だけで、物事が解決するとは思っていないし、北朝鮮が核を握った現在、日本が同盟国として頼るべき国は、中国がよいのか、韓国が良いのか、それともアメリカがよいのか、その選択で、まともな回答を出しているだけだ。
民主党は、北朝鮮の脅威に対して、アメリカを頼らずして、どうするのか、そりゃ理想を言えば、バランス良く中国とも韓国とも、共同であたるべきだ。
しかし、6カ国協議の進行や、北朝鮮の核開発に対する中国政府の消極的な姿勢を見れば、中国が信用するに値する国だろうか。
また、核開発容認の声も聞こえ、北朝鮮よりの姿勢しか見せない韓国に、共同で対応するパートナーとして安心出来るかどうか、考えてみればよい。

理想論の前にもっと現実論を国民に知らせなければ、どうやって国民の支持を得られると言うのだろうか。
今の民主党も、与党を叩いておけば、その存在価値が出ると言った、昔の旧社会党と、全く同じように私は見える。


ちなみに、こんな記事もあったけど、この議員は社民党に行った方が良い。
この石毛議員や、韓国で反日デモに参加した岡崎議員など、社民党とどこが違うのかね。

日本政府は謝罪と賠償を 従軍慰安婦問題で集会

 従軍慰安婦など日本の戦後補償問題を考える集会が20日、東京都内で開かれ、日本のほか韓国、フィリピン、台湾の国会議員や非政府組織(NGO)のメンバーら約100人が参加した。
 韓国の兪承希議員は「慰安婦の被害者たちが亡くなる前に一日も早く問題を解決しなければならない。日本政府は完全な謝罪と賠償を行うべきだ」と主張。
 フィリピンのリサ・マサ議員は「日本はどこに慰安施設があったかなどすべての事実を公表するべきだ」と指摘。元慰安婦への償い金支払い事業などを行ってきた「女性のためのアジア平和国民基金」について「被害者が求めている国家補償ではない」と批判した。
 石毛☆子衆院議員(民主)は「日本国民は(従軍慰安婦など)戦争の被害に対する認識を共有する必要がある」と訴えた。
 (注)☆は金ヘンに英


共同通信

「日本国民は(従軍慰安婦など)戦争の被害に対する認識を共有する必要がある」

良い事言うじゃん。
ただし、主語が「日本国民」ではなく、「朝鮮人」と置き換えれば、百点満点なんだけどね。

石毛議員は、従軍慰安婦問題について、国民を説得できるだけの証拠を持っているのでしょうか?
認識を共有させるとは、国民を納得させるだけの証拠や事実が必要なのだが、ただ「被害者が証言しています」だけで、犯罪が成立するなら、世の中冤罪だらけだわね。(笑)


ちなみに、「女性のためのアジア平和国民基金」こんなのを作ったのも、社会党の村山富市ね。
彼も、国としては賠償金は支払えないが、気の毒だと思ったんだろうね、こんな基金制度を作ったが、現実は中韓には理解して貰えなかったわけで、いい加減に理想と現実の違いぐらいは分かれよ、ってな感じ。
同じ、村山内閣での河野外相も、自分達は良いことをしたと自己満足だったんだろうけど、結局は受け取る側で、発信者側の誠意など全く通じない国民、政治制度なんだから、政治家が自己満足のタメに勝手に妥協して、その後の政府が苦労したり、国民の利益を損なったような行為は、もう本当に慎んでもらいたい。

私は、個人的には、今の自由な民主主義日本において「売国奴」と、個人を批判するのは好きではないが、村山-河野ペア、だけはついこの3文字が過ぎってしまうのです。(笑)


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コメント

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民主党に期待していた人は「保守・中道」もしくは「自民党に対抗する政党」を期待していたのであって「社民党の復活」は期待してなかったはずですよね・・・・。

そりゃ、支持率も目減りするでしょう。

投稿: 安保 仁 | 5月 21, 2005 18:58

民主党は郵政民営化に反対していることが証明しているように、社会主義を目指す政党である。これは赤松広隆などの旧社会党議員および伊藤忠治や五十嵐文彦らの連合・自治労議員の存在と無関係ではない。万一政権を取るようなことがあれば、わが国の社会主義化が益々進み国民一般の利益はないがしろになるから、民主党の多数の社会主義崇拝議員には絶対に投票してはならない。

投稿: 黒川 | 6月 02, 2005 16:36

黒川さん、コメントありがとうございます。

今日の質疑では、社民党の議員が、郵政民営化に反対するのに、小泉にひねられていましたが、まさに民主党はその社民党と同じですね。

予算委員会でも、結局は何でも首相には反対、お案じ言葉の繰り返し。
また、事件があれば「引責辞任を求める」ばかりで、自分が襟を正したコトがないのに、人(与党や政府)にはすぐに辞任しろと、代案もないのに反対、批判するだけ。
まあ、そんなコトでしか、自分の存在を示せない、まさに以前の社会党そのもの。

私は、郵政民政化は本当は(消極的な)反対なのだが、自民党でも旧派閥政治のしがみつく自民党政治家と、岡田民主党が反対しているので、今では民営化するのが正しいのではないか、いやするべきだと思っていたりします。(笑)

投稿: akinopapa | 6月 02, 2005 23:48

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