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5 29, 2005

これが社説? 朝日も落ちぶれたな

朝日新聞は、よほど靖国神社が気に入らないらしい。
どうしても、首相の靖国参拝を止めさせたい、批判したいようだ。

そもそも、なぜA級だけを問題にするのだろうか。
A級戦犯とは「平和に対する罪」であるが、こんな漠然とした基準で、納得するのだろうか。
むしろ、B級の「通例の戦争犯罪」、C級の「人道に対する罪」は、虐殺をしたとか、ヒドイ行為を行った場合に適用されるのであるから、こちらを問題にしないのは、非常に不思議だ。

東京裁判否定 世界に向けて言えるのか

 政府の要職にある自民党議員が驚くべき発言をした。

 「極東国際軍事裁判(東京裁判)は平和や人道に関する罪を勝手に作った一方的な裁判だ。A級戦犯でありながら首相になったり、外相になった方もいる。遺族には年金をもらっていただいており、日本国内ではA級戦犯は罪人ではない」

 厚生労働政務官の森岡正宏衆院議員が自民党の代議士会でこう発言した。

 A級戦犯を合祀(ごうし)した靖国神社への小泉首相の参拝を擁護する狙いなのだろう。しかし、戦後の日本が平和国家として再生していくための土台となった基本的立場を否定するものであり、国際的な信義を問われかねない。とても許されない発言だ。

 戦争が終わったあと、勝者の連合国は東京裁判を開き、東条英機元首相ら死刑になった7人を含む25人のA級戦犯の戦争責任を認定した。

 敗戦国として不満はあったかもしれない。日本無罪論を主張したインドのパル判事もいた。だが、日本は東京裁判の結果を受諾することで国際的に戦争責任の問題を決着させる道を選んだ。これはまぎれもない事実だ。

 サンフランシスコ講和条約はそのことを第11条にうたい、日本を再び国際社会に迎え入れた。調印した国々の多くは、日本復興への配慮から賠償などの請求権を放棄した。

 ここから戦後日本は再出発した。東京裁判での戦争責任の決着はその起点である。森岡発言はその土台を否定するに等しい。

 A級戦犯の遺族に年金などが支給されているのは、生活の困窮に手を差し伸べる目的もあった。それをもって戦犯の責任自体が否定されたわけではない。

 国際的にも驚愕(きょうがく)の主張と言うしかない。東京裁判が問題だというなら、では日本は戦争責任をめぐる議論を一からやり直したいのか、サンフランシスコ講和条約を見直したいということか。そんな疑念を呼ばざるを得ないからだ。

 森岡氏と似たような主張は、一部の政治家や学者、マスコミにも見られる。そうした主張が日本の歴史認識を疑わせることにもつながっている。

 一宗教法人とはいえ、靖国神社も同様だ。そのパンフレットで「日本の独立を守り、アジアの国々と共に栄えていくためには戦わなくてはならなかった」と先の戦争を正当化し、戦犯を「連合軍の形ばかりの裁判によって一方的に戦争犯罪人というぬれぎぬを着せられた方々」と位置づける。

 東京裁判の結果を「ぬれぎぬ」と訴える靖国神社に首相が参拝することは、そうした主張にお墨付きを与える意味をもつことを、首相は真剣に考えるべきだ。

 民主党は森岡氏の更迭を要求している。当然のことだろう。小泉首相は「個人の発言」として不問に付す構えだが、国際社会の疑念は首相自身にも向けられている。


朝日新聞 【社説】2005年05月28日(土曜日)付



戦後の日本が平和国家として再生していくための土台となった基本的立場を否定するものであり、国際的な信義を問われかねない。とても許されない発言だ。

これは、許されない発言だとか、国際的な信義を問われるだとか、それは全て、国際社会がそうではなく、狭義では「朝日新聞に取って許されない」広義では「中国様から日本の信義を問われる」と言いたいだけの、ただの感情的な意見であることは、すぐに分かる。
言っておくが、A級戦犯の事後法の問題や、東京裁判の無法なやり方は、何も初めて出てきた話ではない。
遺族会からは、当然戦後間もない頃から出ていた話であるし、過去にも国会議員が東京裁判そのものを批判している。
そもそも、GHQ時代には東京裁判そのものを批判する書籍など禁止されていたわけで、声が挙がらなかったのも当然である。
講和後、出版の自由を手に入れたあと、数々の批判本が出ている。

しかも、東京裁判を批判したのは、何も自民党の議員だけではない。
旧社会党の議員も、批判している。
まあ、これらは「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」がなされた、昭和27~28年頃の話で、恐らく今回、社説を書いた朝日新聞記者も当時から現役記者だったとは思えないので、知らないのだろうが。
それにしても、東京裁判を批判、否定するものは、信じられないと言った拒絶反応を、ここまで前面に押し出す朝日新聞とは、まさに究極の新聞社だろう。


 


日本は東京裁判の結果を受諾することで国際的に戦争責任の問題を決着させる道を選んだ。これはまぎれもない事実だ。

ま、これも自分達で書いてあるけど、見方を変えれば「裁判の結果は受け容れる」ことと、「事後法による一方的な裁判」そのものを認めるとは、意味が違うと言うことでしょうな。
例えば、靖国参拝に対する訴訟も全国で起きているが、勝訴した事は1度もない。
だから、首相の靖国参拝は、裁判の判決結果については、これは国民は受け容れるしか無いだろう。
ただし、朝日新聞を始めとする一部の彼らは、判決内容を不服だと思っているのでしょう、何度も自分達で批判記事を書いている。
彼らの論調に従えば、裁判で結果が出ており、国内の司法制度に結果が出ているものを、批判しては信義に劣る、そう言っているようなもの。


 


 サンフランシスコ講和条約はそのことを第11条にうたい、日本を再び国際社会に迎え入れた。調印した国々の多くは、日本復興への配慮から賠償などの請求権を放棄した。

まあ私は、この件について全部は否定はしない、サンフランシスコ条約を結んだからこそ、国際社会に復帰したのは間違いないから。
ただし、賠償金ほ請求権は、何もこのサンフランシスコ条約だけが、放棄の理由ではない、第1次世界大戦後もベルサイユ条約におけるドイツに対する過大な賠償金が原因で、第2次世界大戦に繋がったと言う反省も、大きな理由の1つであって、まるでサンフランシスコ条約が賠償金放棄の条件のような書き方は、非常に洗脳的な記事ではないか?

さらに断っておくが、賠償金の放棄は、サンフランシスコ条約の第14条b項に「別段の定めがある場合を除き、連合国は、連合国のすべての賠償請求権、戦争の遂行中に日本国と国民がとった行動から生じた連合国と国民の他の請求権を放棄する」と書かれているから、それに従った連合国が多かったからであり、まるでサンフランシスコ条約を受け容れたから、その見返りに賠償金を放棄した、みたいな書き方は、あまりにも嫌らしい記事の書き方ですね。


 


 国際的にも驚愕(きょうがく)の主張と言うしかない。東京裁判が問題だというなら、では日本は戦争責任をめぐる議論を一からやり直したいのか、サンフランシスコ講和条約を見直したいということか。そんな疑念を呼ばざるを得ないからだ。

本当に愚かな論調であり、これがあの朝日新聞の社説かと、嘆かわしく感じる。
東京裁判は神聖かつ犯すべからずの、朝日にとっては聖域なのでしょうかね、批判や否定をしては「驚愕」するそうだ。
<日本国内ではA級戦犯は罪人ではない>と言う主張に対し、驚くのであれば、朝日では罪人として処罰され、刑が執行された人も、罪人として扱っていると言うことですね。
例えば、懲役刑を受けた犯罪者が、出所した後も、朝日ではその人を「罪人」だとして扱うようです、人権無視もここまでくれば感動すら覚えます。(笑)


 

朝日新聞の記事は、常に国内問題を、国際問題に発展させる火種をつねに作り続けている事は、時代を振り返れば証明している。
そして、彼らはその自分達が作り上げる問題点が、日本の国益をどのように損なっているのか、全く気にしないし、反省もしない。
おまけに、日本国の新聞でありながら、常に顔を中国や朝鮮に向ける、不思議な企業と言う印象しかない。

 

そもそも、朝日新聞が信奉する中国の国民は、戦犯のA,B,C級の違いすら知らない人がほとんどで、その理解は中国政府自身も怪しいものだ。
なぜなら、中国政府は「A級戦犯が眠る靖国神社に、首相が参拝するのが悪い」と堂々と語っている。
A級戦犯とは先ほども言いましたが「平和に対する犯罪」であり、彼らが叫ぶ、中国の対する数々のヒドイ行為を犯した人に対するものではありません。

中国政府は「B,C級戦犯は問題ない」と言っているが、捕虜や民間人に対する不法な殺害、拷問・強制労働などの虐待、虐待致死、強姦、強制売春、略奪、財物の破壊焼却、アヘン麻薬販売など、まさに彼らが口にする中国国民に対するヒドイ仕打ちを行ったとされる戦争犯罪人は、全てB,C級戦犯に分類されて処罰されています。
彼らが、もし本当に過去の戦争に対する国民感情を持ち出して、日本の首相による靖国参拝を問題にするのであれば、A級が眠っているからではなく、B,C級が眠っているからとされるはずなんですね。
百歩譲って、中国も戦争に巻き込まれたわけですから、A級戦犯を許せないとしても、国民感情や軍国主義を持ち出すのであれば、B,C級戦犯は参拝は問題ないとは、とても言えるはずがないと思う。
彼らがA級戦犯に対して、政治的な利用をしているからこそ、それだけが問題と主張している証明だと思うけどね。(笑)
中国の主張する、南京大虐殺ってのも、B,C級で裁かれているはずでしょ、A級ってのはそんなミクロの問題じゃないんだけど。


 
昨夜のTBSのブロードキャスターというテレビ番組でも、中国のデモや、国家首脳対談の突然のキャンセル問題を、完全に靖国問題に論点をずらして、小泉が参拝するのが悪いなどと一方的な番組内容になっていたが、マスコミの中にはどうしても中国様を守らなければならない理由があるのだろう。
ただでさえ、デモやキャンセルは、明らか中国側の問題でありながら、「靖国参拝が全て」などの論点をずらして、国民に誤った方向に意識を向けさせているのに、その内容が、中国とは経済で切れない関係にあるとか、外交下手だとか、どんどん論点をずらして逃げているのが笑えます。

マスコミも、最初は首相が公人で参拝するのが問題だと言っていたが、今や、どのマスコミも公人か私人かで、問題としてあげる所はないですよね。
さらに、A級戦犯が合祀しているからとなれば、出来ない分祀しろとか、中国が反対しているからとか、戦争被害者の国民感情を持ち出したり、今度は経済まで持ち出して、何とか「靖国参拝は悪いこと」と国民に意識を植え付けさせようと必死でしょ。


私はへそ曲がりなんでしょうか、マスコミがこんな姿勢になればなるほど、首相は靖国参拝をするべきだと強く反発しちゃう。(笑)私も昔は、政教分離を考え、靖国ではなく慰霊施設建設も考えたけど、今じゃ中国や韓国の内政干渉が片づくまでは、靖国参拝参拝で十分だと思っています。(笑)


 

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5 27, 2005

A級戦犯の分祀だってさ(笑)

私も、神道についてはもちろん、自分の家の祖先が供養されている仏教の宗派でさえ、意識は非常に薄いので、偉そうな事は言えないが、少なくともトヨタの奥田会長のこの発言は、笑えると思うぞ。

奥田経団連会長「A級戦犯の分祀検討を」

 日本経団連の奥田碩会長は26日、経団連の定時総会後の記者会見で、小泉首相の靖国神社参拝について、「小泉首相は、A級戦犯を参るために靖国神社に行っているわけではない。A級戦犯が入っているか、いないかは、改めて日本として考える必要がある」と述べ、A級戦犯の分祀(ぶんし)を検討すべきだとする考えを示唆した。


(2005年5月26日22時14分 読売新聞)

この人(奥田)は、日頃から中国で商売がやりにくいから、小泉首相に靖国参拝は止めるように言っている人の一人だ。
と言うことは、今回のこの発言の意図は、「A級戦犯の分祀」をすれば、靖国からA級戦犯の神霊がいなくなり、首相が靖国に参拝を続けても、中国も怒らないだろう、と言う考えがあっての発言なんだろうね。


1兆円の利益を上げる会社の会長に言うのもなんだけど・・・バカ? (笑)


分祀ってのは、その神社がお祀りしている神霊を、余所に分ける・・・つまり、同じ神霊をお祀りする神社が増えるだけで、1つの神霊を真っ二つに分けるような意味ではない。

日本には、ある神社から分祀されて出来たと言う神社が、かなりある。
分祀された神社は、本社に比べて、分けられなかった神霊の部分だけ、功徳が薄いとか、反対に分祀した分だけ、本社からある神霊がいなくなり、今まであった功徳が無くなったとか、そんな話は聞いたことがない。
京都の有名な伏見稲荷から、東京の東伏見に分祀して出来た神社があるが、そのように各地に分祀していけば、本社はどんどん神霊が減っていく話しになるが、そんな話は聞いたことがない。

日本にも、楠木正成の楠公、菅原道真の天満宮があるが、こちらは分祀かどうか分からないが、もし、太宰府天満宮が分祀をしたら、太宰府から菅原道真公の神霊がいなくなってしまう、そう言っているのと同じなんだけど。

そう言う意味で、単に分祀しただけでは、靖国にはもちろんA級戦犯の神霊は残るし、分祀した先でもA級戦犯の神霊が入った神社が増えるだけで、それで中国様が喜ぶと思っているのでしょうか。(笑)
まあ中国が、分祀で良いと言っているのなら、大いにやってみるべきですが、考えたら、中国は靖国参拝の中止は求めているけど、A級戦犯の分祀に関しては、聞いたことがない気がするね。
もし、正式に言った事がないとすれば、分祀には意味がないって事を、日本人よりも知っている事になるね。(笑)

 

さらに、神霊について、ろうそくの炎のようなものだ、と言う説明を、どこかで読んだ。
つまり、1本1本のろうそくの炎を集めて、1つのろうそくの炎にして祀る事は出来る。(合祀)
ところが、一端、1つの炎になったものを、さっき移したろうそくの炎だけ取り出して、返してと言われても、そんな事が出来るわけがない。(分祀)


A級戦犯の分祀を検討すべきだ、と語ったとされるが、その宗教上、特定の神霊だけを分けるのはムリである、と言う考えを、政治的、経済的な圧力で、変えさせようと考えているのだろうか。
神社の分祀とは、文字の通り、ある神社の神霊を分けて、分祀先の神社でも神霊を祀ると言う意味なのだが、これを、どのような解釈に変えようとしているのか。

まあ、政治的な圧力で、分祀させる事は、それこそ政治の宗教介入であり、政教分離違反は間違いないだろうけどね。


 
ともかく、靖国について、A級戦犯について、そして神社について、真剣に物事を見ずに考え、経団連の会長という肩書き、立場だけで物事を判断し、身勝手に発言しちゃったわけで、まあ笑い者になっただけでしたね。



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5 21, 2005

民主党は、もはや旧社会党と同じ

元々、旧社会党の流れを汲む議員が多数いるので、その色合いも強かった民主党ですが、それでも一応は、鳩山を代表に据えたり、小沢が入党したりと、何となく旧社会党ではない、また自民党でもない、新しい政党が出来たと、初期の頃は期待していたんですけどね。

<岡田代表>外交ビジョン アジア重視打ち出す

 民主党の岡田克也代表は就任から1年を迎えた18日、政権獲得後の外交・安全保障政策をまとめた提言「『開かれた国益』をめざして」を発表した。日本の役割として「アジアと米国の連結器」を標榜(ひょうぼう)。アジアの平和化を最重要の国益と位置づけ「東アジア共同体」の構築を打ちだす一方、日米同盟については必要性を認めながらも「米国に自制を促すことも必要」と指摘。対米重視一辺倒の余り対中韓関係が悪化している小泉政権との違いを意識した内容となっている。
 昨年8月の代表選出馬表明の際に示した「2015年、日本復活ビジョン」を肉付けした。外交方針として戦後日本の果たした役割と、先の大戦での過ちの双方を自覚した「自信に裏付けられた謙虚さ」を提唱。焦点の日中関係では、首脳会談の定期開催に加え、外務・防衛閣僚レベルでの会議の設置を提案した。
 東アジア共同体は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の計13カ国によるアジア首脳会議を起点にすると想定。各国との自由貿易協定(FTA)締結を促進する一方、歴史認識問題を踏まえ戦没者追悼のための国立施設建立が必要と強調した。
 日米同盟では小泉政権を「米国の戦略への追随を強めている」と批判。アジア太平洋では米国との関係を深めるが、他の地域での自衛隊派遣は国連の枠組みで行うことを日米の共通認識にするとした。また、国連平和維持活動(PKO)の参加5原則での武器使用基準の緩和を打ち出し、PKOには自衛隊だけでなく警察も活用するとした。【田中成之】

 ◇民主党の岡田克也代表が18日に発表した外交ビジョンの骨子は次の通り。
<アジアとの関係>
▽東アジア共同体を構築する
▽中韓両国の首脳と信頼関係を構築する
▽日中両国の外務・防衛担当閣僚協議を設ける
▽海賊対策で中国、インドなどとシーレーンを共同パトロールする
<日米関係>
▽アジア太平洋地域での関係は深め、他地域への自衛隊派遣は国連の下で行う
▽日本の判断を前提にミサイル防衛を推進する
<国際協力>
▽PKO参加5原則を見直し、武器使用基準を国際的な標準に合わせる


(毎日新聞) - 5月19日0時10分更新

まあ、さすがに憲法改正などの、党内がまとまらない話はしていないようだけど、国際協力で武器使用基準の見直しを表明した辺りが、精一杯でしょうな。
まあ、まさかその武器使用を、また憲法を変えずに、暫定的とか特措法などで対応させるとは思えませんが、PKOの原則を変えて・・・としか明記していないだけに、ごまかしもありそう。(笑)


それよりも、旧社会党に戻ったと言うイメージの最大の理由は、「外交において、理想主義を追求し過ぎている」点かな。
そりゃ、どの国のどの国家、政治家も、世界平和を願うだろうし、戦争など好んでするヤツは、ほとんどいないだろう。
でも、現実には世界で「戦争」と言うものが無くなった事は、歴史上1度も無かった事を踏まえれば、理想主義だけを掲げて政治など出来るはずがない事は、誰にでも分かるだろう。

早い話が、学生じゃあるまいし、綺麗事並べただけで、政治を語ったつもりになっても意味がない、理想を語るだけで世界が平和になるなら、誰も苦労はしないってこと。

 

そもそも、東アジア共同体って、民主党の専売特許ではなく、自民党も昔から言っているし、町村外相もこの間の日韓外相会談でも持ち出したし、欧州のような共同体は理想として持っているのは、自民も民主も変わりない。
ただ、重要なポイントとして、東アジアには、韓国も厄介な国だが、それ以上に「共産党独裁の中国」や「唯我独尊独裁主義の北朝鮮」があることを忘れてはならない。

民主党は、政権交代を目指す政党であるなら、現実的な対応策として、綺麗な修飾語だけ並べる「東アジア共同体」だけを述べるのではなく、それを実現させるタメにはどうすべきなのか、まずはその前提を語らねばなるまい。
野党としてしか存在出来なかった旧社会党も、綺麗事はたくさん述べてきたが、実際に自分達が政権を握ればどうするのか、その具体的なビジョンも無ければ、覚悟もなかったが、今の民主党には同じ匂いがする。


 
単純に、「中韓両国の首脳と信頼関係を構築する」と言うが、小泉もわざと相手と喧嘩したり、関係を悪化させたかったわけじゃない。
日本の国益、主権などを守る上で、国家が自国の権利を主張すれば、それはどうしても、その利権がぶつかる外国と、意見が衝突する事もあるだろう、でもそれが当然であり、仕方がない、それが外交なのであるから。
だから、他国と意見が衝突することが悪いと言うことではなく、衝突した場合に、お互いがどのような外交を取れるかが、この場合は重要なのであるが、今までの日本の外交は、ただ、衝突したらそれが悪いことだ、とにかく相手をなだめて、譲歩して付き合うのが、大人の外交だなどの、誤った考えの上で行って来た。

小泉時代になって中韓関係が悪化したと批判する人も多いが、日本は小泉政権になってから、決して無茶な要求を両国に要求したり、相手に対して牽制や強制をしたり、内政干渉をしたわけではない、日本国として当然の主張を行っただけで、相手がこちらに一方的に絡んできているのが、今の東アジアとの関係なのである。
そして、先ほども言ったが、今までの外交は、ただ波風を立たせたくないから、表面上だけ取り繕って、決して本質から改善して来なかった、そのツケが出ているだけだと、私は思う。

岡田民主党の意見には、具体的な「中韓両国の首脳と信頼関係を構築する」方法が書かれていないが、現時点で関係を修復すると言うことは、それイコール、また中韓の言いなりになって、おとなしく引き下がるだけ、と言う事だろうか。


 
ともかく、野党として与党を批判するだけの政党だった旧社会党は、理想を掲げて、綺麗な言葉を並べていただけで、キャビネット内閣を持っていても、結局はその理想をどう実現するのか、その明確なビジョンもないわけですから、いざ自分達が政権に参加した時、そのキャビネット内閣など所詮、ママゴトに過ぎなかった、結局はどんな醜態をさらしたのか、私は忘れない。


民主党の言っている理想論、その一部分は自民党も理想として目指すものであるが、自民党はさすがに政権党、現実的に今の中国に対し「話し合う」だけで、物事が解決するとは思っていないし、北朝鮮が核を握った現在、日本が同盟国として頼るべき国は、中国がよいのか、韓国が良いのか、それともアメリカがよいのか、その選択で、まともな回答を出しているだけだ。
民主党は、北朝鮮の脅威に対して、アメリカを頼らずして、どうするのか、そりゃ理想を言えば、バランス良く中国とも韓国とも、共同であたるべきだ。
しかし、6カ国協議の進行や、北朝鮮の核開発に対する中国政府の消極的な姿勢を見れば、中国が信用するに値する国だろうか。
また、核開発容認の声も聞こえ、北朝鮮よりの姿勢しか見せない韓国に、共同で対応するパートナーとして安心出来るかどうか、考えてみればよい。

理想論の前にもっと現実論を国民に知らせなければ、どうやって国民の支持を得られると言うのだろうか。
今の民主党も、与党を叩いておけば、その存在価値が出ると言った、昔の旧社会党と、全く同じように私は見える。


ちなみに、こんな記事もあったけど、この議員は社民党に行った方が良い。
この石毛議員や、韓国で反日デモに参加した岡崎議員など、社民党とどこが違うのかね。

日本政府は謝罪と賠償を 従軍慰安婦問題で集会

 従軍慰安婦など日本の戦後補償問題を考える集会が20日、東京都内で開かれ、日本のほか韓国、フィリピン、台湾の国会議員や非政府組織(NGO)のメンバーら約100人が参加した。
 韓国の兪承希議員は「慰安婦の被害者たちが亡くなる前に一日も早く問題を解決しなければならない。日本政府は完全な謝罪と賠償を行うべきだ」と主張。
 フィリピンのリサ・マサ議員は「日本はどこに慰安施設があったかなどすべての事実を公表するべきだ」と指摘。元慰安婦への償い金支払い事業などを行ってきた「女性のためのアジア平和国民基金」について「被害者が求めている国家補償ではない」と批判した。
 石毛☆子衆院議員(民主)は「日本国民は(従軍慰安婦など)戦争の被害に対する認識を共有する必要がある」と訴えた。
 (注)☆は金ヘンに英


共同通信

「日本国民は(従軍慰安婦など)戦争の被害に対する認識を共有する必要がある」

良い事言うじゃん。
ただし、主語が「日本国民」ではなく、「朝鮮人」と置き換えれば、百点満点なんだけどね。

石毛議員は、従軍慰安婦問題について、国民を説得できるだけの証拠を持っているのでしょうか?
認識を共有させるとは、国民を納得させるだけの証拠や事実が必要なのだが、ただ「被害者が証言しています」だけで、犯罪が成立するなら、世の中冤罪だらけだわね。(笑)


ちなみに、「女性のためのアジア平和国民基金」こんなのを作ったのも、社会党の村山富市ね。
彼も、国としては賠償金は支払えないが、気の毒だと思ったんだろうね、こんな基金制度を作ったが、現実は中韓には理解して貰えなかったわけで、いい加減に理想と現実の違いぐらいは分かれよ、ってな感じ。
同じ、村山内閣での河野外相も、自分達は良いことをしたと自己満足だったんだろうけど、結局は受け取る側で、発信者側の誠意など全く通じない国民、政治制度なんだから、政治家が自己満足のタメに勝手に妥協して、その後の政府が苦労したり、国民の利益を損なったような行為は、もう本当に慎んでもらいたい。

私は、個人的には、今の自由な民主主義日本において「売国奴」と、個人を批判するのは好きではないが、村山-河野ペア、だけはついこの3文字が過ぎってしまうのです。(笑)


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5 16, 2005

戦後の日本の姿勢

今日のお言葉は、やはり小泉首相のこの答弁でしょう。

「他国が干渉すべきではない」靖国参拝 首相継続

 小泉純一郎首相は十六日午前、衆院予算委員会の集中審議で、靖国神社参拝について「どの国も戦没者に対する追悼の気持ちを持っている。どのような追悼がいいのか他の国が干渉すべきではない」と述べた。仙谷由人氏(民主)への答弁。
 小泉首相は「戦没者を追悼し、二度と戦争を起こさないという、ごく自然の気持ちを実践してきた。一部の外国の言い分を真に受けて私の判断を批判するのはご自由だが、私は何ら問題があるとは思っていない」と述べ、参拝を継続する考えを示した。参拝の時期については「いつ行くかは適切に判断する」と述べた。
 また、小泉首相は中国などが靖国神社に「A級戦犯」が合祀(ごうし)されていることを理由に、首相の参拝を批判していることについて「『罪を憎んで人を憎まず』というのは(中国の)孔子の言葉だ」と述べ、問題はないとの認識を示した。
 一方、小泉首相は郵政民営化関連法案について、「現在、政府が提出した法案を修正する考えはない。現在、私は成立のために全力を尽くしているので廃案は考えていない」と述べた。

(産経新聞) - 5月16日15時56分更新

まあ、私から見れば、当たり前の話を述べただけなんですが、首相が国会の答弁で、ここまではっきり言いきったのは、久しぶりのような気がする。
ここに載っている話し以外にも、
また、首相は「中国側は『戦争の反省』を行動に示せというが、日本は戦後60年間、国際社会と協調し、二度と戦争をしないという、その言葉通りの行動によって、戦争の反省を示してきた」と強調
こう述べたそうですな。


 
これらの答弁とは別に、予算委員会で、何故この答弁になる質問が出たのか、また、その質問をしたのが民主党と言う、こっちの方が気になりますね。(笑)
どうやら、仙谷由人氏の質問は、中韓の反日デモを取り上げ、「個人的に参拝するのは結構だが、首相として参拝するのはお止めになる事が、正しい外交ではないか」と言ったらしい。
民主党は、最近は社民党と変わらない部分も多いですな。
「正しい外交」とは、自国の主張を国際的に訴えることをせず、「靖国は軍国主義の象徴」だと指摘する中韓に対し、遠慮して取りやめる事は、国が確かに靖国は軍国主義の象徴です、と認めようと言うのが、正しい外交なのか?

まさに、菅直人みたいに、「適切に判断するということは、行くんですか? それとも行かないのですか?」と質問しているのと同じ程度で、レベルが低すぎる。
「靖国に行く」という言質を取れば、中国や韓国に反日を煽って、「自民党はアジアを軽視していますよ」とかで批判出来る材料を、「行かない」と言えば、中国に自分の名前を売り込め、国内では公約違反だのと攻撃材料に使う、どっちに転んでも、自分の政治的な材料に使うだけで、実りのある質疑と答弁になるはずもなく、政治が沈滞させている原因になるだけでしょうね。

そもそも、こんな記事も見かけたけど
効率重視の民営化が事故の一因との見方に反論した。菅直人氏(民主)に答えた。

菅直人は、今回のJR西の事故が、JRの民営化による営利追求が原因だと言った見方をどう思うか、質問したってことか?
そんな見方がある事が、論議にもならない、取るに足らない稚拙な考えなのに、取り上げると言うことは、菅はその可能性もあると思っているか、それとも、意味のない質問で、首相を困らせようとしただけなのか?
どのみち、貴重な予算委員会で取り上げるような質問とは思えない。


 

加藤紘一が、衆院を解散したら間違いなく自民党は負け、民主党が勝つと言っているそうだが、そりゃいくら何でも、民主党を買い被りすぎだろ。
今の、迷走する岡田に、お遍路して益々社民思想に磨きを掛けた菅が相手で、どうやって民主党が絶対に勝と思うの(笑)
もっとも、小泉を潰した時点で、昔の派閥政治に逆戻りしそうな自民党が、これまた絶対に勝つとは言えないところが、微妙なんだが。(笑)
もっとも、民主党はその時のために、小沢一郎という切り札を残しているんだろうと思うが。(切り札になれば良いけどね)


 

国外では、また中国と韓国が、何かしら火の手があがるでしょうね、楽しみです。(笑)
国内では、朝鮮日報の日本支部である朝日新聞が、何を出してくるのか、これまた楽しみです。(笑)

ちなみに、私は4月からまた朝日新聞を購読始めましたが、一般市民が投稿する声の欄というものがあるんですが、靖国参拝に関しても、市民の関心は高いようで、かなり投稿が載っております。

朝日の世論調査を見る」にも書きましたが、朝日新聞の世論調査によると、

小泉首相の靖国参拝には賛成ですか?(%)
       日本   韓国   中国
・賛成    54     8     0
・反対    28    92    91

朝日でこの数字なので、7割近くは賛成なんじゃないかと。(笑)
ところが、面白いのは先ほどの声の欄なのですが、頼りない記憶ですが、靖国参拝に関する投書が、4月から少なくとも5本以上は載ったと思いますが、全て参拝中止を求める投書で、参拝に賛成、もしくは内政干渉だとズバッと切り捨てた投書は、1つも見たことがない。(笑)

まあ、毎日きちんと読んだわけじゃないので、見落とした中に、賛成の投書もあったかも知れませんが。
朝日新聞の世論調査で、半分以上の54%の人が賛成で、反対は28%ですよね、約1:2の割合で賛成が多いのですから、反対の投書を1つ読めば、2つぐらい賛成の投書があるはずですが、たまたま見落とした可能性もありますね。(笑)

ちなみに、靖国だけでなく、歴史認識についてや外交姿勢での政府批判、中国(韓国)の言葉に耳を傾けよう、みたいな意見など加えれば、もっとサンプル数は多くなりますね。(サンプル数は増えても、掲載率100%は変わらない(笑))

 

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5 15, 2005

日本人は自分の国の歴史を知ろうよ -3-

4月19日付けの「日本人は自分の国の歴史を知ろうよ」にjupenさんよりコメント頂きました。
大先輩のご意見、有り難く受けさせて頂きます、本当にどうもありがとうございました。

長文になりましたので、コメントの量を越えたと、個人的に判断しましたので、こちらに書かせて頂きます。



>>中・高で古代のことはいろいろ習っても、現代史を習った記憶がありません。
>>何年に何があったというだけでなく、その背景を語らなければ歴史は教えられないわけですから、今にして思えば、イデオロギー的対立が今よりも強かった時代には、先生達も現代史を教えたくなかったのだろうな、という気がします。

教育と言う意味では、私はjupenさんよりもかなり後輩ですが、それでも現代史はそれほど丁寧に教わった記憶はありません。
また、受験でも重要な時代ではなく、疎かになっていた部分はあると思います。
しかし、そのような状態であっても、正直な話し、ブログでは何度も書いておりますが、非常に若かった、青かった意見の持ち主でした、早い話、社民、共産と近く、今と180度ぐらい違いましたね(笑)

丁寧に教わらなくとも、教科書に書かれている内容や、情報の一方通行である(朝日)新聞など記事により、自然に身に付いていったのでしょう。


 

若輩の私が、今更、大先輩に講釈するような事を書くのは、非常に失礼な話しだとお思いになると思いますが、とりあえず私の認識を整理させて頂くと言うことで、勘弁願います。

私は、歴史とは流れていく中で、物事が形成されていくもので、当然そこにはいろんな考えが混在しますが、はっきりしているコトは、多く結果が1つの理由により、歴史の流れが一人の責任により成立している、そんな事実は無いと言う事ですね。(私はヒトラーの犯した犯罪もまた、ヒトラーだけの責任ではなく、彼を選んだ国民、彼を生み出した時代、そしてそんな時代を作った原因など考えれば、安易な結果にはならないと考えます)


ですから、歴史認識に関しても、総論を各人がどのように思うか、判断するかは、本当に自由だと思うし、いろんな考えがあって然るべき話しだと思っております。
問題は、1つの面だけでなく、いろんな面から物事を見る、知る、考える事が大事かなと。
そして、国民がきちんと、興味を持って知る、学ぶべきだと思うんです。

日本は中国や韓国と違い、学習をする事を阻害する要素はなく、国民が自由にいろんな資料に目を通せる環境にあります。
せっかくそのような環境にあるのですから、単に、日本の歴史を正しく「教える」という受け身の話しだけでなく、国民の方でも、自分達の国の歴史を知ろうとする、国民としての心構え、意欲をきちんと持つべき、そう思っているのです。


確かに、日本国自身が、戦争責任を明確にして来なかった、戦争について総括をして来なかった、と言う反省はありますが、同時に、今更そんな後ろ向きな話しばかりをしても、仕方がないので、今となっては、日本国民の一人一人が、戦争責任について考え、総括をして、自分の確固たる考えを持つ、それが大事であろう、そうすることが最低限、戦争を起こした側の責任でもあろう、そう考えます。


ちょっと抽象的な表現が多くなり、何を言いたいのか、うまくまとめられず、長文になってしまいました、すみません。
また、ご意見をお聞かせ下さい。


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5 12, 2005

360分待ち? 本当に、並ぶヤツがいるのかっ!?

ゴールデンウィークで、万博に行って、散々な目にあった事は、前回「博覧会協会の押しつけ万博」で書きました。

実は・・・その日は名古屋に泊まり、翌日、名古屋のポケパークにも行きました。

http://www.pokepark.jp/

ポケパークとは、万博のサテライト事業で、子供達に大人気のポケットモンスターのキャラクタを扱った遊園地です。
万博と同じ期間しかやっていない、短期間遊園地なのですが、テレビでも宣伝している事もあって、うちの子供も連れて行けと、非常に五月蠅く、正直に白状すると、今回の名古屋旅行は、万博に行くことよりも、ポケパークに子供を連れて行く事、これが1番の目的でした。
まあ、万博はそのついでですね。(笑)


ところが、ここは万博よりも、さらに混雑が酷かった。
あのひろ~い万博会場に、6万とかしか入らない日もありますが、もの凄い狭い遊園地なのに、6万人もの入った事があるそうな。
万博は面目丸つぶれですね、万博会場の半分ほどポケパークに開放していれば、今頃連日、万博も大賑わいだったでしょうね。(笑)
何でも、5月3日に万博は入場者数が300万人になったそうですが、万博のメーン会場である長久手会場は、158ヘクタールもあるそうです。
一方のポケパークは、万博サテライト事業の12万平方メートルの敷地に、半分ぐらいでしょうか、スペースを使って遊園地があるので、実質1/26程度の広さで、5月2日に入場者数が100万人を越えたそうな。(笑)
アトラクションの数も、12種類しか無いのねん。(笑)


 
でも、実際、混雑は酷かった。

ポケパークの会場に着いたのが、午前9時過ぎでしたが、駐車場は既にいっぱいで、会場から1kmほど離れた、名古屋市内のコインパークに、やっと空きを見つけて、駐車したぐらい。
入場するに、なんと3時間以上の待ちでした・・・実際に園内に入れたのが、正午を回った12時半過ぎ。

デジカメには撮ったんだけど、画像をパソコンに取り込んでいないので、UP出来ないのが残念ですが、私が入園出来た午後1時ぐらいの、各アトラクションの待ち時間を、うろ覚えですがざっと書いておきます。

おどるポケモンミニツアー 120~150分
ルギアのくるくるシップ   90~120分
アルトマーレの観光船   120~160分
バトルコースター裂空   160~200分
ポケモンメリーゴーランド 150~180分
ポケモン星空トリップ   120~150分
ミズゴロウのスプラッシュアドベンチャー 220~270分
ピカチュウの森      150~180分
ピチューBros.のわんぱくトレイン 120~150分
ポケモンわくわくサファリ 300~360分

何度かぐるぐる回って、少しでも待ち時間が短いものを探しましたので、記憶がごっちゃになっているものもあるかも知れません。
あと、大観覧車の待ち時間と、もう1つのアトラクションの待ち時間も忘れてしまいました。

こちらも万博と同じかな。

一番待ち時間の短い「ルギアのくるくるシップ」(コーヒーカップ)に並び、「ポケモン星空トリップ」に並んで乗せてやっただけ。
これで、もう夕方5時ぐらいだもん。(笑)
子供は、ポケパークに来る前から、レックーザのジェットコース(3時間待ち)と、ミズゴロウのスプラシュ(4時間待ち)と、わくわくサファリ(5時間待ち)に乗るんだ、と楽しみに来ていましたが、さすがに人気アトラクションは、どれも乗れませんでした。(^^;>
だってねぇ、3つとも並んだら、それだけで12時間待ちよ、朝9時開園と同時に入って、夜9時の閉園まで、並びまくってもこの3つだけがギリギリ、とても並ぶのはムリ。(笑)
前日、万博で並ぶための体力を使い果たしているし。


 
もっとも、同じ混雑にしても、ポケパークの方は、そんなに頭に来なかった。
理由は明白なんです、料金の差、ただそれだけ。

ポケパークは万博とは違い、入場料は無料なんです。
乗り物毎に料金を支払う方式なので、大人が何人も入園しても、子供だけで乗り物に乗るなら、その分の料金だけで済みます。
これなら、混雑して、たったの1つしか乗れなくとも、料金も1つだけで済むので、お金のムダとは感じません。

ところが万博は、混雑で見られなかった人にも、同じ料金を、しかもどう見ても高めの料金を支払わされますから、混雑して、見て回れるパビリオンなどが少なくなれば、行く気が萎えますし、私のように行った人は、入場料を2万円も使って3つしか見られなかったのは、ボッタクリバーに合ったような気分になって、お金がムダだったと怒るしか無いでしょ。


 
まあ、6ヘクタールほどの敷地しかないのに、一方は100万人も集めて、26~7倍もの敷地面積を誇りながら、たったの3倍の300万人しか集められない、博覧会協会はよ~く考えるべきでしょうな。

 

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5 10, 2005

博覧会協会の押しつけ万博

今年のゴールデンウィークは、混雑することが覚悟の上で、家族サービスのタメに愛知の万博に行って来ました。
私も、大阪万博は小学生の低学年でしたが、親に連れて行ったもらった思い出があるので、自分の子供にも、思い出を残すためにも連れて行きました。

掛かった費用ですが、まず、入場料です。
大人4,600円、中学生2,500円、5歳児が1,500円、70歳の義母は3,700円、全部で16,900円。
これに、混雑するからと、遠くに止めさせるくせに、駐車場がなんとディズニーリゾートよりも高い3,000円。
これには驚きました、何でも混雑を避けるために、パーク&ライド方式と言うそうなんですが、会場からさらに高速で20分も掛かる場所に駐車させて、その駐車料金が3,000円ですもの。
ディズニーリゾートは、隣接した駐車場に2,000円
公式ホームページには、民間の駐車場の紹介もナシ、万博にマイカーで行くヤツも、お金を協会に落とせ、そう言わんばかり。(笑)

さらに私の場合、東京から行きましたので、高速料金は東京ICから三好ICまで、往復で13,800円。
大体、私の家から三好の駐車場まで、往復で700km程度。
GW中の移動で、高速走行とは言え、東名で10km以上の渋滞も何カ所かありましたので、平均10Km/リッターとして、70リットルのガソリンが必要だった計算になり、5月でレギュラーガソリンが120円/リッターだったとして、8,400円のガソリン代。
高速料金+ガソリン代で22,200円

入場者が少ないと気にされていた、東京方面から万博に行くと、42,000円掛かります。


 

私が行ったのは5月3日ですので、最高入場者数14万人を記録した、2日間のうちの1日目でした。

テレビの報道で、万博入場者数が博覧会協会の予想人数よりも少ない、入場者の多くが地元名古屋以外だと、関西方面が多く、東日本からの入場者が少ないと、ヤキモキしているらしい、そんな情報を知っていましたので、東京からわざわざ出かけ、少しは協力したかな、と言うつもりでした。(笑)


ところが、本日このような記事を目にしました。

愛知万博、GW入場者は98万人どまり

 愛・地球博(愛知万博)の8日の入場者数は7万8465人で、大型連休10日間(4月29日~5月8日)の入場者累計は約98万人にとどまり、博覧会協会が想定していた120万人を下回った。

 連休前半の入場者は、雨だった1日を除き連日10万人を超え、3、4の両日は14万人台に達したが、5日は好天にもかかわらず一気に6万8340人に落ち込んだ。

 協会は「3、4日の混雑具合をみて、来場を控えた人が多かった。これほど混雑情報に敏感に反応するとは考えていなかった」と驚いている。

(読売新聞) - 5月9日3時3分更新


へぇ、博覧会協会が想定していたのは120万人だったの?
ならば、1日の平均入場者数を12万人だと想定していたわけですね。

私が出かけた日は、14万人の入場者がいましたが、やや想定数よりも多いわけですが、ほとんど私が行った日の万博が、博覧協会が考える万博の姿なんですね。


banpaku

私の場合、西ゲートから入りましたが、目の前に日本ゾーンが入ります。
長久手日本館・・・150分待ち
大地の塔・・・・・140分待ち

いきなり、2時間を超える行列が歓迎してくれました。(笑)

ただ、35年前の万博では、アメリカ館の「月の石」に並びましたが、今回はやはり「冷凍マンモス」がメインでしょう。
グローバル・ハウスをめざし、マンモスラボを見るための整理券の列に並びます。
約120分並んで、やっと整理券をゲット。

万博では、入場券1枚につき、整理券を1枚渡してくれるのではなく、一人につき、1枚しか渡してくれないので、入場する全員で整理券をもらう必要があります。
これは厳しい。
25度にもなった炎天下で、70歳の義母を並ばせるわけにも行かず、日陰で座らせて休憩させ、子供は母親と一緒にべつの場所に遊びに行かせ(外国パビリオンは比較的空いていると聞いたので)、私はずっと並びっぱなし。
そろそろ配布時間が近づくと、電話で家族全員を呼集。
一人だけ並んでいたところ、整理券を貰う段階で、母親+子供2人+義母が割り込んで入って来るので、後ろの人が少しむかついているのが分かりましたが、しゃーない、そんなシステムにしている万博に文句を言えと、こちらも逆ギレ状態。(笑)


さて、家族で4万円も使って来ているので、メイとサツキの家の予約をしているわけでもあるまいし、わざわざ森林体感ゾーンなど行く意味がないし、子供は喜ぶかも知れないが、大人もいるんだし、遊園地のような遊びと参加ゾーンにも行くのももったいないので、行くとすれば企業パビリオンでしょう、と言うことで行ってみた。

どのパビリオンを見ても、120分待ち、150分待ちなどの数字が並ぶ。
その中で、ワンダーサーカス電力館が、100分待ちで、今まで見た中では一番待ち時間が少ない。
恐ろしいもので、100分待ちで、「おっ、ここは少ない」と喜んでしまうほど、感覚がマヒしちゃているんですね。(笑)

その中で、日立館に行くと遠目に「220」と言う数字が見えた。
「おお、日立も2時間20分待ちかぁ、でもなぜここだけ時間で待ち時間を書いているんだろ?」と思って近くに寄れば・・・2時間20分ではなく、220分待ちの表示だった、よっ、4時間待ち???
何でも、近くの人の言うことには、最高300分待ちがあったとか・・・5時間!!


 

結局、母親と子供は、父親が整理券に並んでいる間に、外国のパビリオンを2つ見たそうですが、私は、マンモスの他は回れたパビリオンの数は、たったの3つだけ。
4万円も払って3つしか見れず、おまけに私が見たもので印象に一番残っているのは、人・人・人の行列のみ。


 

東日本からの入場者が少ないって!?

ざけんじゃねぇ!
4万円も払って、8時間も並んで、回ったパビリオンが3+1だけ、こんな万博に誰が行きたいと思う?
東京の人間ならディズニーランドへは、半分ほどの金額で行けるぞ、同じ混雑しているなら、ディズニーランドに行くだろ。


博覧会協会が想定していた120万人を下回ったって!?

ざけんじゃねぇ!!
お前らは、1つのパビリオンに2時間も3時間も(日立館は5時間だっけ?)並ばせるような、そんな万博を目指して作って来たのか?
想定の範囲内ですとは、ホエリエモンの流行語だが、1日12万人を想定していたとは、老人や子供が何時間も並んでも想定の範囲内と言うことで、並ばせて当然、そんな思いで作ったわけなのか?


ほんと、ハード面では35年前の大阪万博から比べて、歴然とした進歩があったけど、ソフト面(大会運営など)35年前からちっとも、何も進歩していないじゃないか。
万博会場内にある飲食店の領域はバカ高いので、自販機かコンビニでしか怖くて買い物が出来ないのも、運営がマズイ事を物語っているしね。

まずは、誰のための、何のための万博なんでしょうね。
それがもっとはっきりすれば、入場客も増える気はしますね。


あと、貴賓が視察しに来たとき、どうせ待ち時間0で、優先的に見せているんでしょうけど、万博の本来の姿を見せるのであれば、きちんと2時間ほど、炎天下で並んで頂いてから見せた方が、本当の万博の姿を見られますよ。
まあ、バカにするのもいい加減にしなさい、万博に行ってそんな気分でした。


 

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5 06, 2005

<憲法>憲法改正賛成7割に、反対も5割?

例の如く、「憲法の誕生日に・生まれ変わるべき日本国憲法」安保 仁さんの冒険少年News-Blogより


60年の間、何も変わらなかった憲法は恐らく珍しいのではないかと思う。

他国は、憲法の改正などしていないのだろうか?
そんなバカな話はない。
ざっと調べたところでも、ドイツは51回、アメリカ、フランス18回、イタリア11回などはすぐに出てくる。
メキシコなどは200回以上で、スイスなども140回も改正し、継ぎ接ぎだらけとなって法律としての整合性が問題となり、ついに1999年、全面改正を行ったそうだ。

少し古い数字ですが、1979年、国会図書館が各国の「戦後」の憲法改正について調査をおこなったのですが、調査した154カ国のうち137カ国が改正をおこなっていたそうです。
この調査が26年前ですから、今ではさらに増えている可能性もありますね。
そしてさらに、この137カ国のうち、5カ国は戦後に30回以上も改正していたそうな。


これほどまで、憲法そのものを神格化して、偶像崇拝するが如く、変化する事を嫌った国民は、日本以外にいないでしょうな。


 


世界情勢も変わった。やはりそれに合わせた「新しい憲法」を考える時期には来ているのではないか。良いものは残し、情勢と合わないものは変える

まさにその通りで、歴史は流れて動いている以上、その時代に合わせるような動きに変化する事は、憲法と言えども例外では無いはずであり、反対に変化させないで対応させようとしても、破綻が来るだけでしょう。
世界の国々が、何度か憲法の改正を行っているのも、時代の実情に合わせているからだと考えます。

また、憲法を守る事は国民の義務であり、重要な事ではあるが、その反面、憲法自身を時代や国民の意思の変化と共に変える事も、また同時に大切な事だと思う。
憲法を国民に守らせると言うことは、国民の意志により変化すると言う前提がなければ、それは国民が納得して守ることはしなくなり、ただ憲法が絶対だからと、国民に強制的に守らせるだけでは、それは本末転倒だと考えます。


 


9条だけではなく、いろんな点を審議していくべきではないか

仰るとおりですが、私はそれでも、特に日本人の多くがアレルギー体質を持つ憲法9条を考えたい。
朝日新聞の5月3日記事に、こんな事が書かれていました。

憲法「自衛隊規定を」7割、9条改正反対51%

3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は日本国憲法について全国世論調査を実施した。憲法全体をみて「改正する必要がある」と答えた人は56%で、04年の前回調査の53%より増えた。「改正する必要はない」は33%(前回35%)だった。自衛隊を巡っては、「存在を明記」と「普通の軍隊とする」を合わせ、憲法改正による位置づけを求める意見が7割に達した。ただ、9条をどうするかについて聞くと「変えない方がよい」(51%)が半数を超える。自衛隊と憲法の整合性を求める半面、平和主義は堅持したい意識がうかがえる。一方、先月、最終報告書をまとめた国会の憲法調査会については「知らない」が71%にのぼった。

 調査は4月24、25の両日、全国の有権者3千人を対象に面接方式で実施した。

<中略>

 憲法と自衛隊の関係では「自衛隊は今のままでよいが、憲法を改正して存在を明記」が58%で最多。「普通の軍隊とするため改正すべきだ」の12%を合わせると、7割が自衛隊を憲法に位置づけるよう求めていることになる。「政府の解釈や運用で対応してきたので改正の必要はない」は16%、「自衛隊は違憲なので将来は廃止する」は7%だった。

 冷戦さなかの80年調査では、自衛隊を憲法で認めるため憲法を改正するかどうかについて、「賛成」(44%)と「反対」(41%)が拮抗(きっこう)していた。冷戦の終結や9・11テロを経た今回の調査では、国際情勢が変化するなかで活動の幅を広げた自衛隊の実態と、9条で「戦力不保持」を掲げる憲法との乖離(かいり)を解消したいという気分が一層、強まっているようだ。


 ところが、9条自体の改正の賛否を問うと、「変える方がよい」は36%で、「変えない方がよい」が過半数を占める。「自衛隊の存在を明記」という人でさえ賛否が4割台で並ぶ。

 一方、憲法改正の問題に「関心がある」と答えた人は、「大いに」(14%)、「ある程度」(51%)を合わせて65%。愛国心が「大いに」(24%)、「ある程度」(56%)あると答えた8割の人では、関心は71%にのぼる。

 ただ、衆参の憲法調査会のことを「知っている」と答えた人は全体で27%止まり。報告書の内容まで知っている人は3%しかいない。憲法改正の問題に関心のある人でも、調査会を「知っている」人は35%だ。


 憲法改正を「差し迫った問題」とみる人は30%。いま、政治家に取り組んでほしいテーマで憲法改正を挙げる人は7%にとどまる。憲法改正への関心はそれなりにあり、改憲も容認はするが、議論が盛り上がる「永田町」ほど改憲に熱意をもっているわけではない。そんな国民の姿が浮かぶ。


asahi.com 2005年05月03日01時36分

これを見ても分かるように、国民の憲法9条への意識は、非常に低い。

この記事でも指摘があったが、自衛隊について「憲法を改正して存在を明記」と「普通の軍隊とするため改正すべきだ」を合わせれば、70%の人が憲法を改正と答えているのに、憲法9条自体の改正には、50%以上の人が改正を反対としているこの矛盾は、どう考えたらよいのだろうか。
自衛隊を憲法改正して認めるが、9条は変えない・・・まるで、憲法9条と自衛隊が全くリンクしていないと考える人が、何割かいると言う話しなんだろうと思う。
これは、全く呆れた話しに、私は見えるのだが。


「戦争には反対、だから9条は変えたらダメ」と、まるで条件反射のような反応を示すのは、いい加減にして欲しい。
その上「自衛隊は憲法で認めても良いけど、9条は世界に誇れる条文なんだから、変えてはダメでしょう」などと思っているのであるなら、本当にどうしようと私は思ってしまう。(笑)


日本人は、「戦争を放棄しているから素晴らしい憲法」と誤解している人も多いが、世界でも、「我が国は戦争をする」と明記した憲法など、聞いたことがない。
さらに、憲法9条があったから、戦後の日本は平和だったと思っている人が大勢いるが、確かに、その一面もあるだろうが、憲法9条だけが平和を守ってきたわけでなく、自衛隊も政府も国民も、みんなが平和を守ってきた事を再認識するべき。
9条の憲法精神を変えずに、自衛隊の存在や集団自衛権に対して、きっちりと明記するように、憲法を改正する事で、今まで同様に平和を守る事も可能であり、その可能性すら最初から放棄して、9条を変えるのはよくない、変えたがるのは右傾化だと、単純な思考停止で反対する人がまだ多いとなると、残念です。


少なくとも、日本国民は日本の憲法について関心を持って欲しいですね、そして冷静な判断をして欲しい。
私も全ての憲法改正案に関して、詳しく知っているわけではありませんが、自衛隊を軍隊だと解釈しない、国際平和活動に従事するときには特措法を作ってごまかす、と言った現在の9条の運用方法が、このまま続いて良いはずがない、そう思っており、改正するしかないとの考えです。

 

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5 01, 2005

人の命を預かる仕事

今回の、JR西日本の福知山線での脱線事故は、戦後最大級の死傷者を出した事故になりました。
ただ特筆なのは、火災や衝突などの複合的な災害で被害者数が増えたのではなく、単独事故として横転した事が原因でこれだけの被害者を出した事故というのは、ハードウェアが進化した現代に置いて、非常に珍しい事故だと言えるかも知れません。

ここに書かれてある「鉄道事故件数の推移」をご覧になって下さい。

data3


民鉄、国鉄(JR)に関係なく、事故件数そのものが現象しているのは、答えは明白で、事故を防止するためのハードウェアが進化した事が最大の理由でしょう。
また、幾度無く繰り返された過去の事故に反省した、鉄道運営システムや、従業員へのカリキュラムなど、ソフト面での充実も同様に事故減少に貢献していると思われます。


で、やはり月並みな言葉しか出ませんが、どんなに優れたハードがあっても、それを運用する人間によって左右されてしまう、と言う何百年も前から言われている(もちろんウソです(^^;)、当たり前の言葉しか出ませんね。
今回の場合、ハードウェアそのものも、ATSが旧式で速度制限に対応していなかったとか、脱線防止用のガードが無かったりと、最高の環境だったとは言えませんが、それでも福知山線の歴史そのものは、調べたところ1891年に尼崎~伊丹間で運行が始まったそうですから、実に115年の歴史もあり、1日に何本もの列車が毎日、事故現場を通過してきた上で、初めての大事故だったわけですから、置き石などの外的要因が無ければ、事故の原因は、明らかに運転手の個人の責任によるものです。


 

まあ、ここまではどの報道番組でも、コメンテーターやゲストが偉そうに口に出す言葉と同じなので、今更ですよね。
ただ私が現時点で気になるのは、この大事故を非難するにあたって、偉そうに語るコメンテーターの中で、どういった趣旨で発言されているのか分かりませんが、以下の2点で中途半端な指摘であり、下手すれば的外れで、論点がずれている批判になっていないか、非常に気になっています。

(1)運転歴11ヶ月の未熟な運転手に、通過駅などある快速電車を運転させた事への批判
(2)遅れた事に対する日勤教育なるものの存在への批判


(1)については、言うまでもありませんが、「未熟」という事を理由に、運転業務を任せた事に対する批判は、的外れとなります。
当たり前の話ですが、どんなベテラン運転手にも、運転歴11ヶ月と言う時期が存在し、どんな優秀な運転手にも、初めて運転する時があり、経験を積む前は未熟な技量しか持っていなかった時期は、必ずあります、ない方がおかしい。

ですから、ここで問題があるとすれば、運転業務を任せる上で、運転技量が十分であったのか、運転手を育てる上でのカリキュラムが正しく機能していたのか、と言う点だけに尽きると思います。
11ヶ月だろうが、10年のベテランだろうが、運転技量が未熟であれば、運転手としての勤務は再考すべきであり、何度か失敗を繰り返す運転手に対して、再教育するカリキュラムは、若い、ベテラン関係なく、正しいものであるべきです。

今回事故を起こしてしまったと言うことは、当然運転手が「若かった、未熟だった」という事も、事故原因の1つではありますが、それが事故原因の全ではなく、その未熟な運転手に運転を任せ、事故を起こすような状況を作ってしまったと言う、ソフト面での問題があった事は、結果論からですが、存在する事は明白です。


 

(2)については、まず報道であるような、「いじめ」「無意味な軍隊教育」があったとすれば、これは改善されなければならない事だと思います。
ただ、再教育システムそのものが、必要か不必要か、と言う論議になれば、冷静に考えれば答えは明白のはずです。


遺族が、「1分や2分遅れたぐらいなら、『ごめんなさい』で済む問題じゃないか」という心情を訴えるのは、当然です。
しかし、キャスターやコメンテーターが、この言葉を引用して「その通りです、1分急いでも何が変わるのでしょうか、遅れてはいけない、時間通りでなけれならない、誰が決めたのでしょうか」というのは、あまりにも無責任極まりない意見だろう。


1分でも遅れたら・・・のところは、本当に1分でも遅れないタメの指導だと、受け取るものだろうか?
もっとも、JR西日本の再教育は、どうも方向性が狂ってしまい、まともな教育になっていなかった気がするが。
それよりも、人の命を預かる運転手の心構えとして、「無意味な遅延」を起こすような、運転に対して集中力を欠く、自覚が無いのは困る、と言うレベルのはずでしょう。

前の駅で、この運転手が40mオーバーランを犯したらしいが、私が思うに、数メートルオーバーしてしまった、と言うのなら「ヘタクソ」の一言で済む問題かも知れないが、40mものオーバーランというのは、技量云々以前の問題では無いかと思う。

ゲームで「電車でGO」というソフトがあるが、このゲームのおかげで、運転技術は難しいと言うことを多くの人が知っており、また同時に、40mもオーバーランするなんて、どんな運転なんだと、疑問いっぱいのはずです。(^^;)>
40mものオーバーランというのは、むしろ停車駅と通過駅を勘違いした、もしくは、駅が近づいている事を忘れていたなど、運転中の集中力が切れていたとしか思えない結果なのです。

ここで問題なのは、1分半遅れた事ではなく、どうしてこの運転手は、40mものオーバーランをしてしまったのか、その原因ですね。
そこで、病気であるなら、病気であることの自己申請と、会社側の検診、病気に対する交代要員の配置システムなどを、再教育によって再認識する事も出来るし、居眠りなど精神的弛みから来るものは、人の命を預かる職業としては、決して許されるべきものでは無いので、厳罰で対処する事も当然ですし、いろんな意味で、ミスを犯した場合の再教育の必要性は、疑いの無いものです。


また、これは電車でGOで体験した事だけでなく、実際の運転手もコメントを寄せていたが、遅れた時間を短縮させる最大の方法は、速度ではなく、減速(ブレーキなど)である、と言うですね。
これに、この若い運転手は気づいていたかどうかですが・・・その意味では、経験不足は否めませんね。


 

我々は、慣れすぎたのかも知れませんが、毎朝出勤する場合、時刻表通りに運行される鉄道を信頼している面があります。
だからこそ、9時に出社なこの電車に乗り、10時に打合せ会議があれば、この時間の電車に乗る、などと計画を立てているはずです。
これは、鉄道会社の運営システムと運転手の努力、技量を持って初めて達成される、大変高度なシステムであり、世界を見渡しても、これほど時間に正確な鉄道会社は、他には無いとも言われていますよね。
ですから、「1分程度遅れても、ごめんなさいで済む」のであれば、多くの運転手が、努力している事はなんだろうか、と言う話になります。
心構えの1つで、1つの駅で1分遅れました、ごめんなさい、次の駅でも1分遅れました、などと遅れる事が当たり前となっては鉄道の運行は日本では意味がありません。
また、1つの列車だけの話しではなく、私も、私もと2本目、3本目の列車も同時に遅れ出すと時刻表の意味が無くなります。

事情があって遅れた場合はともかく、運転手はまずは、自覚と責任を持って、運転に集中して遅れがない様に勤める事が、最大の役目だと思いますよ。
そのための、再教育システムであって欲しいし、人の命を預かる仕事は、それだけ厳しいものだと、再認識させる事も必要ですね。


 

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