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4 11, 2005

スケープゴート

何度も言うが、日の丸に反対ならそれで良いし、君が代を歌いたくないなら、それでも良い。
しかし、厳粛な儀式である卒業式を、己の信条を実現させるためのスケープゴートに利用するような事だけは、断固として否定します。

反対なら、どうして自分から行動を起こさないのか、多くの人を巻き添えにしようといするのか。
この世に、憲法のこの部分を変えて貰いたい、そう思っている人はゴマンといるだろう。
みんな、自分の思いを実現したくて、地道に活動している人も多い。 どうしてその当たり前の行動が出来ないのか。

宗教上理由で君が代拒否 欠席扱い撤回を 石狩管内の高校生


 宗教上の理由で三月の卒業式での国歌(君が代)斉唱を拒否し、式に出席しなかった石狩管内の道立定時制高校の在学生(17)が、学校側が「欠席」扱いにしたのは不当だとして、学校に撤回を求めている。「日の丸」「君が代」実施をめぐり、生徒が学校の対応に抗議するケースは異例。生徒に「式に出席しない権利」は認められるのか。また、生徒が「出席できない」と申し出た場合、学校はどんな対応ができるのか。今回のトラブルは、そんな問いを投げ掛けている。

 抗議しているのは、宗教団体「エホバの証人」を信仰する男子生徒。

 同校は式の数日前、在校生に対しホームルームで、国旗・国歌の掲揚、斉唱を実施する方針と同時に憲法で保障された内心の自由を守るため、「歌う、歌わない権利」「立つ、立たない権利」があり、「それによって不利益を被らない権利」があることを説明した。

 生徒は副担任の教師に信仰を打ち明けた上で「出席できない」と申し出た。「君が代の歌詞が教義で禁じている偶像崇拝に当たる。自分で歌わなくても、聴けば音楽が耳に残ってしまうので、その場にいたくなかった」と訴えている。

 副担任が、国歌斉唱終了後に入場できるよう受付係をするなどの方法での参加を提案したが、生徒は「これを受けてしまうと、来年も再来年も同じ事で、何の問題解決にもならない」と拒否、出席を見送った。

 生徒は「学校が式に出席できない状況をつくっているのに、事務的に欠席扱いと処理されるのは、納得できない」として、「欠席」扱いの撤回と同時に、来年以降の配慮ある対応を求めている。

 これについて、校長は「一人のために国歌斉唱をやめることはできない。欠席した生徒は規則上、『欠席』以外には扱えない」と従来の対応を変える考えがない意向を示し、今後については「生徒と話し合い、学校の考えを理解してもらいたい」としている。

 しかし、副担任は「公立学校はどんな考えの生徒も行事に参加できるよう配慮すべきだ」と反発、同調する教員も多い。生徒は札幌弁護士会に人権救済申し立てを行うことも検討しており、学校は対応に揺れている。


北海道新聞


私は何も、この学生に国歌を歌えとは言わない。
強制的に式典に参加しろとも言わない。
ただ、自分が納得する理由で、欠席をしたのであれば、その欠席した行動については、きちんと責任を持って欲しい、ただそれだけです。


今回は、彼が宗教上を理由に、式に参加する事を拒否したわけで、信仰する教義に従う事は、この若さでむしろ立派だと思う。
その、自分も納得した上での行動(欠席)のはずでしょうから、欠席扱いになろうとも、信仰を優先させた事に対して、私は批判する気は毛頭ありませんね。

しかし、信仰上、自分は納得ずくで欠席したにも関わらず、欠席の撤回を要求する・・・つまり出席扱いを要求する事は、これはさすがに全然おかしいし、男らしく無いでしょ。
どう考えても、彼のこの要求の動機は、これは宗教上を理由に参加出来ない、と言う表向きの理由を利用して、単に日の丸・君が代に対する自分の信条を訴えて、変えさせようとしたとしか見えません。


卒業式をスケープゴートにする教職員はよく見かけます、これも私は賛同はしませんが、この学生は卒業式どころが、自分の信仰する宗教すら、スケープゴートに使っているみたいで、どうしようもないですね。


 
何度も書きますが、この世に不満が無い人はいませんし、変えて貰いたい政治、法律、経済などキリがありません。
だから、みんな選挙に行くし、抗議活動に参加したり、署名したり、いろんな地道な努力を続けているのです。
しかし、この手の思想の方達は、ある意味右翼と呼ばれている人よりは、かなり過激で、自分が正しいと思っている事を実現させる為には、周囲への迷惑など省みずに、強引に自分の立場を利用して自己中心的な主張をして来ますよね、これが私には納得行かないし、腹が立ちます。


 
まあ彼は17歳なので、誰かに利用された事は、十分に考えられます。
もしくは、誰かに洗脳されまくったのかも知れません。

ただ、やはり自分の内心の自由を訴えるのに、自分自身の行動ではなく、卒業式や自分が信仰する宗教をスケープゴートにする、その精神構造は、17歳ともなれば卑怯だと理解できる年齢でしょうし、いくら何でも「おかしい」と気づいて欲しかった。

そう言えば、昨年のイラクでの日本人人質事件で、自己責任論論争が巻き起こりましたが、あれも当事者の一人であった今井紀明さんも、北海道の高校を卒業したばかりだったが、北海道の高校生は、このような感じの若者が多いのだろうか。


 

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