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12 23, 2004

岩隈選手問題が解決

岩隈選手が、合併球団か楽天のどちらに行くかのか、騒がれていた問題が、合併球団側の譲歩という形で、岩隈選手が楽天イーグルスに金銭トレードで移籍する事が決定し、一件落着を得た模様だ。

今まで、言いたい事もあったが、とりあえず経過を見守る為に、敢えてここでは取り上げておりませんが、解決したようなので、今回の件に関しての、私なりの感想を述べたいと思います。

オリックス>岩隈、希望通り楽天に移籍へ

 プロ野球・元大阪近鉄バファローズの岩隈久志投手(23)が合併球団のオリックス・バファローズ入団を拒否していた問題で、同球団の小泉隆司社長は22日、オリックスへの入団説得を断念し、岩隈投手を本人の希望通りに東北楽天ゴールデンイーグルスへ金銭トレードすることを決めた。
 この日神戸球場(旧ヤフーBBスタジアム)で会見した小泉社長は「岩隈投手を説得できず、彼の意思を尊重した。球界や本人の将来を考慮して、超法規的な判断をした」と説明。21日に宮内義彦オーナーが決断したという。
 宮内オーナーは「新球団(オリックス)発足には、前向きなチーム作りをして多くのファンに門出を祝っていただくのが重要」とのコメントを出した。この問題が長引くことで、球団のイメージダウンにつながることを避けたと見られる。
 オリックスは合併に当たって岩隈投手をプロテクト(優先確保)する手続きを行った。だが、岩隈投手は日本プロ野球選手会のストライキを巡る9月の交渉で、小泉社長が「選手の意思を尊重する」と口頭で約束したことを理由に反発。小泉社長と4度の話し合いを持ったが、楽天移籍を強く希望していた。【堤浩一郎】

 毎日新聞 [ 12月22日 20時41分 更新 ]

世論は、岩隈選手に好意的な人が多い、と言う事を知った上で、これから書くことは、かなりの人に反感を買うコトを承知で、書いてみたいと思います。
こんな書き方をすれば、想像出来るでしょうが、私は「岩隈選手はワガママだ」派になります。(笑)


 
ここまでこじれた問題の解決方法は、もはや、岩隈選手を楽天に行かせるしか無いと思っていましたので、今回の合併球団側の譲歩には、一安心しております。
ここまで岩隈選手の気持ちがメディアに乗って、選手全員に知れ渡ってしまっては、合併球団側が裁判でも何でもして、強制的に残しても、もはや正常なチームメイトの関係にはなれないだろうし、岩隈選手そのもののモチベーションが下がり、孤立は避けられない。
チームにとっても、選手に取っても、岩隈選手個人にとっても、合併球団にはマイナスにしかならず、出すしかなかったでしょうね。


解決方法は、これがベストであったと思いますが、ここまでこじれたのは、偏に岩隈選手に原因があるわけです。
プロ野球には、いろんな規則があって、初めてプロ野球として成立しているわけです。
こんなのは、プロ野球だけに限らず、世間一般においても同じです。

自分が納得行かない事は、この世にもなんと多い事か。
でも、そのような法やルールであっても、それによって世間の秩序が保たれているわけで、個人の好き勝手をお互いがやっては秩序も何も成り立ちません。


私も、今のNPBのオーナー連や、プロ野球機構にはこのプログを通して苦言を呈して来ましたし、彼らの危機感の無さには失望もし、今の状態ではダメだ、改革が必要だと言う認識で、これは多くのプロ野球ファンと一致する事と思います。
しかし、この納得行かない状態と、納得行かないから「ルールに従わない」とでは、大きく意味が違います。
どんな理不尽な事でも、ルールには従いつつ、同時に納得行かないものは、自分が行動を起こして、そのルールや考え方を変えるように運動、行動、努力を行う事が、世間の常識です。


 

「選手の意思を尊重する」を盾に、岩隈選手は不信感を抱いたと言うが、まるで子供の理屈。
「出来るだけ尊重する」と「必ず希望通りにする」とは、その両者に天と地ほどの開きがあるのは、これは当たり前の話で、お前は小学生かと言いたい。
社会人で仕事をしていれば、相手の言葉の意味を吟味するのは、みんなが身につけている能力だが、高校卒業して野球だけに打ち込んできた事もあるのだろう、それだけ純真だと好意的に思いたいが、自分の立場だけ主張するのではなく、相手の立場も同時に考えられる大人になって欲しかった。

合併球団にも再生してチームを立て直しを行い、球団を運営して行かなければならない事情があり、チームとして最低限必要な戦力があるはず。
エースや4番を、選手の希望だからと、みんなホイホイと放出してしまえば、チームとしてもっと悲惨な状態になるのは明白です。
だからこそ、プロテクト選手制度を作ったわけである。
このような状態であれば、「出来るだけ尊重する」と言ったとしても、「自分も自由に選択出来るんだな」と普通は考えないものだろうし、出来るだけ尊重するとは、政治家などがよく使う、ある意味卑怯な言葉ではあるが、選手の意志を尊重していないからとヘソを曲げるのは、社会人として通用するものだろうか。


断っておきますが、私は合併球団のプロテクト制度が正しい制度だった、そうは思っていません。
親球団が出来る以上は、MLBのように、むしろ各球団に12名程度のプロテクト選手を設け、親球団には全球団からプロテクトを外れた選手を、各球団2~3選手づつほど指名できる制度の方が良かったと思っているし、それ以前に、合併などではなく、近鉄球団そのものを、ライブドアか楽天なりに売っていれば良かったと思っています。

しかし、決められたものが理不尽で変なものでも、決められたルールである以上、それは別問題で、ルールに従わなければ、岩隈選手個人だけの問題ではなく、プロ野球界全体の秩序が乱れてしまう元になりますから、その区別だけはきちんと付けておくべきですね。

話がそれますが、巨人はドラフト制度が理不尽な制度で、嫌いだったことは知っております。
だからといって、勝手に選手を自由に契約できるはずもありませんし、法の盲点を付いた「江川事件」を起こした時には、大反発を世間から受けておりました。
だから、巨人は権力を持って、ドラフト制度そのものを自分の都合の良い、骨抜き制度に変えていますが、これは多くの世間が反対している制度とは言え、言い換えれば、巨人が正式な手続きで持って変えたルールであるので、我々もそれに従わざるを得ないわけです。
それを無視すれば、反対に、巨人の江川事件なども問題に出来ないわけですから、ルールや法に文句や反対が言えるのは、あくまでもそれを守っているからである、という社会常識を忘れてはならないと思います。


 
あと、彼がいろいろ言って、周囲が右往左往するのも、彼がそれだけの実績、実力があるからです。
この辺りは、彼自身も、自分であれば楽天でも合併球団でも、好きな方でプレー出来ると承知の上での要求でしょうね。
当然の話ながら、合併された球団の選手は、合併球団だの楽天だの、自分の好みで球団を選べない選手の方が多いわけですが、彼らから見れば、好きな「野球」が続けられれば、どこの球団でも行ってやるという気持ちでしょうな。

つまり、ある意味、岩隈選手は自分の立場に甘えて、ずっと「ワガママ」を言っていた面もあると思います。
本来、彼が近鉄バファローズに入団したとき、野球に対してどう感じていたのでしょうか。
多くの選手が、言いたいことも言えずに、合併球団か楽天に別れて「野球」を続けようとしている姿に比べて、ルールを無視しても「自己主張」する姿は、あまり気持ちの良いものでは無いです。

実ほど穂を垂れる稲穂かな

祖母から送られた言葉であり、私なりの座右の銘にしたい言葉です。
自分はこの歳になっても、全く偉い人間にはなっておりませんが(笑)、年齢を重ねるごとに、経験や知識はそれなりに付いたと思いますので、心がけだけは忘れないように。


 

私は、近鉄バファローズファンでしたので、岩隈選手の瑞々しさ、精悍な姿が大好きでしたし、応援しておりました。
それだけに、今回のこの「ワガママ」には非常に残念でなりません。

この問題は、個人的には1~2年レンタル移籍にすれば良かったのにと思っていました。
(サッカーではレンタル制度は常識だし、MLBだってその制度はあるんだし)
パリーグ会長が、1年間だけ合併球団で頑張れ、1年後にトレードすればよいと、妥協案を提示していましたが、私は、それは反対だろうと感じていましたね。

自分が、合併球団に不信感があるなら、合併球団に在籍身分を置いたまま、1年か2年間ほどは楽天へレンタルして、そこで思いっきりプレイして、すっきりしてから、冷静になってから合併球団に戻ってくれば良いと。
その上で、どうしても納得行かないのであれば、トレード直訴を合併球団にするべきだとね。
2年もすれば、もしかすれば楽天にも中心選手が育っているかも知れないので、その選手とのトレードとすれば、円満とは行かないけど、岩隈選手自身や合併球団にも納得行く形で解決できたのに、そう考えていたんですけどね。


 

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