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11月 10, 2004

救われない自衛隊アレルギー

ぎっくり腰をやってしまい、しばらくパソコンの前に座れず、かなりこのブログもサボってしまった。
まだ本調子ではなく、長時間座れないのですが、あまりサボるのも良くないので、復帰します。


ニュースなどでは、繰り返して、領海内で不審潜水艦の話が流されています。
海底資源などで、日中で揉めている地域だけに、敏感な場所でもあります。

不審潜水艦 中国の潜水艦か 海上警備行動発令に疑問符も

日本の南海上に不審な潜水艦が現れた。北朝鮮による拉致問題などを話し合う日朝実務者協議が開催中の10日に発令された海上警備行動。何が狙いなのか、国籍はどこか。防衛庁など関係機関は、情報収集と対応に追われた。

 ◆天然資源を巡って日中が対立する海域
 潜水艦が見つかった沖縄県の先島諸島から北へ約300キロの東シナ海では、日本の排他的経済水域(EEZ)境界線付近の中国側水域で、中国が複数の天然ガス田開発を進めている。先月25日の日中実務者協議で、日本政府は日本側資源を侵す可能性があるとして、鉱区のデータ提供を中国側に求めたが、中国側からは具体的な情報提供はなく、東シナ海の天然資源を巡って日中の主張がぶつかりあっている。
 先島諸島は中国側が領有を主張している日本の領土・尖閣諸島(中国名・釣魚島)にも隣接している。

 ◆実務者協議のさなか 北朝鮮船の可能性薄く
 海上保安庁が02年12月時点で確認した過去の不審船や工作船は、63年6月以降21隻。いずれも北朝鮮の船かその可能性が高いとみられている。ただ、北朝鮮については、02年9月の日朝首脳会談や日朝平壌宣言で、北朝鮮側が工作船や不審船とされる船を今後出さないことを約束した。平壌では9日から日朝実務者協議が開かれている。
 こうしたことなどから、公安当局などは、潜水艦は中国船籍である可能性が高いとみる。
 最近の不審船としては99年3月、石川県能登半島沖で見つかった2隻に対し海保が威嚇射撃。初の海上警備行動が発令され、海上自衛隊が警告射撃したが、停船させることはできなかった。01年12月には、海自の通報で海保が鹿児島県・奄美大島沖約230キロで工作船を発見。銃撃戦となって船は沈没した。

 ◆海上警備行動の発令 必要性に疑問
 今回、海上警備行動を発令した政府の対応には、説明不足を指摘する専門家もいる。99年3月の例では、停戦命令や威嚇射撃を無視して逃げ続けたことなどを確認のうえ、発令された。東京国際大学の前田哲男教授(軍縮安全保障論)は「天然ガス田開発を巡り、日中が緊張している海域でもあるので、過剰に反応したのかもしれないが、より抑制的に対応すべきだったのではないか」と指摘。そのうえで「仮に故障した船を潜水艦が助けにいっただけだとしたら、海上保安庁で十分対処できるはず。情報不足で判断できないが、法的な要件を満たしているかどうか疑問を感じる」と話した。

(毎日新聞) - 11月10日17時7分更新


さて、ここで問題にしたいのは、言うまでもなく海上警備行動の発令に、無茶な疑問を出した東京国際大学の前田哲男教授のコメント内容です。


そもそも、漁船のような民間船であっても、領海を不法に侵入した場合、拿捕され連れて行かれる事が多いのですが、それは日本の領海であっても、基本的には同じのはずです。
ましてやその不審船が、他国の軍艦が進入した場合、どのような扱いになるか、簡単に想像できると思いますけどね。今回は、潜水艦でしたが、これがどこかの国の戦艦や巡洋艦クラスが堂々と進入して来ても、同じ事をこの前田教授は言えるのでしょうか。(笑)

前提として、潜水艦が進入しているのは事実なわけで、情報不足だから法的な要件を満たしているかどうか疑問を感じるとか、その意見そのものが非常におかしく、単なるイチャモンに過ぎない。
海上保安庁には、潜水艦に対応できる装備があるのだろうか?
それはまるで、国籍不明の戦車に対し、情報不足だから自衛隊派遣はおかしい、警察官だけで対応させるべきだと言っているのに等しい。


また今回は、この間のような漁船をカモフラージュさせた工作船ではなく、軍隊が持つ潜水艦なのである、その他国の軍隊が領海内で身分を隠し、理由を告げず行動を起こしている事は、情報不足だからこそ、その目的、行動などを調査するためにも、発令は問題なく必要だろう。
そもそも他国の軍隊が、領海内に無断で、隠密行動を起こしている時点で、もはや問答無用でこちらも自衛隊を出さなければならない問題で、何のための防衛、海上自衛隊なのか勘違いしているとしか思えない。


 

何というのか、この馬鹿げた平和ボケした意見が、非常に気になります。
他国の軍隊が無断で領海で行動起こしているのに、「仮に故障した船を潜水艦が助けにいっただけだとしたら」と仮の話を持ち出すその神経、精神構造を疑う。

故障した船を助ける為に入ったとすれば、それこそ軍隊が他国を通過するのですから、まずは当事国が事前に連絡や了承を取ってくるのが国際ルールのはずです。その最低限のルールも守れない国に対し、まずこちらが最初にわざと、いろいろ好意的な事象を考えてあげなければならないのか、そこがまずは「おかしい」と気づかなければ、彼らに防衛意識を考える資格は無いと思う。

さらに、仮の話しを許すのであれば、もちろんその逆、正体不明の潜水艦が、このまま日本のどこか(例えば原子力発電所)に、ミサイルを撃ち込むために来たのかも知れない、と考えられるはず。
そもそも、防災の基本は、常にワーストケースを想定して、先手先手を打って行動を起こすことが簡要なはずで、こんなとぼけた意見を言っている事は恥ずかしいだろう。 仮に、この国籍不明の潜水艦が、緊急事態の発生で事前に通過を通知していたとしても、何か不測の事態に備えて、海上自衛隊で監視する事も、常識だと思う。

発想の問題で、他国の軍隊が無断で進入して来た事は、「故障した船を助けるために」進入した緊急事態だった、と分かった時点で、「侵略の意図は無かった、それは良かった」で安堵して済む話しでしょう、まさに順序が逆です。


 
サマワでも、自衛隊を法で縛っておいて、それで送り出すハメになっている。
軍隊が自分の力を行使するのには、慎重の上にも慎重になるべき、と言う話は反対する物ではないが、運用に当たって、必要以上に縛り付ける行為は、それこそ自殺行為。

笑ってしまうは、自爆テロの車が猛然と突っ込んでいるのに、ROE(部隊行動基準)では、まずはそのトラックに制止を呼びかけ、それでも近づく場合には「これ以上近づくと武器を使う」などと警告する。
さらに、警告を無視した場合は、武器を構えて威嚇し、それでも無視する場合には上空などに向けて警告射撃する。
それでもダメな場合、隊員が身の危険を感じた場合には、正当防衛・緊急避難のため、相手に危害を加える射撃を行う、こう決められています。
みなさん、分かるかと思いますが、上のような手続きを取っている間に、トラックは突っ込んで、多くの自衛官を殺しているでしょうね。

法を整備するとは、この自衛隊員が生命の危機を感じる局面にて、国が運用を決めて派遣をしたのであれば、彼らを信じて、自分達の身の危険を回避させる最善方法を、彼らに任せて、また暴走に対しては厳しく処罰する、そのようなものを整えるのです。
最初から手足を縛って、危険地域に行って来い、と言うのは違うでしょう。


 
こんなナンセンスな規定を、真面目に論議して設けなければ、今の自衛隊は行動出来ないのです、それもこれも、今回の前田教授のような、平和ボケ信者が足を引っ張り、いろいろ難癖つけているからです。
まあ、この「東京国際大学 前田哲男」ぐぐって検索してみれば、この方がどんな思想をお持ちの方か分かりますが、まあこのような人の意見を、真っ先に専門家として載せる毎日新聞も相変わらずの反日ぶりですけどね。

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コメント

私もこの記事を読んで、すぐに前田哲男でググってました。みんな思う事は一緒ですね(笑
自社の思想を外部の人間に代弁させ、記事の責任の所在をはぐらかすやり口にはウンザリですな。

投稿: 色々種 | 11月 10, 2004 23:41

 救出に来た?。領海に入っていた時間は約3時間でかつ
その間一度も浮上していないことから中国の原子力潜水艦
である可能性が高い!というのに、潜行したままいったい
誰をいつどうやって救出するのでしょう(笑)。それに故障
した船を助けるのになぜわざわざ潜水艦を使う??(爆)。

 仮にそうだとして、船のすぐ傍で浮上したら船員を巻き
込んで危険だから当然のことながら救出するためには事前
に浮上しなおかつ相当時間そのままの状態でなければなり
ません。そしてそんなに長い時間浮上していれば海上自衛
隊だって相手がどこの国の潜水艦かすぐ分かるに決まって
るんです!!。

 要は特殊なケースでなければそんなことは考えられない
ということからすれば、確かに単なるイチャモンなのでし
ょうな。それにしても、イチャモンならも~う少し状況を
把握してから専門家らしいイチャモンつけようねぇ、前田
センセ(爆)。故障した船の救出に原子力潜水艦使うなんて
バカなこと(救出したいわば部外者を原潜の中に入れるか
っての!!)を抜かしてると、思想とかそういう問題以前
に軍事専門家として業界で生きていけないぞ・・。

 一方、中国側の反応を見ている限り多分クロで、しかも
計画的ではないものと思われます(シロであったり、また
逆に確信犯であれば、より強い調子であのちょっと言い方
の尊大な報道官殿(笑)がより強い調子でなんらかの声明を
出す筈です)。

 という訳で、彼の思想(元々、筑紫哲也のニュース23
の常連ですからその思想など分かり切ったことなのです)
がどうとか国家の防衛が本来どうあるべきとかいうより、
専門家としての基本的知識やすこし考えればわかるような
常識的な事柄すら完全無視!のこの発言に大いに笑わせて
もらった次第。平和ボケは、どうも自分探しの若者だけの
特権ではないらしい・・。

投稿: 雷電 | 11月 11, 2004 00:50

どもども、色々種さん。

>>自社の思想を外部の人間に代弁させ、記事の責任の所在をはぐらかすやり口にはウンザリですな。

全く同意。

今日になって、毎日はこんな記事も載せておりました。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20041111k0000m070150000c.html">海上警備行動 外交努力でトラブル防げ

省略しますが、「発令の手続きに落ち度はなかったのか。きちんと検証する必要がある。」などとしていますね。
つまり、前田教授と言う隠れ蓑を使って、専門家も言っているので、検証する必要があると言っているのでしょう。

それと、こんなことも書いてあります。
「中国側に言うべきことを言うためには、まずはぎくしゃくした日中関係の改善が急務である。外交努力の積み重ねしかとるべき道はない。日中関係をこれ以上悪化させてはならない。」

潜水艦の領海侵入を、中国に抗議する前に、日中関係の改善をするべきだそうです。
まあ、中国も同じ姿勢で、日中関係が改善されるまで、いろいろ介入して来ないなら、十分に理解できますけどね。

投稿: akinopapa | 11月 11, 2004 19:19

どもども、雷電さん。

仮に、故障した船ってのが、同じ中国海軍の原潜だとしたら・・・なおさら、通過どうそで済まない話ですよね。(笑)

情報不足で、すぐに自衛隊を動かすな、これが彼らの原理原則なのでしょうが、同じ国籍不明でも民間船や漂流船ならともかく、潜水艦ってのは、明らかに軍事用のものですからねぇ。
ちょっと頓珍漢なコメントでした。


>>平和ボケは、どうも自分探しの若者だけの

ああ、香田証生さんですか。(^^;
確かに・・・って、香田証生さんの方が、実際に行動を起こした点では、平和な日本にいて、ただ机上で平和論を振りかざしているだけの教授よりは、はるかにマシだと考えてあげても良いかも知れませんね。(笑)


投稿: akinopapa | 11月 11, 2004 19:19

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