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9月 01, 2004

右翼団体の作成した教科書?

これは私の認識不足でした。
私は、右翼団体と言われれば、スピーカーで爆音を鳴り響かせながら、真っ黒に塗りたくり、「愛国」「憂国」「正義」などの単語を書き並べた車に乗った、ヤクザみたいなこわーいお兄さん方の事かと思っていたよ。(笑)


「つくる会」教科書、野党党首も懸念表明=訪韓の自公幹事長が会談

 【ソウル1日時事】韓国を訪問中の自民党の安倍晋三、公明党の冬柴鉄三両幹事長は1日午前、ソウル市内で、韓国野党ハンナラ党の朴槿恵代表と会談した。朴氏は東京都教育委員会が「新しい歴史教科書をつくる会」主導の教科書を来年開校する中高一貫校で採択したことについて「右翼団体が作成した教科書がエリートを育てる学校で使われることを憂慮する」と述べ、強い懸念を表明した。
 これに対し安倍氏は「日本は国定教科書制度ではなく、各教育委員会が自主的に採択するので、政治は介入できない」と説明し、理解を求めた。 
(時事通信) - 9月1日15時1分更新

 

何度も言うけど、日本は韓国のように、国定教科書として、国が作った1冊しかない教科書を使うのでなく、多くの検定を通った教科書を、それぞれ各地方の教育委員会が採択するもので、外国高官との会談の場で、懸念を述べることに、どんな意味があるのでしょう。
それに、彼らは右翼団体が作ったと言うが、では、彼らの基準で言う左翼団体が作った教科書と、読み比べた事があるのだろうか、絶対に無いだろうね。
ただ、日本の共産党支持者や、朝日に代表されるマスコミなどに影響、騙されたまま、感情で反応しているだけなんでしょうね。


歴史認識の連携だってさ」でも述べたが、小森教授が「つくる会」の教科書を、槍玉に挙げているが、このような意見を持った日本人が、韓国に渡ってその「つくる会」の教科書は、とんでもない教科書だと言って吹聴するので、韓国で「つくる会」の教科書に対し、小森教授の固定概念が入った先入観を植え付け、洗脳したりする事になる。

また、新聞でも朝日などは、東京都が「つくる会」の教科書を、たった1校だけに採択したのに、社説で「東京の教育が心配だ」などと、慌てて取り上げて批判する。
おまけに、卒業式で起立しての国歌斉唱しなかった教師への、罰則問題に絡める始末である。
なんだか、もう必死。


そもそも社説とは、その新聞社の主張として乗せる論説であり、非常に重要な部分であるだけに、取り上げる話題には慎重を期す場所でもあるが、そこに批判として載せたわけだ。
しかも、「この教科書について、バランスを欠いており、教室で使うにはふさわしくない」と言う主張まで展開している。
朝日は、今までの教科書は、バランスが取れていたと思っているのだろうが、そうは思っていない人も当然いても不思議ではないと思うのだが、それを新聞社がマスコミと言う立場を利用し、片方だけを排除しようとする姿勢は、如何なものだろうか。


現に、朝日新聞のこの露骨な社説に対し、産経新聞は異論を唱えております。
もちろん、産経新聞はつくる会の教科書を賛美しているわけではなく、朝日新聞の社説で書かれている内容に対して反論しているだけであり、「バランスに欠けている教科書」と批判する、そのものの考え方のバランスがおかしいとしているのだろう、私も同感なのだ。

 

ともかく、日本の新聞社が、このように1つの教科書を取り上げて、バランスの欠いた教科書として相応しくない、と堂々と断言してしまっているから、韓国も、内容を正確に踏まえずに、感情的に取り上げているのだろう。
おそらく、朴氏につくる会の教科書を読んだ事があるか?、その他の日本の教科書も読んだ事があるか?、この2つを聞いても、ノーと答えるでしょう。
なぜなら、この私から見れば、韓国の歴史認識に照らせば、つくる会以外の普通の教科書の内容も、彼らにとってはとんでもない捏造のオンパレードのはずなんですよね。(笑)


さて、産経新聞の産経抄にも書かれているが、
今度の教科書採択についても、「戦争賛美」とか「侵略肯定」といった教育委員あての反対意見の文言の99%は同一だったという。つまり反対の声はほとんどが組織された“世論”で、実際にあの教科書に自分の目を通していない? 自分で読んでいればそんな教科書ではないことがわかるはずだから。

この部分が全てでしょう。
つくる会の教科書関連でググッてみても分かるが、東京都が採択したことに反対しましょう、抗議のFAXを送りましょう、などの運動が盛んに行われている。
反対運動そのものは、いろんな考えが混在する日本において健全なものだから、気に入らない人は、抗議活動を行えばよいし、それは全然問題ではない。

しかし、ここで重要なのは、東京都に反対する文章の99%(99%と言うのも本当かどうか怪しいとは思うが)が、同じ文章で書かれている、つまりは運動には参加するけど、自分では反対する理由、意見、考えが無いというわけだ。
自分の言葉で反対する考えが無いが、団体に所属しているので反対する、読んだことは無いが、戦争は許せないから反対する、物事を理解していないが、どうやらつくる会の教科書は、右傾化された教科書みたいなので、反対する、といった人が多いと言う点が問題なのである。
どうして、このようになったのか・・・朝日新聞こそ、そのことを究明して欲しいですな。


最後に、貼り付けばかりになっちゃいますが、危険なのは右翼だけじゃないと言う例を、週刊誌の記事で面白いものを拾ったので載せておきます。
話半分としても、さもありなん、といった感じです。


週刊新潮(2001年8月9日号の記事)
「新しい歴史教科書」を逆転不採用に追い込んだ「圧力」の正体

ある町の教育委員会の担当者はウンザリして言う。
「7月25日に決定が覆るまで、もう電話もFAXもひっきりなしという感じでしたよ。
FAXは一応1000通までは数えていたんですが、もうそれ以上は数えきれない。
電話の数もそうです。対応するだけで手一杯。あの2週間あまりの間は、ほとんど
日常の仕事が手につかないほどひっきりなしに電話とFAX攻めでした」
他の市町の教育委員会でも同様の騒ぎが巻き起こる。
「電話やFAXの内容は、協議会の決定に反対が7割で賛成が3割。賛成の人は
だいたい個人で、反対の人は何らかの団体に所属している人が多かった」
というのは、別の町の教育委員会の担当者。
「しかも組織的に動員をかけてやっているという感じを受けました。反対を表明して
いた団体というのは、日教組や自治労、在日韓国人の団体、市民団体などでした。
住所を聞くとほとんどが県外の人たちばかりだったんです」
旧社会党・総評系の団体などは、わざわざインターネットのホームページに各市町
教委の住所や電話、FAX番号を掲載して抗議を呼びかけていたのだから、騒ぎを
大きくするのも容易である。
(中略)
だが、これが役所だけでなく、協議会の委員個人にまで執拗な嫌がらせが行われた
のだから悪質なのだ。
「各委員の自宅にも、電話やFAXが殺到したんです。なかでも新聞に”つくる会”
の教科書採択に積極的だったと書かれた栃木市の教育委員長などは気の毒だった」
と話すのは委員の一人。
「委員長は宮司をやっているんですが、深夜に”神社が燃えていないかい”なんて
電話がかかってくる。一番応えたのは母親のことだったと言っていましたが、やはり
深夜に”90歳のおばあちゃん、杖をついて歩いているけど階段から落ちなければ
いいね”なんて電話もあったそうです。もう、ここまでくると脅迫ですよ。委員長が
不在で夫人が電話を取ると”お前の亭主は何を考えてるんだ”なんて罵声を浴びせる
ものだから、夫人もノイローゼになってしまった。無言電話も含め毎晩こんな調子
ですから参ってしまった」


右だろうが、左だろうが、自分の反対することに対し、極端な姿勢で臨めば、そりゃもう、それ自体が犯罪行為と同じですな。
お互い、それが自分の正義として動いているとは思うんだけど。


 

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