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7月 22, 2004

あの例の3人は、どこにいるのでしょう?

自己責任論の発端となった3人こそ、見習え

関学大ワンゲル部が恩返しのボランティア 豪雨の福井で --------------------------------------------------------------------------------

福井豪雨で建物98戸が全半壊した福井県美山町に21日、隣の同県勝山市の大長山(おおちょうさん)で2月に遭難し、救助された関西学院大学(兵庫県西宮市)ワンダーフォーゲル部の部員6人が災害復旧のボランティアに駆けつけた。

福井豪雨の被害を知った同部副将の竹田祐麻さん(21)は「福井の人に恩返しがしたい」と19日に被災地入りを決意。大学はテスト期間中だが、20日午前にテストを終えると寝袋を車に積み込み、部員の仲裕輔さん(23)と美山町に向かった。夕方には町の施設前の泥をシャベルですくった。21日朝には主将の野田悦史さん(22)ら4部員が合流。浸水で泥をかぶった体育館の床をモップなどで掃除した。6人は「テストが終わったらもっと大勢で戻ってきたい」と話し、同日午後、同町を後にした。

 朝日新聞 (07/21 23:15)


雪山の遭難など、その多くは、被害者本人達の状況判断、認識の甘さによるものが多い。
しかしながら、個人的には、学生が人生において重大な失敗をしたとしても、その後の人生の中で、反省により自分を変えて成長させること、そして迷惑をかけて周囲に対しても、少しずつでもお返しをすることで、十分に取り返すことが可能だと思っている。

ワンダーフォーゲル部という性格上、ある程度の雪山にも挑戦することもあるだろう。
事故にあった当時の状況判断を甘く見た、これに尽きるのだが、自分達だけではなく、周囲に迷惑をかけたこともまた事実。
しかし、過去に同様の事故を起こしたケースで、その後の部員などの取り組みを、知る機会が無いこともあるが、今回の関学の部員のように、自分達が迷惑をかけた分、試験中であってもボランティアで恩返しているといった話は、初めて聞いた。

これはこれで、私は非常に評価したい。


若い頃、無茶をして周囲に迷惑をかけた経験がある人は、この世にゴマンといるだろう。
だが、起こしてしまった事に対し、いつまでもネガティブな気持ちで過ごす事が良いはずが無く、むしろ問題は、その後の当事者がどのように成長するのか、社会に対して、どのような恩返しをするのか、と言った点に尽きると思う。

本来なら、そのような事情が無くても、ボランティアに参加して、困っている人を助ける運動はするべき、と言う正論もあるんですが、学生の多くがボランティアに見向きもしない現状、自分達の行動を反省し、そして助けあう気持ちに感謝し、困っている人を目の前に、自然にボランティアに参加する気持ちになったとすれば、それは拍手を送りたい。


雪山を甘く見て遭難した、これは強く非難されるべきだろう、しかし、同時に、その事故を糧に、反省し、成長する若者には、心から応援し受け入れる、これこそが本当の社会ではないだろうか。


それに対し、言いたい事がある。
正直な話、イラク人質事件の中心人物たちは、国民のみなさんに迷惑をおかけした、と詫びていたはず。
心からそう思うなら、なぜ、今、その恩を少しでも返そうとしない?
同じ困った人を助けるボランティアとして、わざわざ海外にまで行くよりも、迷惑を掛けたと反省するなら、国内で困っている人を助けるボランティアにも参加すべきじゃないのか?
同じ、迷惑をかけたと言っても、今回の関学のワンダーフォーゲル部の部員は、戦地であるイラクに渡って活動する君たちよりも、ある意味、私は賞賛する。

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