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7月 29, 2004

中国との関係

28日付け「日本の国連常任理事入り、中国が反対」に対し、貴重なコメントを頂きましたので、本文でレスを致します。

 日本は、手続き(東京裁判とか援助とか条約とか)はしてきたのかもね。それで、なんとなく仲直りしたつもりになっちゃったんだけど、ほんとは違う。などということはないのでしょうか?

  私は無知なので、世界でどのような政治運動が起き、どんなことを外交カードに使い、どのような教育がなされているのか、すべてを把握していません。
 必要以上に自虐的になるのは反対ですが、無知なるが故に無神経になってはしないかと、けっこうビビッテます。(ある報道番組で在日朝鮮人を特集していました。在日の少女は「朝鮮に帰れ!とか言われますよ。誰が連れてきたんだよ、って感じですよね(笑)」と笑っていました。無知で人をののしってしまうのは、この国の教育とか情報隠し、とまでは言わなくても、臭いものにはフタ、とか、「まあまあまあ」って言っているうちに、本質を検証せずにすませてしまう国民性ゆえでしょうか)

  外交において、相手に弱味があればそれをカードにするってことは、ブッシュの世界戦略でも同じ様なものでしょうか。私は無知なので、世界中の国の状況は知りません。人間一人一人の感情なんて、もっと知りません。進歩がないのは日本人かも知れないし、中国・韓国人かもしれないし、ブッシュやシャロンや小泉みてると、世界中かもしれません。
(ブッシュのイラク侵略にフランスが参加しなかったことに対して、大勢のアメリカ人が「ナチから解放してやった恩を忘れて!」と怒り、フランスワインを大量にどぶに捨てました。フランスのワイン業界の輸出不振にもつながっていると言うから大ごとです……)

  とにかく、ちゃんとした検証と総括が知りたい。それから言いたい。(大豆さん) 

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 なんとなく仲直りしたつもりになっちゃったんだけど、ほんとは違う。などということはないのでしょうか?

少なくとも、国交が回復したわけですから、これで仲直りしたと思っても、問題ないでしょう。
おまけに日本と中国は、平和条約を結びました。 「平和条約を締結する=仲直り」これ以外に、どう解釈するんでしょうね、これでも仲直りしたつもりがないなどとは、そんな話は過去にも無いです。(笑)


ただ、中国がその後も、日本に対して難癖つけてくるのは、1つは中国のしたたかな外交、1つは反日教育による国民の視線を政府からそらせてきた政治のため、1つはアジアにおける、中華秩序主義とも言うのかな、中国の立場、プライドによる牽制など、いくつもの要因はあると思います。
もちろん、「過去のことを水に流す」を潔い、美徳とする日本人精神と、「死者に鞭打ってまで恨みを晴らす」が中国の国民感情として常識なのかは知りませんが、そのような文化・民族的な違いも大きな原因があるでしょう。


日本のマスコミは、歴史認識が誤っているから中国が怒っている、と言う表現をしますが、果たしてそうでしょうか?
中国政府が、日本の歴史認識が誤っているなどの感情的な考えを、自分達の党益、国益よりも優先させる事などありますか?
あり得ないでしょう、片手で日本からのODAだけは受け取っておいて、片手で歴史認識を非難するってのは、まさに中国のしたたかな外交を示す証左です。

私が思うに、それら全ては、中国政府による牽制でしょうねぇ。 
靖国神社参拝にしても、中国側は単なる外交カードとして使っているだけですよ。

国民感情が許さないなど、いかにもという感じで中国政府は訴えておりますが、要するに、チベットへの侵攻、共産党独裁政治による圧政などに対して、日本と言う外敵を作ることで、国民の目をそらせてきたその反日教育の結果が、その国民感情なわけですから。
そもそも、靖国に眠っているA級戦犯で、1937年の日中戦争に関わった人物って、どれだけいるやら、知らないで国家のプロパガンダに従い、感情的に反対しているわけでしょ?

だからこそ、そのカードをちらつかせるだけで、日本は国内でもかなり動揺させている手際は、本当にすごい。
国内の靖国参拝反対派の意見の中には、周辺諸国が反対するからやめよう、だなんてまさに中国の狙い通りに踊らされている人も、かなりいます。
本当に、そういう意味では、したたかな外交が際立つんですよね、中国は。
日本にも、是非ともこのうまさを見習って欲しいものです。

  

無知で人をののしってしまう

大豆さんが紹介してくださった報道番組は、残念ながらみておりません。
私はもちろんその場にいませんので、どのような意味合いで「朝鮮に帰れ!」と言われたのか分かりませんが、この言葉1つを取っても、いろんなシチュエーション、意味が考えられて、非常に興味深いですね。
私は「朝鮮に帰れ!」と吐いた人は、その人の考えが分からない限り、単純に「無知」だとは断言はしませんが。(もっとも、帰れなど、言葉遣いは悪いし、とても賛成はしませんが)

誰が連れてきたんだ、とその少女は言ったそうですが、私は在日の方が、全員強制的に連れられてきたとは思っていません。
中には、将来を夢見て渡ってきた人たちもいたはずですから、彼女の立場を知らない私は、単純に在日=強制連行=気の毒だとは思っていませんので、これだけでは判断が出来ません。


  

 外交において、相手に弱味があればそれをカードにするってことは、ブッシュの世界戦略でも同じ様なものでしょうか

ブッシュの世界戦略に限らず、外交にはいくつものカードを持って行うのが普通でしょう。
北朝鮮だって、拉致問題(拉致家族を人質として)を平気で外交カードにするでしょ、もっと言えば、ブラフかも知れない、一連の核カードも、十分な外交戦術です。
まあ日本も、ODAと言う経済援助するかわりに・・・みたいな、見方を変えれば卑怯なカードもあれば、北朝鮮に対しては万景峰の入港禁止などの強気のカードだってありますけどね。

みんなどの国も、外交を行う上では、カードの種類は多ければ多いほど助かるし、用意すると思いますよ。
もちろん、カードの中には、悪魔マークの「戦争」と言うカードも、持っている国も多いでしょうね。
アメリカはイラクにそれを切ったわけですが・・・もっとも、このカードをすぐに使うバカはいませんけどね。
いろいろ外交を行い、相手の譲歩を引き出そうとしながら、最終的には交渉が決裂した場合に使用するのでしょうが。
まあなんにせよ、どのカードを切るのかは、その時の政府の考え次第でしょうけど。


そう言えば、先ほどの、中国が持つ「靖国神社参拝反対」も、外交カードですよね。
国民感情を利用し、何らかの譲歩を日本に持ち出して、有利に交渉させるためのカード。
日本は、そんな中国の揺さぶりには「内政干渉」で突っぱねれば良いのですが、国内には日本よりも中国側を応援する人もいて、中国に利用されたりするんですよねぇ。

これも、仮に日本が靖国神社参拝をやめたとしても、中国は絶対に新たに次のカードを作って来ますよ。
最近は、アメリカが沖縄返還時に日本に返した尖閣諸島も、自分のものだとか、海底資源を掘ったりと、新たなカードを作って持ち出していますからね。

外交において、相手の譲歩を勝ち取って、自国の利を得るのも国益ですし、弱味を突くのは、ある意味外交の常套手段の場合もありますね。

  

 とにかく、ちゃんとした検証と総括が知りたい。それから言いたい。

まあ、これが一番難しいですね。

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コメント

 こちらでは初めての発言となります。よろしくお願いします。

さて、タイトルについてですが、正確な理解のためにちょっとだけコメントさせて
頂きます。

>(ある報道番組で在日朝鮮人を特集していました。在日の少女は「朝鮮に帰れ!
>とか言われますよ。誰が連れてきたんだよ、って感じですよね(笑)」と笑って
>いました。
(勝手ながら改行させて頂きました)

上記引用についてですが、最近タイムリーな書籍が出ました。

『在日・強制連行の神話』 鄭 大均(著) 文春新書 680円+税

お暇なら、一度読んでみると良いと思います。結論から言えば、現在の在日韓国人
或いは朝鮮人(の祖先)で強制連行によって無理やり連れてこられた人はほぼ皆無
だということです。正直、この本を読むまでは、既にコメントをされた大豆さんの
ような考えでした。無論、強制連行された人ばかりが今もって祖国に帰らないのは
おかしいとは思っていたので、強制連行ではない人もいるとは思っていましたが、
まさか現在の在日で強制連行された人々がほぼゼロとは・・。ちなみに本当に強制
連行された人々は、終戦後数年もしないうちにその殆どが嬉々として祖国に戻った
そうです。冷静に考えてみればそれが当然の発想であり行動でもあるんですよね。
また、どうしてそのような誤解が生まれたのか、そしてそういう“ウソ”が広がっ
た或いはそれを広めたのは誰なのかということ、当の在日がこの事実を知らないと
いうのはどうしてなのか?等についても触れてあります。

 鄭大均氏の著作は他にも何点か持っていますけど、私の知る限り彼はウソを書く
ような方ではないと思うので、内容の信憑性は問題ないと思います。繰り返しには
なりますが、是非一度読んでみて下さい。

 タイトルについての全般的な意見を書くと、個人的にちょっとキリがなさなそう
な感じなので(笑)、割愛させて頂きます。

投稿: 雷電 | 7月 29, 2004 19:13

 ども、大豆です。いきなりのコメントに、ご丁寧にありがとうございます。

 なぜ、コメントしたのかと言いますとAkinopapaさんの記事が「自信に満ちている」ことが、ちょっと不思議だったからです(このブログも)。
 私は今年45才になりますが、私は子供の頃に日中戦争(中国から見れば侵略?)などについて、詳細を教えてもらった記憶はありません。いろいろな本や記事は読みましたが、国家として総括したものには触れていません。ですから、私にはAkinopapaさんのような自信がないんです。
 ただ、感じるのは、日本とドイツの戦後処理には大きな差があると言うことです。戦後補償に対する対応は似たり寄ったりですが、「戦争犯罪」に対するスタンスは大きく違います。中国の雑誌がドイツの常任理事国入りを支持して、日本を支持しない理由はこの辺にあるのではないのでしょうか。

2002年7月の記事 http://www.worldtimes.co.jp/w/eu/news/020705-201912.html
>元ナチス親衛隊に禁固7年-独
> 【ベルリン5日豊田剛】ドイツのハンブルク地方裁判所は五日、
> 殺人容疑に問われていた元ナチス親衛隊のフリードリッヒ・エン
> ゲル被告(93)に、七年間の服役を命じた。
>  エンゲル被告は、イタリアのジェノバでナチス親衛隊を指揮し
> ていた一九四四年当時、ドイツ人戦士五人が殺された報復として
> イタリア人囚人五十九人の殺害を指示した。
>  被告は昨年、新聞紙上で「殺害も命令もしていない」と容疑を
> 否認、自らもナチス戦争による犠牲者であることを強調した。後
> に、殺人現場に居合わせた証人が現れたことなどから、裁判官は
> 「残酷かつ不法な殺人」と判断した。

 わずか2年前です。1つしか見つけられませんでしたが、同様の旧ナチス関係のニュースは過去に何度も見ました。「なあなあ」ではなく「見え見えに」正式処理することで、ドイツは周辺諸国や国際社会にバッシングの材料を与えない、という外交戦略をとっています。国益を考えて、もっともいいと思われる道を選択したのでしょう。
 日本はどうでしょう。現在も中国で毒ガス処理していますが、日本国内にもプロパガンダしない(メディアにも問題ありますが)。情報隠蔽体質で(というか旧軍人やその遺族に気を遣って)ずっと来ていると思うんです。それがポッと出の反日運動家たちに大騒ぎの口実を与えてしまっているんだと思います。靖国参拝なんて、やめてしまえばいいのに。それが国益だと思うのです。ドイツでは、旧ナチス親衛隊員の墓なんか国家元首がお参りしたら大変なことになります(過去にありましたよね)。

 私も広義で言えば「遺族」の端くれ?でしょうか。おじいさん(母方-旧陸軍少尉)が沖縄戦で自害しています。子供の頃は靖国に初詣に行きましたが、もし、死者を悼む気持ち、敬う心があるなら、なにも靖国に出向かなくてもおまつりすることはできるはずです。国益を損ねてまで、なんで行く必要があるのでしょう。政治家の私利のため? 行かないでください!

 国家同士の約束事なんて、個人にはあんまりピンと来ないですよね。「見え見え」であっても、賢く振る舞ってもらう方が「わかりやすい」=国益にかなうと思います。
 それでも騒ぐ輩はいるでしょう(政府がその騒ぎをどうするかは情勢次第)。日本だって安保闘争とかしてきたわけで、その時、市井のアメリカ人が「腹立ちます」と言ったかどうか知りませんが、そうした自由は中国人にもありますからね。
 私の望みは「日本が国としての総括をすること」と、政治家は言動に気を配り「カシコイ国家になってほしい」ということです。これまでのやり方を続けていては、いつまでたってもODAを外交カードだと思ってるのは日本だけ……。(^_^;

 日本国民も「キレない」ことが肝要です。

 ちなみに在日の特集は、旧ニュースステーションの「在日朝鮮学校」の特集だったと思います。拉致事件で朝鮮総連などにイヤガラセが相次いでいた頃です。チマチョゴリを着た娘たちにも……。

 すいません、また長文で。

投稿: 大豆 | 7月 29, 2004 20:24

大豆>雷電さん

>『在日・強制連行の神話』
探してみます。ありがとうございます。

>キリがなさなそうな感じなので(笑)

確かに(笑)

投稿: 大豆 | 7月 29, 2004 20:32

雷電さん、コメントありがとうございます。

鄭大均氏の書籍は、マジメに一冊まるまる読んだことはありません。
しかし、WEBで検索でもすれば、かなりの数が引っかかりますし、彼の考えや意見と言うものは、多くの人が引用されておりますし、少しだけ知ることは出来ますね。

彼の(書いた)意見の中で、特に注目したのは、在日韓国人が毎年減ってきている、在日韓国人の終焉は近いというものですね。
彼ら(在日)は、日本で生まれ育って、「韓国人(韓国籍を持つ)であるが、韓国への帰属意識が稀薄」、同時に「韓国籍を有する外国人であるが、外国人としての意識が稀薄」、この在日の不安定な立場を、指摘しておりました。

私は、基本的には外国人参政権は無用論者です。(ここにも民主党関連で、何度か書きましたが)
参政権が欲しければ、国籍をとってくれ、自分の立場を明確に宣言してくれ、と言う考えですから。
その意味では、参政権とは彼ら自身の決意次第だと言う考えは、上の鄭大均さんの、現在の在日は、双方の立場に帰属意識が希薄であると言う意見の影響も受けております。

『在日・強制連行の神話』手に入れて、正式に読んで見たいと思います。

>>まさか現在の在日で強制連行された人々がほぼゼロとは・・。

この辺のことは、HPで引用されていた人がおりましたので、実は知っておりました。
ただまあ、強制連行されたと信じているグループもあるし、私の生きていない時代の話で、いなかったと断言もできないので、あんな表現をしましたが、基本的には、現在残っている在日の方は、「自分の意志で残っている」と私は思っています。


>> タイトルについての全般的な意見を書くと、個人的にちょっとキリがなさなそうな感じなので(笑)

長くもなるし、コメントで返すような内容でも無いですね。
ここが掲示板であれば、もっと良かったのですが。
また、一部分でもよいので、何かあれば書いて下さい。

投稿: akinopapa | 7月 30, 2004 19:52

こんにちは大豆さん、いいえ、こちらもありがとうございます。

実は、ブログに書くネタを毎日考えるのも面倒で、今までは不定期に書き込んでいましたが、大豆さんのおかげで、久しぶりにいろいろ書いています、こちらこそお礼を言わなければなりません。

今回のコメントも、かなり面白い話なので、申し訳ないですが、こちらもまた長くなるので、30日付の「http://papa.air-nifty.com/neboke/2004/07/post_12.html">戦後の日本とドイツ(ほか)」に移させてもらいます、よろしくお願いします。


ちなみに、冒頭部分だけここでレス致します。

>>なぜ、コメントしたのかと言いますとAkinopapaさんの記事が「自信に満ちている」ことが、ちょっと不思議

あら、そんなに自信に満ちていますか?(^^;)ゞ
先ほどの雷電さんのレスにも書きましたが、強制連行でも、自分では現在は「いない」と思っているけど、大豆さんの考えも分かるし、断言できるはずもないので、「全員が強制的に」と言った表現に変えたりと、これでも気を遣っているつもりなんですけどね。(笑)


ただ個人的に、この手の記事を書くときには、「自分の考えをしっかり書く」と言う事だけ気をつけています。
「現在の自分の考えははこうだ!」と書いてあるので、それで断定的な表現が多くなり、「自信に満ちている」と見えるのかも知れませんが、他人の意見を受け入れないとか、間違った考えを訂正しないとか、そういった事はありませんよ。


まあ、人はいろんな意見を持っております。

現時点で自分の主張をしっかり持って書くと言う事は、多少、そのために断定口調にはなりますが、読まれる方は、そのほうが問題点もハッキリ見えて来るのではないかな、と思っています、違和感も同時に覚えるかも知れませんが。(笑)

「自信に満ちている」と感じてくれる事は、光栄ですが、書いている本人は、自分の意見が絶対に正しいとは思っていないわけで、ただ自分の今の考えは、「こうだ!」と叫んでいるだけですから。
教科書を読んで、日本政府に反感を持った14歳(新聞に初めて投書した年齢)から、今まで数十年、何度自分の主張がコロコロと変わったことか。(笑)
結局、多くの人と意見を交換し、自分の知識を増やしたい、少し考えを改めたりする、そんな機会を求めて、書いております。

まあ私も42歳ですから、大豆さんと大して年齢は違いませんよ。


投稿: akinopapa | 7月 30, 2004 19:57

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