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6月 08, 2004

火事場泥棒と感じるけど

この京都新聞から持ってきた記事ですが、新解釈ってどうなのかな。


議長席降りても実権あり 参院事務総長が“新解釈”

 川村良典・参院事務総長は8日午後の議院運営委員会理事会で、不信任決議案を提出され議長席を副議長に譲った議長でも「議場整理権」という実権は失っていないという“新解釈”を示した。

 先の本会議で不信任案を提出されていた倉田寛之議長が議長席に着き、本岡昭次副議長の「散会宣言」を無効とした根拠について、事務総長は「(議長には)不信任案そのものは扱えないが議場を整理する権能は残っている」と述べた。参院先例録は「議長の信任に関する議事については、副議長が議長の職務を行う」とだけ記している。

 民主党が、副議長の散会宣言は国会法117条の「議長は、議場を整理し難いときは、休憩を宣告し、または散会することができる」との規定に基づき、有効と主張したのに対し、事務総長は「私どもが認識する限り、整理し難いという状況ではなかった」と否定。

 倉田議長が議事を進めたのは、散会宣言後の議事進行を禁止した参院規則85条に違反するとの追及には「散会宣言が無効なので、その適用はないものと考えている」と反論した。(共同通信)


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共同通信では、不信任決議案が出されて、議長席を副議長に譲った場合、議長は権限を失っていない、と言う判断を「新解釈」だと断言しているが、これって当たり前だと思っていたよ。

例えば会社の役員会でも、社長が議長を務めると思いますが、その社長に対する解任動議がなされた場合は、議長自身の問題を、議長が議事進行することは出来ないのは、極当たり前のことですから、当然、一時的にでも議長が副議長などに権限を譲り、副議長がその解任動議に対して採決を行いますね。
しかし、議長から一任されたからと、副議長が必要な議案採決を取らず、議事を勝手に進めてしまっても良いはずが無いでしょう。

こんな事が認められれば、副議長と仲間が一人いれば、気に入らない議案がある会議は、早々と終わらせることが出来ますよね。
誰かが解任動議(不信任決議案)を提出、この時点で議長は交代なので、副議長が「散会」と言えば、会議なんか一切進まずして何事も終わらせる事ができます。

こんなこと、会社レベルでやられても困るが、国会で堂々とやられては、もっと困る。
国の運営を司る国会において、数の理論で自分達の主張が通りそうもない時、副議長を抱きこんで、すぐに不信任決議案を出せば、国会が進まなくなると言う理屈では、民主主義のための「不信任決議案」を悪用したやり方でしょう。
常識で考えれば、分かりそうなことなのに「新解釈」とは、これまた恐れ入った・・・・
と言うか、共同通信って民主党支持でしたっけ? それとも、反自民党でしたっけ?

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