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5月 18, 2004

未納話、いい加減、ウンザリだ

いい加減、ウンザリだ

<民主党>小沢氏、代表選出馬を辞退 年金未加入で

 民主党の小沢一郎代表代行は17日夜、東京都内の党本部で緊急に記者会見し、自らに国民年金の未加入期間があったことを明らかにするとともに、「現時点で次の政権を担う民主党の代表になることはふさわしくない」と述べ、18日の代表選への出馬辞退を発表した。これにより、菅直人代表の年金未加入問題を契機に、小沢一郎代表代行の昇格で調整が進められた新代表選びは振り出しに戻った。小沢氏の立候補辞退を受け、同党では幹部らが対応を協議、岡田克也幹事長の代表就任案などが浮上している。

 小沢氏の説明によると、未加入期間は1980年4月から国会議員にも強制加入が義務づけられる直前の86年3月までの丸6年間。小沢氏は「小泉内閣の閣僚による国民年金保険料の未納問題に端を発した年金不信は頂点に達している。政治責任は全くないというわけにはいかない。政治的けじめをつける必要がある」と用意したコメントを読み上げた。

 また、自身の未加入問題に関し、「支持して下さった皆様に多大の迷惑をおかけしたことを心からお詫びするし、決断を理解下さるようお願いします」と陳謝した。

 同党は先月28日、「次の内閣」の閣僚について、国会議員が強制加入になった86年4月以降に限定して納付状況を発表した。この際、「副総理」の小沢氏は(1)86年4月~02年4月の193カ月全期間について定額納付済み(2)02年5月に満60歳に達し、納付期間を終了した――との資料を提出していた。

 小沢氏の立候補辞退を受け、同党は同日夜、党本部に菅直人代表、岡田氏ら現執行部が集まり、対応を協議した。幹部の一人は「立候補者がいなくなった以上、代表選出を一任された岡田氏が責任をとって就任して、早期に事態の収拾をはかるしかない」と述べた。(毎日新聞)[5月17日21時21分更新]


昨夜のニュースで申し訳ないが、小沢氏も年金問題で辞退してしまった。
しかも、未納ではなく未加入であったにも関わらず辞退すると言う、何でも、首相と刺し違える為だとか、本当にバカバカしい。
もっとも、小沢氏の辞退は、単純に未加入の責任を取ったわけでなく、自分が代表になる時期が悪く、望んでいたフリーハンドでの運営も出来ない上に、期限が秋の民主党代表選挙までというのだから、最初から降りたかったのがミエミエで、今回のは単なる口実でしたけどね。

それはともかく、マスコミもいつまで未納者を追いかけるつもりなんでしょうね。
最初の閣僚3人まではともかく、その後の未納者続出の状態を、嬉々とした様子で報道し、何年も前の重箱の隅をつつくような事をやっているんだろう。 特に、報道ステーションなんか、今日は何名増えましたとか、スタジオに納まりきれないところまで来たとか、スタジオに写真全開で喜んで放送を流している。
せっかく、報道ステーションは年金問題には時間を割いて、改革法案などの問題点も追求している点では、個人的には評価しているのだが、それも台無しだ。


言うまでもありませんが、年金システムを変える、年金法の改革が行えるのは、直接的には国会議員しか出来ない話です。
マスコミがどんなに個人攻撃しようが、未納者を追及しようが、問題点を指摘しようが、直接マスコミは年金法と言う法律を変える事は出来ません。
国民ですら、選挙という手段で、国民のための政治を行ってくれると、個人が思う議員を選出するだけなので、「間接的」にしか関与出来ない。マスコミなどは間接的立場の国民への、情報提供と言うさらなる間接的な存在としてしか、年金法には関与出来ないことを自覚すべきでしょうね。


それを理解すれば、いつまでも国民に「誰々は年金未納だった、悪いやつだ」的な報道を続けることに、全く意味の無い事だと気づくべきでしょう。国民への情報提供として重要なのは、年金のどこが問題であり、改革に当たって何が障害となるのか、与野党の提示する改革法案では何が問題で、何が解決するのか、他国の年金法はどのようなもので、日本と違うものは何か、日本はどれを参考に出来るのか、その国ではその方法で何が問題なのか等等・・・・・・
少し考えるだけでも、国民に伝えたい判断材料は多いこと、年金問題に限っては、いつまでも犯人探しに躍起するのがバカらしいことだと、なぜ気づかないのだろうか。


現時点で、国会議員の未納については半端な数字じゃない事は、もう誰もがわかっている。
自民党だけならまだしも、民主党、公明党、社民党、それに福祉を前提に出す共産党にも発覚した、これは個人の資質云々と言うより、システムの問題であることは明白。
おまけに、彼らを批判していた報道する側、キャスターや評論家にも未納が発覚しているのだから、追いかける行為に意味があるのかと、疑問を持つのも当然でしょう。

断っておくが、彼らを批判する多くのマスコミや国民も、自分では完納していると思っていても、気づかないうちに未納している可能性があるのを忘れないことです。
例えば4年制大学に通っていた人では、20歳を超えた時の支払いはどうしていたのか、自分で払った人はほとんどいないだろう、親が払ってくれていたはずだが、自分で調べてみれば良い、もしかすれば親も忙しくて手続きを忘れているかもね。
社会人に入ったとしても、倒産や転職を経験した人は気をつけた方が良い、手続きの切り替え時に1ヶ月ほど空白があるかも知れない。


報道記者の中には、法案を作成する議員と、市民とでは未納に対する「重み」が違うと、公然と言う人もいる。
ふむ、「未納した」と言う行為は同じなのに、自分のことは棚に上げて、他人を批判する、それが報道記者の精神らしい。
刑罰でも、法案を作る国会議員は罪が重くて、市民は軽くなるのかね?
私は、自分のことを棚に上げて、他人のことを批判し、おまけに自分は報道のために正当なことをやっているんだ、みたいな、自分の正義感に酔って、正義を振り回す態度ってのは、大嫌いなんだよね。
同じようなこと、みんな、マスコミに感じないかな。


責任と言う面では、確かに重さは違うが、政治家への責任とは、マスコミの追求で閣僚や代表を辞めることではなく、選挙によって「国民」審判を仰ぐこと以外にないでしょう、それが民主主義国家でしょ、決してマスコミが独善的に一方を断罪して、非難させることではないです。

言い換えれば、国会議員の仕事(国家や国民のための政治をおこなう)を疎かにする人が、相変わらず当選してくるのは、それこそ国民の政治意識の低さであり、マスコミのモラルの低さであることを物語っているようなもの。
これほど広範囲に広がった問題に対し、相変わらず未納者追及を行い、国民への情報提供として、未納者は誰かを面白おかしく伝えるだけ、だから有権者は政治家の仕事とは別に、未納者は誰だったかな、もう投票しない、といったレベルに追い立てているのが、今のマスコミなわけで、これじゃ、小学生の学級委員長に「誰々が良い」と投票するのと同じようなものだ。

日本は確かに現在は平和です。 でも、遠い過去に起こった事の重箱の隅を突っついて、後ろ向きの議論に終始してしまう、低俗な国民になってはならない。

不祥事が起きたら2度と不祥事が起きないシステムを構築出来るかどうかが、政治家には重要な資質だと思う。
私が野党を特に嫌いな点は、過去に起きた失敗を、必死で非難するだけで、具体的な対案やシステムの再構築を提案しないところ。
不祥事を非難するだけで、国がまともな方向に進むなら、政治家などいらないし、世話はないよね、非難するだけでなく、きちんとした提案が出来なければ、政治家としての意味が無い。


ニュース23でも、(年金制度そのものの見直しよりも)議員の未納を声高に批判していた筑紫哲也氏が、自分も未納していたと知って、恥ずかしくて出演を自粛している。
本当に馬鹿馬鹿しい話で、未納に対する個人攻撃を行うから、自分にも火の粉が降りかかっただけで、最初から年金システムそのものの問題点を取り上げていれば、いざ自分が未納者であっても、それにより番組を降りるのは簡単だが、それ以上に、年金問題そのものを取り上げ続けるほうが、報道には大事だと言う、当たり前の本質に気づいていたはずで、まったく昨今のマスコミ報道には、本当にうんざり。

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