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4月 26, 2004

責任をどうやって取ってもらうか

国民年金 中川経産相ら3閣僚が保険料を未納

 中川昭一経済産業相、麻生太郎総務相、石破茂防衛庁長官の3閣僚は23日午前の閣議後会見で、国民年金の保険料を納めていなかったことを明らかにした。国民に保険料支払いを求める政府の閣僚から未納者が発覚し、保険料の引き上げを盛り込んだ年金改革関連法案に反対する野党側は「21年間払っていない中川氏は悪質。政府は法案を出す資格はない。(未納の)閣僚を辞めさせるか、法案を出し直すかだ」(野田佳彦・民主党国対委員長)と批判。同日午前の衆院厚生労働委員会は、民主党が中川氏らの出席と答弁を求めたため、たびたび中断した。
 中川氏は「83年2月に(旧日本興業銀行を)退行し、12月に国会議員になって今まで国民年金を払うのを忘れていた。まったくのミス。おわび申し上げたい」、麻生氏は「96年11月に経済企画庁長官に就任した時、厚生年金を国民年金に切り替えるところで怠ったため、00年9月に60歳になるまでの約3年10カ月が未加入になっている。お騒がせして申し訳ない」と、それぞれ陳謝した。中川氏は02年以降の保険料を先週納付したことも明らかにした。(毎日新聞)


これは先週の23日に発覚したので、記事はいつのものでも良いのだが、まあ、呆れるばかりですな。

実を言えば、私も会社の倒産を経験しているので、厚生年金と国民年金の切り替えと言う問題を経験した。
倒産によって無職になり、暇だったので手続きとか自分でやったが、国会議員ともなれば、確かに家族か誰か他の人に面倒な事務手続きは任せるだろうけど。
今は、自分達で会社を作ったので、また手続きが面倒だったけど、今度は会社で一括してやったので、自分ではやらなかった。


確かに、大臣にもなった3人が「うっかり」で済まされるほど、簡単な問題ではないと思うが、個人的には、これぞまさしく、年金制度のシステムが複雑で、難解であるかの証明ではないか、そう思っています。
民主党が目指す一元化は、まさにこの複雑なシステムを改革するものです。
まあ、今の民主案には賛成できないけど、一元化だけは大賛成かな。

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あと、未納の大臣達よりも腹が立つのは、社会保険庁です。

社会保険庁は、閣僚の未納問題について、「プライバシーの問題もあり、本人の了解なしに加入状況を調べるわけにはいかない」と説明したそうですが、「お前はバカか!!」と言いたいですな。(笑)

「本人の了解なしに加入状況を調べる」のではなく、「長期間未納しているものを調べる」だけで十分でしょう。
中川経済産業相などは21年間未納なんですから、長期間の未納者のリストさえあれば、中川大臣などすぐにチェックできるでしょう。

支払能力がありながら、支払わない悪質な未納者に強制徴収を始めたそうですが、21年間政治家やっている人間は、当然支払能力がありだと判断されると思うのですが、そのケースが悪質に入らないこと自体が、異常ですよね。
どんな基準で「悪質」と判断しているのか、判断基準が曖昧で、社会保険庁にその資格が無いのが明白です。

また、それ以前に、江角マキコも石破茂防衛庁長官も言っていたけど、未納者に「未納通知」さえ出しておけば、払った人も大勢この世にはいるのではないか?
税金が未納なら、必ず通知が来て、取立てまで来るのに、年金に関しては未納通知さえ出していない。
年金の未納者が増えている(今は4割)とか、年金の財源不足だとか言われて久しいが、未納者に対し、通知を行うと言う基本的な作業すら行わずに、未納者が多いなど困ったと言う資格が、社会保険庁、いや厚生省にあるとは思えないです。


もはや、年金問題とは、単にシステムの改革だけでなく、今までの行政のツケ、厚生省役人にどのようにして一部でも負担させるか、どのような責任を取らせるか、それが大事でですね。
未納者が増えたと言っても、通知もせずに真剣に取り立てもせず、一部の国民にだけ強制徴収を行い、ポーズだけは作るその態度、自分達は天下り先や、年金をポンポン湯水のように無駄遣いをした、その過去のツケ、それら全てが役人(政治)不信につながり、年金制度不信に繋がっている。


政治家への不振もさることながら、厚生省への責任をどうやって取らすのか、そこまで踏み込まなければ、年金改革は何をやっても信用されないだろうね。

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